
9月17日、高円宮杯JFA U-18サッカー プリンスリーグ2022九州の12節、暫定2位のV·ファーレン長崎U-18と暫定首位の神村学園の直接対決が長崎市田中町の長崎県スポーツ協会人工芝グラウンドで行われ、前半にV·ファーレンが先制するも、後半の畳み掛けで神村が逆転し、1-3で神村が勝利。プレミアリーグプレーオフ争いは神村が抜け出す格好になりました。



スタメンとフォーメーション。
V·ファーレンは、前節サガン鳥栖2nd戦と同スタメン。しかしベンチにはエース七牟禮蒼杜が復帰。
神村は、セレッソ大阪内定のMF14大迫塁とU-19代表候補のFW13福田師王が揃い踏み。ベンチにはU-16代表候補の10名和田我空と16吉永夢希もいます。

前半はV·ファーレンの狙い通りであったかと思います。どちらかといえば神村がボールを保持し、長いボールも交えながら攻め込む展開ですが、V·ファーレンは我慢して2トップへのロングボールを上手く使いながらゴールへの道筋を探ります。

神村13福田もゴール前では存在感がありました。公表の身長は178cmと大きくはありませんが、地面と垂直に飛ぶジャンプからの高さは頭一つ抜けており、それを武器としている印象を受けました。

しかし、V·ファーレンの1年生GK12黒瀬もハイボールには強く、DF陣の身体を張った守備で耐えることが出来ていました。

30分過ぎにはパスを繋いで前進し、左サイドの崩しからFW16宮崎陽、MF6横田の連続シュート。

そして、36分。DF4古田からのロングフィード。


これを上手く裏に抜けた9菊池が決め、2試合連続のゴールで先制。

前半終了間際には神村が14大迫のフリーキックがポストをかすめますが、そのまま1-0で前半終了。

後半は立ち上がりからギアを上げる神村。V·ファーレンの2トップに対する当たりも激しくなり、ロングボールから起点を作っての前進が難しい状況に。それでも前進出来たときは3髙木のミドルシュートがわずかにバーを越えるなどの場面は作ります。
が、雨足が強まると共に押し込む神村。

64分、左からのクロスを13福田がぴたりと合わせ、叩きつけるヘディングで同点。上手くGKも外されたクロスから。

ここでV·ファーレンはエース13七牟禮を投入しますが、神村の勢いは止められず。

2分後の66分にはゴール前にゴール前に雪崩れ込み、混戦から14大迫が左足で叩き込み、逆転。
何とか押し返しにかかるV·ファーレン。

ようやく高い位置で持てるようになってきた74分、神村のカウンターから前半途中から入っていた10名和田に左足で決められて1-3。


終盤13は七牟禮と前線に上がった4古田へのロングボール、3髙木のロングスローなどパワープレーでこじ開けにかかりますが、ゴールは割れず、試合終了。

V·ファーレンにとっては厳しい試合となってしまいました。神村とは勝ち点が離れてしまいましたが、まだプレミアリーグプレーオフ圏に入るチャンスは十分にあるので切り替えてほしいです。
しかし、神村は強かった。元々上手いチームというイメージがありましたが、今年は強度が高まっている印象です。
でも悔しい。今回は安部大晴と七牟禮が健康体ならばと思ってしまいますが、思っても仕方ないので、また切り替えて応援します。
でも悔しい。今回は安部大晴と七牟禮が健康体ならばと思ってしまいますが、思っても仕方ないので、また切り替えて応援します。