KYFA 2024年度 第34回九州クラブユース (U-17) サッカー大会がスタートしています。クラブチームの新人戦で、3年生を除いた2、1年生が戦うトーナメント戦です。
V·ファーレン長崎U-18は1回戦でヴェルスパ大分U-18宇佐と対戦予定でしたが、雪のため中止。中止の場合はシード順上位のチームが勝ち上がりとなるため、2回戦進出。一方、ロアッソ熊本ユースはBeetle Youth U18(福岡県)に8-0で勝利して上がってきました。
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[2月16日(日)12:00 KYFA 2024年度 第34回九州クラブユース (U-17) サッカー大会 2回戦 @島原市営陸上競技場]
ロアッソ熊本ユース 5(2-3/3-1)4 V·ファーレン長崎U-18
得点者
4分 宮口 裕多(V·ファーレン)
18分 西門 樹浬(ロアッソ)
29分 西門 樹浬(ロアッソ)
40分 宮口 裕多(V·ファーレン)
42分 宮口 裕多(V·ファーレン)
59分(後14分) 宮口 裕多(V·ファーレン)
74分(後29分) 元松 蒼太(ロアッソ)
76分(後31分) 元松 蒼太(ロアッソ)
80分(後40分) 髙村 颯太(ロアッソ)
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スタメンとフォーメーション。
V·ファーレンは怪我人が多数いて、1年生主体のメンバー。
ロアッソのフォーメーションは、昨年までは保持時に3バック、非保持時に4バックだったと思うのですが、今回はそういう可変はないように見えました。
それにしても激しい点の取り合いになりました。このカードと言えば、ボールを保持するロアッソからV·ファーレンがショートカウンターで点を取る印象が強いのですが、今回はロアッソのほうも守備からのカウンターで、取った点が多かったです。
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立ち上がり、いきなりV·ファーレン先制。左から右への展開で、MF19森田芯太郎(1年/サガン鳥栖U-15)の左足クロスにFW13宮口裕多(1年/セントラルFC宮崎)が頭で合わせて1-0。
そこからは主にロアッソが保持してV·ファーレンが4-4-2ブロックで構える流れ。
V·ファーレンからすると、中央を締めてサイドに誘導し、サイドで奪おうという感じ。ロアッソは左のMF8麻生暖琉(2年/ロアッソ熊本JY)→MF10元松蒼太(2年/ロアッソ熊本JY)のところを通そうとするのをV·ファーレンがSHSBとDHで挟んで奪う場面が見られました。
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しかし、18分にロアッソ同点。中央を通し、右サイドに展開。MF13大濵和心(2年/ロアッソ熊本JY)のグラウンダークロスをゴール前フリーのFW9西門樹浬(2年/ロアッソ熊本JY人吉)が決めて1-1。
そこからしばらくはロアッソが押し込んでV·ファーレンが耐える時間帯。
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さらに29分、カウンターからロアッソ逆転。またも右サイドMF13大濵のクロスをFW9西門がトラップから反転して右足シュートを決めて2-1。
今度はV·ファーレンが保持して繋ごうとする時間帯ですが、なかなか前進が叶わず、逆にロアッソがショートカウンターを繰り出す展開。
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それでも40分、V·ファーレン同点。
中盤で奪ったボールを素早くMF14内田悠斗(2年/スネイルSC)がスルーパス。裏に抜け出したFW13宮口が左足で抜け出して決めて2-2。
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さらに42分、前からのプレッシングからFW13宮口が奪い、GKをかわして決めて3-2。ハットトリック。
3-2で前半を折り返し。
後半、ロアッソが保持してV·ファーレンがショートカウンターを繰り出す流れ。ロアッソは3バックの両側が運んだり、パスのテンポを上げたりして、プレスにかからずに前進をしやすくするトライをしているようでした。
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しかし、14分に追加点がV·ファーレンに。押し込んだ状態から右サイドMF19森田のクロスをFW13宮口がヘディングで決めて4-2。なんと1人で4ゴール。
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そこからV·ファーレンは変わらず守備でリズムを作り、ショートカウンターからチャンスを作りますが、惜しくも決まらずにいると、流れはロアッソに。
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29分、一度はV·ファーレンに奪われたボールをロアッソがカウンタープレスで奪い返し、MF5森平一輝(2年/ロアッソ熊本JY)のパスをMF10元松が決めて4-3。
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さらに、30分、左サイドからの突破からエリア内でファウルの判定でPKを得ると、MF10元松が決めて4-4。
流れはロアッソ。
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40分、コーナーキックからDF2髙村颯太(2年/ロアッソ熊本JY)がヘディングで流し込んで5-4。
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打ち合いを制したロアッソが準決勝に進出しました。
お互いにカウンターで得点し、カウンターで失点という試合という印象でした。
プリンスリーグではどんな戦いになるでしょうか。
次のラウンドはロアッソは鹿児島ユナイテッドFCと、V·ファーレンはサガン鳥栖との対戦です。