パインテールファームを後にして、そのまま南島原市へ向かいました。
南島原市南有馬町、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一部である、原城跡。
元は有馬氏が築いた城で廃城になったものを、キリシタン弾圧や苛政に耐えかねた民衆が1637年の島原・天草一揆(島原の乱)の際に拠点として利用したそうです。
現在は建物はなく、石垣等の遺構が残るのみですが、潜伏キリシタンが生まれるきっかけとなった場所として保存されています。
現在のコロナウイルス問題を忘れさせてくれそうな開放的な地ですね。それでなくても長崎市でこういう場所はありませんから、気持ちが良いです。
本丸跡付近には桜の木がたくさん植えられていましたが満開とはいかず、少し残念ですが、でも咲いていた花を楽しみました。
本丸の背後は海。これは幕府も攻め落とすのは容易ではなかったのでしょうね。
島原・天草一揆の総大将となった少年・天草四郎の像。
3体のお地蔵様が海を、そして天草を向いておわしました。
原城跡を後にし、次は口之津へ。
口之津港近くにこのようなアーチ型の橋があったので渡りました。車は通れますが、離合は無理そう
「なんばん大橋」という名前だそうですね。
口之津港ターミナルは3月20日に新しくなったばかりなのですね。口之津港と天草の鬼池港を結ぶフェリーの発着所であり、諫早駅前との間を行き来するバスの発着所でもあります。ピカピカでした。
売店で少し購入。「くちのつ巷珈琲焙煎所」に行ったのですが、残念ながらお休みで、コーヒー豆はここで販売されていたので(コーヒーは売店のコーヒー)。
それから「そうめんアイス」なるものが 蓋にペンギンがいたこともあり、買ってその場で食べました。
ジャージー牛乳で作られたミルクアイスで、味は普通にめちゃ美味しいです。で、素麺の粉と麺を砕いたものが入っていて、チョコチップのようにポリポリした歯ごたえでした。「のうち製麺」という有家町の製麺所の商品だそうです。
続いて、加津佐町へ。島原半島の最南端といわれる瀬詰崎灯台。島原半島が誕生した際の火山岩(玄武岩らしい)で覆われた海岸は独特な雰囲気。地質学的にも貴重そうですね。
その海岸から陸側を見た風景。映画に出てきそう。何しろ、山も何も見えない空はこれまた長崎市では見られないので。
展望台からの風景。この日はやや曇っていましたが、夕日は美しいでしょうね。この海は早崎瀬戸と呼ばれ、潮流の速い場所でもあるそう。確かに渦を巻いていて流れも速かったです。
次は雲仙天草国立公園内の諏訪の池。スワンボートがあります。ちょっと乗ってみたかった。
周辺にはキャンプ場やビジターセンターが。センターでは池付近の野鳥な魚など生物たちのことや天体観測の展示がありました。こういうの大好きです。泊まり込んで野鳥の写真を撮ってみたい。
この日は池の中心のほうに、ハシビロガモがいました。写真には遠かった…。でも楽しそうです。
密閉された空間や人混みを避けてリフレッシュ。
島原半島の南部はほぼ初めてで、とても嬉しいドライブになりました。
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