おめでとう、国見高校。
— 川端 暁彦 (@gorou_chang) February 22, 2021
反対の声もある中で新チームから伝統の丸刈り頭をやめ、この大会へ。おまけに地元開催でプレッシャーもあったはずだが、見事に戴冠。
木藤健太監督は山形などで活躍した元Jリーガー。国見時代は小森田世代で、一個下に大久保嘉人、二個下に徳永悠平。 pic.twitter.com/w8I7redIdz
2/20~2/22、九州高校(U-17)サッカー大会が開催され、長崎県第1代表の国見高校が14年ぶり12度目の戴冠となりました。おめでとうございます
YouTubeで試合をLIVE配信をしてくださったGreen Cardさんには感謝したいです。アーカイブでゆっくり国見の変化を見ることが出来ました。
丸刈りをやめたこともさることながら、昨年のチームと今年のチームでは戦術的な変化が見られます。
まずは昨年の選手権準決勝の創成館戦の国見です。
相手ボール時のプレッシングを見てみると、ブロックは形成しつつ、はめに行くというか人を見るような印象です。そして、奪いに行くというよりは寄せて遅らせたり相手のミスを誘うという感じでしょうか。
マイボールにしてからはシンプルに中島大嘉選手を狙ってロングボール。そこを起点にしてサイドからアーリークロスを狙ったり、仕掛けてミドル。
中島選手は相手が最終ラインで回しているときは追いますが、プレスバックなど深追いはあまりせず、攻撃に備えていた印象です。
やはり中島選手の個の力を生かそうという意識を感じます。
さて、今年の新チームは。
準決勝と決勝を見ていると、相手ボール時のプレッシングが変わっているように見えます。
ブロックをコンパクトに保ちながら、完全にボールを基準にして距離を詰めて追い込んでいる感じ。そして、相手の足元にある場合はつついて奪いに行っています。かわされても2度追い3度追い。FWもプレスバックして挟んで奪うこともしています。
マイボールにすると、簡単には蹴らずにFWが相手サイドバックの裏を使えそうなら使い、そうでなければキープしマイボールの時間を長くし押し上げてグループで攻める。
サインプレーなどセットプレーのバリエーションも増えているように見えました。権藤秀人選手から村田一翔選手に受け継がれたロングスローも含めて武器になりそうです。
私にはそんなふうに見えました。
違ったらすみません。
神村学園のようにビルドアップと前進の選択肢が多いチーム相手には、運ばれて奪う位置が低くなってしまいなかなか前に行けない試合になっていましたが、それでも自陣ペナルティエリア内ではやらせず、最終的にロングスローから得点して勝利と、粘り強さもあります。
これだけの変化をもたらしたのは、強烈な個人の力を持った中島大嘉選手が卒業し、いなくなったからなのか、それとも選手権の準決勝敗退によるものなのか、木藤健太監督に聞いてみないとわかりませんが、見ている分にはとても面白いです。
早く生観戦して、全体でどう動いているかも見てみたいですね。
新しい時代を作ろうとしている国見のこれからに注目です!
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