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お墓参り

2008-08-23 | 日々の出来事
Kさんの一周忌。
彼女は視力障害を持って生まれてきた。しかし、そんな障害を
感じさせない、明るさと優しさと人一倍の努力でリハビリ専門の
資格を取得し、障害のある子供たちの指導に当たっていた。

昔一緒の職場で働いていた仲間が集って、お墓参りに行ってきた。
彼女を偲びながら隅田川を見下ろすレストランでランチをした。
お互いに若かった時の写真を見ながら、昔話に花を咲かせた。
Kさんのご冥福を心から祈りたい。
私より若くして逝ってしまう仲間達を偲ぶのは辛い事だ。



余談だが、「親の家を片付けながら」 リディアム・フレム作 を
読んでいる。

其の中で印象的な一節がある。

人生の第一歩から立ち会ってくれた人、自分を創り出してくれた人、
命を分けてくた人を、土の中にいざなわなければならなくなる。
しかし両親を墓の中に横たえるのは、子供の頃の自分を一緒に
埋めるということだ。
親の死はまさに、親と子を同時に葬る儀式なのだ。 と。

kさんのご両親は、今どんな気持で娘の死を受け入れようと
しているのだろうか。親を失う悲しみと子を先に失う苦しみでは
比較しようが無いほど辛い事かもしれない。

せめて、Kさんの分まで健康に長生きしていただきたい。