ハツです!
ハツも去年の今頃お預かりしました。
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怒る、怒る。
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顎はずれた?笑。
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茶トラの子猫なのに
なかなか人なれしなくてと聞いてた通り
シャーシャー
気丈なハツくんでした。
うちにくるだけはありますね。
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それが1〜2か月の訓練で
触れるようになったものの
そばにはなかなか来ない甘え下手な猫で
こういう猫は難しいのかな
きれいな猫なのにご縁もつきにくく
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どの写真を見ても
人なつこい猫とは言い難く
ビビリのハツくんでした。
(そこがかわいい!)
何回も譲渡会に行かせてもらいました。
ようやく里親さんに見初められ
是非ハツくんと今すぐにでも暮らしたいと
家族さんがあらわれました。
それが今時珍しいお子さんの多い
にぎやかな大家族さん笑。
正直、怖がりのハツくんに馴染めるのかな
という不安があったのですが
里親さんのハツくんへの情熱を感じ
胸を借りて、ここはおまかせしてみようと
ハツは大冒険の旅に出たのでした。
トライアルから1か月半が経ちました。
時間のかかる猫です。
こういう猫は3年かかると言って
送り出します。
3年経っても猫の性格は
大きくは変わりません。
この性格をかわいく思えるか
一緒に暮らしていけるかだと思います。
猫があわすのではなく、自分がそえるか
どうかだと思います。
その後どうでしょうか〜
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ケージがハツの安心していられる場所です。
やはり大家族さん
落ち着かない日々だったと思います。
子どもさんはみんなハツが大好き。
触れ合いたくてたまりません。
なつかないハツくんに
悲しい思いもしたでしょう。
ひっかかれたこともあったでしょう。
お伝えしてた通り
そんな簡単な猫ではないのです。
それでもハツがいい大家族さん
でもこのままではよくありません。
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夜のお子さんが寝て静かな時間に
まず大人がハツくんと仲よくなってくださいと
お願いしました。
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それがシャーシャーといい
なでてもなでても猫パンチするそうなのです。
うちでは攻撃性はありませんでした。
それでもへこたれない大家族さん
あきらめませんとならそうと
腕が傷だらけになったそうです。
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そういうときは手に座布団をまいて
なでてください〜
やはり怪我をしてはひるみますし
ひるむと猫は攻撃をやめません。
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上の娘さんには目を細めるようになりました。
娘さんもハツがかわいいらしく
ずっと話かけているそうです。
そうです、ハツは名前を呼ばれるのが
好きでした。
そしてご主人さんもとうとう
猫にはまってくれました。
「はいはい、ちゅーるにちましょうか?
かちこいでしゅね。」
優しい〜笑!!
最初はご主人さんは猫に興味なく
むしろ苦手だったそうです。
でもいまはしょっちゅう
猫のものを買ってくるそうです。
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こうみえて、かまってちゃんなのです。
そばにはこないけど
ちょっと離れたところに
いつもいました。
遠くの隅でスリスリ。
甘えたなのです。これでも笑。
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夜はケージから出てきて
一人でおもちゃで遊んだり
ニャルソックをしていたそうです。
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秘密基地もあるよ。
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と、なかなか苦戦されましたが
大家族さんはそんななつかないハツを
最初から家族として迎えてくださり
たくさんの愛情を
かけてくださっているのが
伝わっていました。
おそらく帰ってくることはないと
思っていました。
1か月半がたち、ハツから
メッセージが来ました。
世話人、元気かニャ?
おいら、もう大丈夫だよ。
抱っこもできるようになったよ。
ここで賢くやってるにゃよ。
心配しないでいいよ。
抱っこで鬼のパンツを歌ってた頃
を思い出します。
胸がいっぱいで、泣くやろー
ハツは強かったね!!えらかったよ!!
強いぞー、強いぞー笑。
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お名前は絆くんとなりました〜
そして以前から気になっていた
お外のゴミ収集場にいた猫ちゃんも
迎えてくださいました。
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こちらの方が人なれしています笑。
紬ちゃんというお名前だそうです。
妹ちゃんができて
よくケージからでてくるようになり
遊んだり、鼻ちゅーしたり
のびのびできるようになったそうです。
ずっと家族の一員ということで
ともに糸の字をいれたそうです。
中島みゆきの糸を思い出しました。
出会える糸に出会えることを
人は幸せというのですね涙
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家族のキズナを猫がツムぐのですね。
家族みんなで仲よく幸せに暮らしてね。
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ハツくんは、長い保護でもあり
たくさんの方に見守っていただきました。
5月から3月まで譲渡会でお世話になりました。
1年をかけた家猫プロジェクトです。
ハツはまぎれもなく愛され猫です。
ハツ1匹にどれだけの手が
かかっているか笑。
私たちもこんな怖がりの猫は
心配で仕方ない
手放さずにそばにおいておきたいと
何度も思いました。
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それでも、こんなきれいでかわいい猫
健康でまだまだ若い2歳です。
どの猫も保護猫のままでいるより
のぞまれて愛する家族のもとで
たくさんの愛情をかけてもらって
暮らしてほしい
そう思って保護活動をしています。
一番は保護された保護主さんの
愛情と責任があって
こうやって愛する家族のもとに
送り出すことができました。
保護主もつらいのです。
それでもかわいい保ごっこのために
涙を流して、幸せへと送り出す
この命のリレー
里親文化のすばらしさが
どうか広がっていきますように
と願います。
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ハツよかったね。
私ももうさびしくなくなったよ。
もうハツの心配はしないからね。
幸せにね!
こんな猫が猫の中の猫
最高の猫だなと思います。
苦労した猫程、かわいいもんですね。
私も幸せです〜
ハツにたくさんの応援
ありがとうございました!