本当に困ったものだ。
各保健所の休日中の発熱相談等を受け付ける電話番号が昨日夕方のニュースで流れたが、これは県の危機管理局が午後3時にマスコミに発表したものだ。
実際にはその前日には休日の体制ができていたのだが、保健所単独の発表はしないようにとのおっ達しでストップ。
全県下で整備されて、大本営(危機管理局)発表までは公開するなということだが、メンツ以外の何者でもない。
実際発表の前日から休日中の体制についての問い合わせがあり、嘘はつけないので止められているので公開できないと答えていたのだが、昨日はさすがに「それはおかしいんじゃないの」「県のあり方としておかしいんじゃないの」との苦言を複数いただくことに。ごもっともだ。
普通に考えてもごもっともと思うことが、役人の世界では非常識なのだ。
特に危機管理局が表に出たがってから県民の利益(早くに知らせてあげられれば、市町発行の公報にも間に合った)よりも、公式発表の儀式が優先するようになってしまったのは不運だ。もし、昨年までの体制だったらこんなことはなかっただろう。
今、帰宅して間もないが、すでに深夜1時を回った。
明日、明後日は幸いにも管理職2名での対応となる。
その後は私が2日間、出番だ。
最近は課員はもちろんのこと、管理職がよく働いてくれるので助かる。
庁舎内の他部局出先も協力的だ。昨日はこちらが気が回らなかったところをフォローしてもらった。
やはり、手を抜くと生命に直結する現場の緊張感は皆わかっている。
当初の計画どおり、圏域でできることは圏域に任せてもらいたいものだ。国だって県でできることは県に任せて、集権的なコントロールはしていないではないか。むしろ、サメ[トに回ってくれている。
はっきり言って、トップに危機管理能力がないからといっては、さらに危機管理の能力のない典型的役人体質の取り巻きを危機管理の知事の代理などと据えたのがそもそもの間違いだ。