クラブボクシング@ゴールドジム湘南神奈川

普通、湘南辻堂といえばサーフィンなのにボクシングでひたすら汗を流すオッさん達のうだうだ話!

新常態を疑え!その1

2021年01月13日 | ちっちゃいおっさん

最近、ふと気になったことがあります。

それはTVのCMから「濃厚」という言葉を聞かなくなったように思うのです。

思い過ごしや勘違いかもしれせんけれど。思い過ごしでなかったとすれば「濃厚」は「濃厚接触者」ということを連想させるからでしょうか。


CMで「濃厚」ワードを使うのは「食品」で、チーズケーキやプリンなどの牛乳や卵、チーズなどの乳製品を使った商品や、チョコレートケーキに使われることの多い言葉です。

暇なので調べてみると、食品の宣伝での使われやすい「煽りワード」
1位:プレミアム
2位:濃厚
3位:絶品だそうです。

う~ん、なるほどね。

以下10位までは、北海道産、ふわとろ、熟成、もちもち、厳選素材、自家製、天然、だそうです。ほう、そうなんですねぇ。

そこで「濃厚」の意味を改めて調べると2つあって、
食品CMが使う「①味・色などが濃いこと。こってりとして、あっさりしていないさま。」と、

「②その可能性・要素などが強く感じられること。」と「陽性者に接触していた可能性が大きい」と不安がらせるものがありました。

ですので今の時期、「濃厚」という言葉は使わない方が良いと判断したのかな? 


ところでどうでもいいバカ話。

先述の10位までの「煽りワード」を全部使った食品のCMってどこかやってくんないかなあ。新しいスイーツのCMでね。

「北海道産の天然の厳選素材をじっくり自家製で熟成させたふわとろでもちもちの触感の濃厚な味わいの絶品プレミアムな新世代スーイーツ」。

「北海道産の天然の厳選素材をじっくり自家製で熟成させたふわとろでもちもちの触感の濃厚な味わいの絶品プレミアムな新世代スーイーツ」

をCMで連呼するわけですよ。

橋本環奈と浜辺美波が旨そうに嬉しそうに何かを食べてるわけですよ。後姿ですよ。それがぐるっと回って、

はい!「麩(ふ)」で~す!
だったら笑うなぁ。
こんだけ訳の分からない長い説明しといて、たった一言「ふ」かよぉ。 

あー
眠い眠い


母と私の他人船

2021年01月13日 | ちっちゃいおっさん

母は演歌歌手「三船和子」の「他人船」という曲が大好きでいつも口ずさんでいました。


作詞・作曲、遠藤実先生の1966年のヒット曲ですから、母は34歳の女盛り、私はまだ4歳でした。


まさしく「門前の小僧習わぬ経を読む」というもので、大人の男女の別れを歌ったこの曲を、幼きころから歌詞を諳んじていたのでした。


母は何があってこの曲が好きだったのか今ではもう知る由もありませんが、歌詞をノートに書き写したり、歌うのではなく読み上げたり、4歳の息子に読み聞かせたりしていた記憶があります。






一年の殆どを船上で暮らす父とそれを待つ母でしたから寂しくて、自分たちに重ねていたのかもしれません。


歌詞を裏読みすることなくなぞると、男が別れを告げて船で去っていく別れの曲ですね。


でも、私も大人になって曲を作るようになってから改めてこの「他人船」を読み返してみると、これは「ドロドロの不倫関係の男がその清算を迫った時の女性の哀しい心情」を歌ったものと理解したほうが演歌としては自然だと思うのです。


「別れてくれ!」と男が真剣に言い出すと「そんなこと言うくらいなら死ねと言ってよ!」と言ってるわけですから、単に付き合っていた独身男女が分かれたでは物語に奥行きがありません。


この派生ストーリーで男に違う女が出来たというのも違うような気がするのです。


俺はマドロス、寂しい想いばかりさせるのならいっそ別れた方がいいじゃね?というのも違うでしょう。


さすれば、不倫演歌と考えられる「他人船」を歌う母はその昔に誰かとそのようなことがあった、またはしていた、はたまた願望があった・・・ そんなこともふと想ったりします。


どうであれ、子供(私ですが)を抱えながら、姑や小姑に苛められて頼りたい父もそばにいない、寂しい、孤独だ・・・ 


とすれば、昔を思い出したり、誰か違う男に頼りたいと思っても不思議はありません。


寧ろ、女性としてロマンチックでいいなと思います。


「他人船」こんな歌詞です。


素晴らしい曲です。


別れてくれと 云う前に

死ねよと云って ほしかった

ああ この黒髪の 先までが

あなたを愛しているものを

引き離す 引き離す 他人船


背中を向けた 桟橋で

さよなら云えず 濡らす頬

ああ この指切りの 指までが

あなたを愛しているものを

引き離す 引き離す 他人船


いつか逢えると それだけを

のぞみにかけて 生きていく

ああ この目の下の ホクロさえ

あなたを愛しているものを

引き離す 引き離す 他人船



ああ、私もこの「他人船」にあやかって「寸止海峡」というオリジナルオゲレツ演歌を熱唱しております。