素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

魚肉ソーセージ

2024年11月30日 | 日記
 昨日の「余録」は、魚肉ソーセージの話。書き出しのつかみがテレビドラマ「傷だらけの天使」。意表をつかれた。萩原健一に水谷豊、岸田今日子が絡んだ色々な意味で話題に上った。1974年の秋から翌年の春までの放送。私が大学を卒業して社会人として歩み始めた頃。年齢もほぼ主人公2人と同じだった。

 【・・・軽快なサックスのメロディーに乗せた冒頭の朝食シーンが格好良かった。トマトやコンビーフを丸かじりした後、魚肉ソーセージの留め金をかみちぎる▼まねをして金具を歯でガリっとやり、いやな感触が残った記憶がある。・・・】を読んでも50年も前のこと記憶が定かではない。気になったので映像を探してみた。
傷だらけの天使オープニング・マル秘編集編960x720


 高校生の頃、小腹が空いた時に丸かじりしていたことを思い出した。アルミの留め金はやっかいだった。「余録」はつかみを読んで、その後の展開を予想するのも楽しみの1つ。今回は「昭和の定番だった魚肉ソーセージが終に生産を取りやめる」という惜別の展開を予想したが見事に外れた。

 「1972年が消費のピークだった昭和の食品が復権している」と続き驚いた。スーパーでもかまぼこの類は目につくが、魚肉ソーセージは見落としている。復権している理由を読めば納得である。

 今日の買いものでは魚肉ソーセージをちょっと意識して売り場をまわった。確かに復権の兆しがあった。嬉しくなって買ってしまった。昔と違い少しスリムで小ぶりの食べ切りタイプ。おやつ代りに食べよう。
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越路吹雪は終わらない

2024年11月28日 | 日記
 ジムで、ランニングマシーンやアークトレイナーを使って有酸素運動をする時はSpotifyの音楽をBGMにしている。無料で好きな曲を選ぶことができるから重宝している。折りたたみ携帯からスマホに替えた目的の一番がこれで満足している。

 高橋真梨子、荻野目洋子、80年sMix、90sMIixを中心に聴くことが多いのだが、今日は何故か越路吹雪が聴きたくなった。シャンソン系は有酸素運動のテンポとは合わないと思い聴いたことがなかったが、今日は無性に聴きたかった。心の声に耳を傾けることがストレスの少ない生活を送る秘訣だと思っている。

 大学生の頃、伝説の日生劇場🄬ングリサイタルのライブLP盤を買って繰り返し聴いていた。懐かしい歌声を聴きながらの40分間の有酸素運動は苦も無く終わった。
 帰り道でも自転車をこぎながら♪ろくでなし♪や♪誰もいない海♪♪愛の讃歌♪などを口ずさんでいた。家に着くとちょうど夕刊が届いていたので紙面を開けると
《越路吹雪は終わらない》・生誕100年「シャンソンの女王」に会いに行くというタイトルが目に飛びこんできた。あまりのタイミングの良さに驚く。客員編集委員の鈴木琢磨さんがシャンソン歌手のソワレさんが企画した「越路吹雪生誕100年」のイベントに出かけたルポである。
 冒頭の『シャンソンは秋が似合う。それも晩秋がいい。ふと人生を思うからだろうか。越路吹雪が聴きたくなった。あまり盛り上がってはいないが、ちょうど生誕100周年、記念コンサートがあるという。「シャンソンの女王」にあえるかもしれない。」に、私と似た人はいるのだと思わずニンマリ。コンサートの模様、ソワレさんさんやクミコさんへのインタビューなど楽しく読めた。

 「越路吹雪づくし」となった今日の午後。 秋景色のもたらしたものか。
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やっと紅葉、黄葉のオンパレード

2024年11月27日 | 日記
 大阪城公園のイチョウの標本木が全体に黄色に色づき「黄葉(気象台はオウヨウと呼ぶらあしい)宣言」が出された。7日ほど遅いとのこと。私の窓から見えるイチョウも同じように全体が色づいた。例年より長く残っているヤマザクラの紅葉も楽しみながらジムに通う。
  車輪に踏まれる落ち葉の音も心地よい。桜並木の中にひときわ紅く染まったモミジの木が目を引く。ジムの近くのモミジは色のグラデーションが楽しめる。
  
黄葉、紅葉のオンパレードの中を楽しみながらのジム通いとなる。11月もあと4日。「気がつけば12月」と私の中の季節感が少し狂っている。
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♪あ~あ~あぁ やんなちゃった あ~あ~あぁ おどろいた♪

2024年11月26日 | 日記
 2日続けて「余録」はお金にまつわる話題を取り上げた。

 昨日は、米大統領選でトランプ氏を応援したイーロン・マスク氏について。大統領選で1億3000万ドル(約200億円)を支援した見返り(?)に、トランプ米次期政権で新組織「政府効率化省」を率いて、大規模な人員削減などで年5000億ドル(約77兆円)の削減を目指すと豪語。一昨年ツイッターを買収し、Xと改名した経緯を見ていると「言ってるだけ」ではないように思える。対岸の火事ではあるが、火種が2つになった分やっかいなことになりそう。日本にも火の粉が飛んでくるのはまちがいない。結局のところ大富豪イーロン・マスク氏が米政権を買収したようなものである。

 今日は、イタリア人芸術家、マウリツィオ・カテランさんの「コメディアン」という作品がニューヨークのオークションで520万ドル(約8億円)で落札されたという話。購入者はトランプ氏の返り咲きで高騰する暗号資産に関わる資産家。バナナを銀色のテープで壁に貼り付けた作品。作品に附属する展示用マニュアルや作品証明書に価値があり、バナナ自体は取り替えることが前提。朝50円で買ったバナナが芸術家の指示通りに展示されると8億円のアートになることへの違和感が書かれていた。

 この2つの「余録」を読んでいて、先日テレビのニュースで、大谷選手の51号ホームランボールを約6533万円で落札した日本のファッション通販サイト「ロコンド」の田中社長が取り上げられていた時に感じた違和感とつながった。あの時、プロ野球で使われる硬式野球ボールの値段を調べて「1個3100円のボールが、大谷選手のバットで観客席に運ばれると6533万円になるんやで。打ち出のバットやな」と口走った。ちなみに50ー50を達成したボールは6億6000万円あまりで台湾の企業が落札したという。

 「85円になった年賀はがきを金券ショップで83円で200枚買って400円得した。」とか「アプリ登録してガソリン代を1ℓ5円引きで満タン入れて150円得した」とか「スーパーのカードに1万円チャージして100ポイントつけた」などという世界で生きている私にはついていけない金銭感覚である。 

  ♪あ~あ~あぁ やんなちゃった あ~あ~あぁ おどろいた♪ 懐かしい牧伸二さんの声が聞こえてきた。

 

 
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心に沁みた言葉

2024年11月25日 | 日記
 巽一郎さんの『100年足腰』(サンマーク出版)は折にふれ読み返し、そこで提唱されている「壁背伸び体操」「「CS体操」「足振り子体操」「多裂筋体操」「足指ほぐし」はチョコッと時間に欠かさずやっている。シンプルで特別なものではないが効果があることは実感している。

 第4章【100年生き抜く考え方~原因思考でからだを見つめる~】は私にとってバイブルみたいなものである。
その中の《からだに「おつかれさん、ありがとう」痛みもゆがみも懸命に生きた証〉が心に沁みた。

 ここまでいろいろ書いてきましたが、そうむずかしく考えることはありません。
「薬や医者、病院に頼り過ぎず、自分のからだの声に耳を傾けて、自分の力で不調や痛みをとり、健康になりましょう」・・これが、僕のいちばんお伝えしたかったメッセージです。

 そして最後にお願いしたいのは「いままでのあなた自身を、決して責めないでくださいね」ということ。「こんなにひざが痛むようになったのは、いままでの私の生き方、食べ方のせいだった」と、反省ばかりして、落ち込み続けていても、なんの得にもなりません。今日から、いまこの瞬間から、からだの使い方をガラリと変えればいいのです。

 むしろ、「いままでとてもよくがんばってくれてありがとう」とひざをいたわり、ほめてあげましょう。そして自分のからだを大切にいとおしんであげましょう。ひざは、いつもあなたの人生とともにありました。あなたを乗せて、さまざまなところへ運んでくれました。苦楽をともにしたかけがえのないひざは、あなたのことならなんでも知っているはず。あなたの一番の理解者です。

 だから、ひざに感謝して、「これか
らもよろしく」とねぎらってあげましょう。そんな「感謝の心」こそ、いつまでも自分の足で歩くための”根っこ”になってくれるのです。


 起きるものごとをネガティブにとらえずポジティブに考えることの大切さを説いた言葉は心に沁みた。頭の中に走馬灯のように幼少期からこれまでのひざとともに歩んだシーンが次々と浮かんできた。
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