素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

20km走の後に変化あり

2015年09月30日 | 日記
 9月25日に20kmを走った。今年の2月22日の寝屋川ハーフでも昨年の10月26日の大阪マラソンでも20kmまで走り続けることができなかった。私の完走の定義は『給水ポイントやトイレ以外では止まらず、歩かず、リタイアしないで制限時間内にゴールする』である。したがって、2つのレースはまことに不本意なものであった。練習で20kmを走破したのはいつだったのだろうと調べると大阪マラソンの10日前である。寝屋川公園の4kmコースを5周したのだが、それ以来20kmという距離を体が拒否し続けた。10kmのコースを走った感触から自然にわかる。

 その間は無理をしないことにした。脳に「疲れて歩いてしまった」というマイナスのイメージをためないことを考えた。このことは脳とうまくつきあう上でとても大切なことだと脳科学の研究成果から学んだ。学んだことは実践して体を通して確かめるということをモットーとしている。「体調が良くなくても10kmは完走できた」というプラスイメージを脳に記憶させ続けることを心がけた。

 そういう意味で、9月25日の20km走は満を持してのことだった。1km7分19秒のペースで完走できたことで脳のプラスイメージはグッと増大した。

 その後である。26日、27日と有馬温泉への1泊旅行で休養できたので、28日、29日、30日と打上治水コース、寝屋川公園コースの10kmを1km6:30~40ペースで完走できた。ラスト2kmからの具合やゴール後の消耗度などが、9月25日を境にしてまったく違う。不思議な思いにとらわれている。

 ただ、こういう時に走りすぎてケガ、故障することが多い。とにかく無理をしないで体を動かしていくことが肝腎だ。

 手応えじゃなくて足応えを感じて終わることができた9月である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Lookin’ Bodyの日

2015年09月29日 | 日記
 3ヶ月ごとに体の基本的なデータを測定するのがLookin’ Bodyの日。前回の測定は6月9日。夏越えの体チェックである。目標は「現状維持」。自分自身の主観的な感触と数字を見比べるのは面白い。ザッとした測定だから誤差もあるので数字に一喜一憂する必要はないが参考にはなる。

 ○が前回、★が今回。体重、骨格筋量、体脂肪量に少し増減があるが誤差の範囲だと思っている。現状維持の目標は達成できたと思っている。
 今年の4月から新採用になったNくんが、初めてアドバイザーとしてデビューした。したたかに生きてきた高齢者を相手にして奮闘していた。この光景は映画になるかもしれないと思った。本当にボケているのかボケたふりをして楽しんでいるのかわからない人やどれだけ努力をしてきたか熱弁を奮う人、他人の数値にツッコミを入れて楽しむ人などをさばくのは若くて真面目な彼には大変である。

 私へのアドバイスは、体型チェックで「アスリートを目指してください!」だった。体脂肪率をそのままに、筋肉量を増やして体重増加を!ということらしい。失礼と思ったが、大笑いしてしまった。「この歳でアスリートになってどうするの!?」と言えば「それもそうですね」と真顔で答えた。

 この日は、ジムにとってハレの日である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「おくのほそ道」読了

2015年09月28日 | 日記
 坂東三津五郎さんの一人芝居『芭蕉通夜舟』とその時に買ったパンフレット「the座(季刊)」No.73が芭蕉入門であった。そして、NHKの「100分de名著」で長谷川櫂さんによる『おくのほそ道』や無料で学べる大学講座gaccoでの川本皓嗣さんの「俳句~十七字の世界~」で芭蕉の世界により深く案内してもらった。

 ツアーで出羽三山へ行ったのをきっかけに「おくのほそ道」を通しで読んでみたいと思った。過去読み始めては挫折するのは和歌や漢詩の素養をもとに余分なものを削ぎ落とされた凝縮した文章表現であるために理解不能になってしまったからである。

 たまたま本屋で手にとった角川ソフィア文庫の”ビギナーズ・クラシックス日本の古典”シリーズの『おくのほそ道(全)』がその壁を乗り越えさせてくれた。

 原文の前に、平易・明快な現代語の通釈があるのがありがたい。よくある現代語訳ではなく、原文の理解に必要な語釈、説明を加えてくれてあるので素養不足の私でも芭蕉の真意が伝わってくる。

 たとえば、「月日は百代の過客にして、・・・」の有名な冒頭に続いてあるみちのくへの旅の出発の部分である。
 陰暦と陽暦の併記、俳句の現代語訳などがあるので抵抗なく読むことができるし地名も現在の地名が添えられているので助かる。またふりがながついている点もありがたい。原文を音読することでより深く味わうことができた。

 通釈、原文、寸評、コラムという構成で理解が深まる。芭蕉がとりあげている歌人や古歌の解説もきっちりとなされている点もありがたかった。

 芭蕉が「おくのほそ道」の旅をしたのは46歳の時。5年後の51歳で亡くなるので最晩年の作品である。芭蕉の人生の中にすえて読むために、『芭蕉俳句集』(中村俊定校注・岩波書店)を買ってきた。芭蕉の19歳から臨終に至る生涯の発句がすべて年代順に収められている。この本をもとに時間をかけて芭蕉とつきあっていきたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊丹市昆虫館に立ち寄って帰宅

2015年09月27日 | 日記
 有馬温泉の店は18時を過ぎると閉め始めるところが多いので昨日は温泉をゆっくり楽しんだ。チェックアウトが11時なので朝食後、2時間余り散策を楽しんだ。娘たちと孫はペースも興味関心も違うので別行動。

ホテルの会員優待券を持っている人の好意で、今回同様それを使って何度も有馬温泉には来ているのでほとんどの所は歩き尽くしている。そこで今朝はできるだけ今まで歩いていない路地裏を歩くことになった。土産物屋が並ぶ道を外れるとそこには一般の生活の匂いがする温泉観光地とは違う別の顔があった。

 掲示板に祭のチラシが貼ってあり、湯泉(とうせん)神社のお祭りの日だと知った。10時から陸渡御で神輿が出るとあったので最後はそこに行ってみることに意見が一致した。湯泉神社は行った記憶がない。開店準備をしている肉屋さんに尋ねると温泉寺に行けば石の鳥居があるという。温泉寺は馴染みの場所である。言われた通り石の鳥居があった。確かに湯泉神社とある。15段ほどの石段の先が見通せないので何気なく見過ごしてきた。
  法被を着た祭の関係者らしき人が通りかかったので尋ねると「その石段を上って、左に折れると境内に通じる」という答え。10時から神輿を繰り出すので、今集まっている。とのこと。石段を上がって左に折れてびっくり100段を超えるかという長い石段が待っていた。神輿の出発を見るということがなかったら妻は「やめよう!」と言っただろう。私はちょうど良いトレーニングだと一気に上がった。本殿前で出発前のセレモニーをしていた。
  天狗の先達で子どもと大人がそれぞれ担ぐ神輿が町内を練り歩くために順番に石段を下っていった。
     10時40分にホテルにもどり、チェックアウトをする。帰りは有馬川に沿って国道176号線で名塩から宝塚へと出る。

 国道171号で神戸に行く時に昆陽池公園の標識を見ていてどんな所だろうと思っていたが、先日のテレビニュースの季節の話題コーナーでそこにある昆虫館の蝶のことが取り上がられていた。休憩を兼ねて立ち寄ろうとなった。武庫川を渡って伊丹市に入ってすぐのところにある。昆陽池公園は思っていたより大きかった。日曜日ということもあって駐車場に入る車の長い列が出来ていた。11時40分という時刻を考えるとすぐに入ることは困難だと考えて、私は外の適当な場所で車に乗って待機することにした。伊丹市昆虫館と昆陽池公園はまた別の機会にである。

 保育所に勤めている次女は「遠足に使える」と言っていた。長女は「昆虫館の中で乱舞している蝶々の数が半端じゃない」とスマホで撮った写真を見せてくれた。「寄るよ」と言ったとき、「昆虫館???」と関心を示さなかった孫もまんざらではなかったみたいだ。

 それぞれの家に送り届けて、16時過ぎに帰宅できた。同じ道を走らずにぐるりとまわるというコースで行けたことに大満足。すべての設定が100%読み通りになったのは珍しい。

 夜は中秋の名月を愛でた。




 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神戸どうぶつ王国へ

2015年09月26日 | 日記
 娘2人と孫と一緒に有馬温泉に1泊することになった。ポートアイランドの「神戸どうぶつ王国」に行ってから六甲山を越えて有馬に入る計画をたてた。それならば、7月に、32年間住み慣れた松山から六甲アイランドの高齢者介護付きマンションに引越しをした叔父(母の弟)さんの所にも寄らせてもらおうとなった。

 8時30分に家を出て寝屋川市に住んでいる次女を乗せ、島本町山崎の長女の家にまわり大山崎ICから名神を使えば11時前には六甲アイランドに着く。六甲山からはよく眺めていたが、島に入るのは初めてである。洗練された未来都市という感じであるが、その分標識や目印が目立たなくしてあり、叔父のマンションを見つけるのに苦労した。

 叔父は松山の方に用があり夜にならないと帰らないとのことで、叔母さんに新しい生活について話を聞かせてもらった。自分自身の20年後を考えるうえでとても参考になった。

 神戸どうぶつ王国は、そこから車で20分余りのポートアイランドにあるテーマパークである。。もともと2006年3月15日、「神戸花鳥園」として開園した花と鳥とのふれあいを基本とした全天候型テーマパークであった。一度行ったことがあるが、小さな子供を持つ家族連れにはちょっと不向きかな感じた。客層に制約があるのでどうかな?と思っていたが、7年後に民事再生法の適用を申請した。2014年4月1日に、兵庫県神崎郡福崎町にある動物施設運営会社「アニマルエスコートサービス」のグループ会社で神戸市内の「どうぶつ王国」が運営権を取得し、営業を引き継いだ。同年年7月19日に「神戸どうぶつ王国」に名称変更してリニューアルオープンした。

 最近、カンガルーの赤ちゃん誕生でよくニュースで取り上げられていたのとリニューアルでどんな風に変わったのかも知りたかったのでそこに決まったのである。

 子供や孫を連れた若い夫婦や我々と同じ爺婆、子ども会の遠足、若いカップルなど全体の雰囲気がずい分違った。花鳥園の頃主役だったベゴニアやフクシア、熱帯スイレンなどの花は脇役になっていた。小動物とのふれあいが中心である。

 孫や娘たちも水鳥やカピバラに餌をあげたり、ドクターフィッシュやうさぎ、ネコ、イヌなどにふれて私の予想以上に楽しんでいた。
   

 ゆるキャラの両横綱はカピバラとフクロウということになった。
  予想を裏切られたのがカンガルー。袋の中から顔を出す子どもを期待していたみたいだが、袋から出ていたのは足。顔から袋に入るので仕方ないかもしれない。「衝撃の光景だ!」と何度もつぶやいていた。袋から子どものカンガルーが出てきてくれたので救われたみたいだった。
 16時過ぎにどうぶつ王国を出て、表六甲ドライブウェイ、裏六甲ドライブウェイと山道ドライブを楽しみ、有馬温泉に17時過ぎに到着。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする