「広報かたの・8月号」がポストに入っていた。特集は「おりひめバス 9/2(月)実証運行開始」である。この特集記事の写真(3ページ)に夫婦で登場している。👉【
広報かたの 2024年8月号】
今日から3日間はジムの休館日でジム仲間と会うことはないが、休み明けに行けば何人かには「どうして?」と尋ねられること必至である。「広報かたの」は全戸配布、ゆうゆうバスが前市長の時に廃止されて以来車のない高齢者の足確保は大きな課題となって来ただけに関心も高い。
私自身こんな形で大きく載るとは思っていなかった。発端は広報レポーターを長年やってきた妻が、6月の月初めにあった定例のレポーター会議で、コミュニティバスが9月から実証運行するのに先立って紹介記事にバスに乗る人の写真が必要なので協力してほしいと依頼されたからである。できれば高齢者夫婦がいいということで私もとなったようだ。会議から帰って来た妻に「コミュニティバスの試乗があるみたいで、写真を撮るのに乗客がいるので一緒に乗ってくれないか」と言われた。その程度なら断る理由もないので引き受けた。
指定された日に市役所に行くと、広報の担当以外にいろいろな課の職員がいて打ち合わせウィしていて妙に仰々しい雰囲気だった。乗客の乗っているコミュニティバスを撮影するだけだと思っていた私は少々戸惑った。
断片的な話をつなぎ合わせると、「バスには法律上まだ試乗できない」「交野女学院と交野病院の2カ所で、コミュニティバスを使用しているシーンの撮影をする」「私たちの他に子育て世代の4人家族と私たちよりひと回り年齢を重ねた方々も2人参加する」ということがわかってきた。こうなれば流れに身を任せていくしかないと覚悟を決めた。
広報担当の方の車で交野女学院の駐車場へ、ほどなく他のメンバーの方も合流し「バスを待つ」「バスに乗る」「座席に座る」「料金を支払う」などの各シーンの撮影。体の向き、目線、顔の表情など細かな注文がありカメラマンや担当者が満足できるまで何枚も撮影するので時間もかかりけっこう大変だった。道行く人は何をしているのだろうと不思議そうな顔をしていた。
子育て世代の4人家族はここまで。高齢者4人は交野病院前に移動して、同じように各シーンの撮影。最後はバスを見送るシーン。カメラマンの「ハイOKです!」という声に一息つく。集合したのが9時30分、すべてが終わったのが12時30分過ぎ。モデル気分を味わった想定外の展開にエネルギーを消耗した。
撮影されている時は「これがどうなるんやろ」と?マークだったが、出来上がった紙面を見ると「うまく作るものだと」感心した。