国民民主党の前原誠司代表代行が、同党を離党して国会議員5人で新党「教育無償化を実現する会」を結成するという。記者会見の模様がニュースで流れていた。「政策本位で非自民・非共産の野党結集を進め、政権交代の選択肢を作る」といつも変わらぬ自信満々の顔で会見している前原氏を見ていてため息が出た。2014年12月の衆院選後、野党陣営は離合集散を繰り返してきたが、引っ掻き回す中心にいたのが前原氏だと私は思っている。
10回当選の大ベテランでありながら前原氏の大きな政策ビジョンは不明である。民主党と維新の党が合併してできた民進党の分裂の引き金となったのが、共産党との野党共闘の是非をめぐる路線対立。岡田、蓮舫両氏が共闘を推進したのに対し、前原氏は「非共産」勢力の野党再編を志向。代表選を制した前原氏は突然の衆院解散に乗ずる形で、小池百合子東京都知事が結成した希望の党への合流を決断した。という流れを見れば「非共産」は国民民主党の玉木氏同様確固たる信条なのだろう。
しかし、いくら「非自民・非共産」といっても具体的なものは見えてこない。立憲民主党との違いはどこなのかもっと分かりやすく説明すべきだと思う。そこの部分が決定的に欠落している。「教育無償化を実現する会」という名前は政党というより同好会のような感じだ。こんな立ち上げ方で政党助成金を交付される資格があるのかなと疑問に思う。
とにもかくにも小異にこだわり、を分裂させて小党乱立の状態を加速させる動きは良くないと思う。
10回当選の大ベテランでありながら前原氏の大きな政策ビジョンは不明である。民主党と維新の党が合併してできた民進党の分裂の引き金となったのが、共産党との野党共闘の是非をめぐる路線対立。岡田、蓮舫両氏が共闘を推進したのに対し、前原氏は「非共産」勢力の野党再編を志向。代表選を制した前原氏は突然の衆院解散に乗ずる形で、小池百合子東京都知事が結成した希望の党への合流を決断した。という流れを見れば「非共産」は国民民主党の玉木氏同様確固たる信条なのだろう。
しかし、いくら「非自民・非共産」といっても具体的なものは見えてこない。立憲民主党との違いはどこなのかもっと分かりやすく説明すべきだと思う。そこの部分が決定的に欠落している。「教育無償化を実現する会」という名前は政党というより同好会のような感じだ。こんな立ち上げ方で政党助成金を交付される資格があるのかなと疑問に思う。
とにもかくにも小異にこだわり、を分裂させて小党乱立の状態を加速させる動きは良くないと思う。