ラケットオタの探求の日々!

今日も理想のテニスラケットを求めて試行錯誤の日々

ブレード製法のラケットって打つと何か違うの?前編

2019-05-09 10:20:57 | テニス

 

肘に優しいラケットを探す旅、第3回プリンス ディアブロXP MP

 
   

今回はかなり古いプリンスのラケットです。これは最近のプリンスさんが

良いラケットを出してないからではなく、今では数が少なくなってしまった

ブレード製法のラケットを試してみたいと思ったからです。

 

カーボンを編み込んで作られたのがブレード製法のラケットになりますが

コストや手間の問題で今ではとても珍しいラケットになってしまいました。

今残っているのはブリヂストンのXブレードシリーズ、ウィルソンだとブレードと

プロスタッフシリーズぐらいでしょうか。

 

プリンスさんは例の革命的な穴あきラケットO3シリーズ以降若干の迷走感があり

アメリカ本社の方では色々あったようですが今も素晴らしいラケットを出しています。

ですが最近プリンスのラケットを使っている人をコートで見かける事が昔より

少なくなってしまったような気がします。特に女性の方が少なくなっているような。

 

でも他のメーカーにはないバックハンドに特化したXシリーズとか、フレームが

薄くて穴も空いているので振り抜きが超高速のファントムシリーズなど

今もちょっと変わった個性的なラケットを出しているので面白いんですけどね。

 

個人的にはフェイスが95inchのラケットが小さ過ぎず大き過ぎずで

しっくりくるのですが、一つ前のモデルのツアープロ95XRだとストリング間隔が

ちょっと広く弾きも強いせいか、ボールが飛びすぎる感じがあってあまり

合いませんでした。

でも新素材のトワロンが入って柔らかさとホールド感が増した新モデルのツアー95

はとても自分に合っている気がしてずっと使っています。

柔らかくてボールも飛ぶプレステージプロといった感じでしょうか。

95inchサイズのラケットの中でもバランスの良い素晴らしいラケットです。

 

ブレードとは違うカーボン編み込み製法で作られているツアー95

 

便利な事に昔からプリンスのラケットにはパワーレベルという指標があって

ラケットのパワーが書いてあるのですが、今回取り上げるディアブロXPが800

そしてツアープロ95が750となっています。でもディアブロXPの方がストリング

パターンが細かく、横のストリングが20本あるのでボールが飛ばない気がします。

 

ガットはゴーセンのAKプロ16でしたが、打ったら硬く感じたのと張ってから

だいぶ時間も経っていたので、柔らかく心地よさに定評のあるシグナムプロのマルチ

マイクロナイト1.32に張り替えてみました。ラケットは今は珍しくなってしまった

ブレード製法ですし、どのような打球感になるのか楽しみです。

  

2006 プリンス ディアブロXP MP

310g,97inch,315mm,16×20,22mm