コンセプト通り?
「ブリヂストンさんの考えるXブレードBXのコンセプト」
前回改造したXブレードBX305を実際に使ってみました。
ガットはシグナムプロのマイクロナイト1.32を54pで張ってあります。
最近使っていた他のブレード製法のラケットと何か違いはあったのでしょうか。
ラリー、シングルス、という流れで使ってみましたが正直「気合が必要なラケット」
でした。98インチでフレーム厚21mmのスペックのはずなのに95インチ19mm
ぐらいに感じました。ボールの飛びが控えめと言うより飛ばないというレベルです。
でも最近使っていたラケットの中でもトップクラスのボールとのダイレクト感、一体感は
あったと思います。打感もソフトで次の日に肘が痛くなるようなことはありませんでした。
XブレードBX305はボールの飛びとスピンなどのアシストは殆どなく、自分がスイングした
ままの飛びとスピンなので、そういう意味で自分の感覚と実際のボールの飛びが乖離しにくく
とてもボールとの一体感は感じ易いラケットなのだと思います。おかげでタッチ系のショットは
とても打ちやすかったです。
ただ体勢が十分で打ててる時はいいのですが、試合などで劣勢な場面では少しラケットに
助けて欲しいような時も。そういう時にラケットとの一体感と技術でしのげれば良いのですが
なかなかそうもいきません。
でもそれはブリヂストンのしかもそっち系のラケットだからということで覚悟はしてました。
問題は全体的にいつもより打ったボールに威力が出ていなかった事です。
ボールが伸びてないように感じました。
全てのプレイをテニスセンサーを使ってモニターをしていたのですが、終わった後に
チェックしてみても数字が良くありませんでした。これは改造をしたとはいえまだ
ラケットが軽すぎたせいではないかと思っています。
ホント打ったままのボールの飛びなので少しでも抜いて打つとそれがすぐ結果に現れるので
誤魔化しが効かなく、いつもより集中してしっかりとボールを打つ必要がありました。
そういう意味でこれほど練習に向いているラケットはないのかもしれません。
BX305のデビューはちょっと残念な結果になってしまいました。
今回改造したとはいえまだラケットが軽すぎて、自分の技術ではボールに効率よく
パワーが伝えられませんでした。
次回はBX305をウィルソンのプロスタッフRF97の340g並みにオモリで重くして
スイングウェイトを増やしてみて使ってみようと思っています。