いつかあの青空の心に

少年のころ見上げた、あの青い空。澄み切ったあの空のような心になりたいと願った。その心に近づいているのだろうか・・・

さよなら、じいちゃん

2004年12月16日 | 考える
祖父が亡くなりました。
葬式には帰れず。初七日に帰りました。

涙は出なかった。
悪くなってから会っていないから、
実感がわかなくて。

子供のころ、泊まって家に帰りたいと泣いた僕に、
「泣くなら、泊まるな!」と怒ってたっけ。
自分の老いた体を見られたくないと、
一緒に風呂に入らなかったね。

酔っ払って片足を田んぼに突っ込んで帰宅して、
「田植えしちょったんじゃ!」
って逆切れしたそうですね。

いつもやさしかったじいちゃん、
こわかったじいちゃん、
元気でと、いつも言っていたじいちゃん。

校長をしていたから、
たくさんの人が葬式には来て、
教え子もたくさん来て、
立派な人だったと口々に言ったそうだけど、
そんなこと、どうでもよかったんだ。

僕にとっては、ただ、いてくれたことだけで、
業績なんて、関係なかったんだ。
きっと、そこにいて、話が出来た、
見守ってくれていたことだけで。

あなたは誰とも交換不可能な、
私の祖父だった。

じいちゃんがいないことだけが、
ただただ、さみしい。
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