いつかあの青空の心に

少年のころ見上げた、あの青い空。澄み切ったあの空のような心になりたいと願った。その心に近づいているのだろうか・・・

寒く、暖かかった日々

2004年12月17日 | その他
実家にいるとき、
昔の自分の荷物を整理した。

中学、高校、大学のおびただしい数のテキスト類。
熱中したゲーム、マンガ。車の装備。

そのなかに、昔クリスマスに彼女がくれた
手編みの手袋があった。

その手袋は編みが荒すぎてとても寒いものだったが
心は暖かくなった。

そういえば、彼女が作った
2つの熊のぬいぐるみを車に乗せていたっけ。
最初は一匹だったけど、
「一匹じゃ寂しいだろう」と後から
もう一匹隣に置いたっけ。

男を捕まえておくには、手を捕まえるのではなく、
舌を捕まえるんだという言葉は名言だと思う。
料理が上手い女のところに、男は必ず帰る。
冬になるとよく彼女の作った鳥団子鍋を思い出す。

心は過去には戻れるけれど、
時間は過去にはさかのぼれない。
手袋は処分して、今を生きる。
未来を生きる。

ふと振り返れば、君が笑っているような気がした。
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