老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

マルタ旅行記⑧ ~マルタ騎士団について その② マルタにおける足跡~

2024年04月24日 19時20分32秒 | 旅行/色々な風景

 以上見てきたように、マルタとマルタ騎士団は切り離せなく、至る所でその足跡が見られるのですが、その中でマルタ騎士団と特に密接な足跡が首都ヴァレッタにありますので紹介しましょう。

「騎士団長の宮殿」と「聖ヨハネ大聖堂」です。(まさ)

<騎士団長の宮殿>
歴代の騎士団長の公邸で、現在は大統領府として使用されていますがその一部や武器庫などが公開されています。

入口

8つのグループの旗(騎士団は各地からの出身者がいるので、騎士間の意思疎通を図るために出身地/言語などを考慮し8つのグループに分けられていました。
プロヴァンス(仏・東南部)/オーベルニュ(仏・中南部)/フランス/イタリア/アラゴン(スペイン南東部)/カスティーリャ(スペイン西部)・ポルトガル/イングランド/ドイツです。

甲冑など

儀礼用の甲冑

<聖ヨハネ大聖堂>
聖ヨハネに捧げられた騎士団の私的修道会教会堂で、立派な祭壇、油絵の天井画/立派な壁装飾やグループごとの控室などがありますが、中でも有名なのは付属美術館にあるイタリアが誇る天才画家、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(1571-1610)の作品です。

天才にしてならず者、或いは光と闇の画家と言われるカラヴァッジョはローマで殺人事件を犯したが、当時の騎士団長に呼ばれてマルタに逃げてきて、騎士団員になると同時に画家として更なる力を発揮したということです。


入口 非常に質素です

大聖堂内部 天井画は油絵とのことです

同上

祭壇

天井画

壁面にはマルタ騎士団の紋章が

同上


側壁 立体的なキリスト像聖

同上 天使像が持つ笛が枠をはみ出しいます


グループ毎のブース

同上

床面は400もある墓標です

同上

同上


付属美術館 工事中の為、絵画に近づくことは出来ませんでした

同上

カラバッジョ作「聖ヨハネの斬首」下の方に彼の作品唯一の署名があるらしいのですが見えませんでした

カラバッジョ作「聖ヒエロニムス」

建物の出口


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