球場の生ビール

東京ドームなど一部の球場は、生ビールのタンクを背負ったお嬢さんたちがウロウロしている
「ピール」と声をかけると、背中のタンクにつながったホースから、カップに生ビールを注いでくれる

そのお嬢さんたち、なぜかナゴヤドームにはいない
いや、一昨年のシーズンはじめには見かけたのだが、あっという間に姿を消した
よほど売り上げが悪かったのだろうか

今のナゴヤドームは、赤・黄・青のユニホームを着た、500ml缶ビール売りのおにいさんだけだ
おにいさんのユニホームの色は、メーカーで分かれている
赤はアサヒ、黄はキリン、青はサッポロでサントリーは無い
だから、好みのメーカー（色）のおにいさんを呼び止めればよい
好みの色のおにいさんがなかなか来ないときは、
通りかかったおにいさんに「アサヒさん呼んで」と言えば、笑顔で赤いおにいさんを呼んでくれる
ユニホームの色は違っても、彼らはみなバイト仲間でお友達なのだ

以前ご一緒した友人が、このメーカー別色分けを知らず
赤いおにいさんの後ろ姿を見て「あの人朝日さんっていうんだ、アサヒビール売ってる」と言ったので
「赤い人は全員アサヒさんだよ」と教えておいた

生ビールが欲しい人は売店まで買いに行けばよい　缶ビールより１００円高い　
実際のところ、観戦中は、生だろうが缶だろうが味の違いなどどうでもよい

でもね、やっぱりビールが旨いのは、屋外の球場、真夏のナイターだね
試合開始前に一杯飲んで、紙コップの底を抜いてメガホンにする