素振りブログ。

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ペルソナ3の映画第二弾観に行ってきた

2014年06月07日 18時18分51秒 | 日記
ペルソナ3の映画第二弾観に行ってきましたー。

面白かったです。
なんか映画始まる前に「ネタバレはご遠慮ください」ってエリザベスが言ってたので詳しく言うのは控えますが

前より良かったですよ。
前はあまりにもゲーム的で、現実的、という言い方が適切かどうかわかんないのですが、まるでゲームを攻略してるんかいと思える演出あったんで。

風花参入のときの大型シャドウ戦で、敵大型シャドウ「女帝」と「皇帝」が弱点を切り替える特殊能力を持ってるとこですわ。

今は雷撃に耐性があるとか、今は疾風が弱点だとか。
会話としてちょっと異質と言うかおかしいというか;

その辺の反省があったのか、今回はそういう演出は無くて落ち着いて見れました。

あと、原作とちょっと違うところもあったんですが、それは良改変。
あの二人の関係性を際立たせるには、設定このくらい弄るのは良いよね。


……と、だいぶ褒めたわけですが。
不満点1点。

(反転)順平とチドリの恋愛イベント全削除?
見栄張ってチドリに「自分がリーダーだ」って嘘を吐いてしまう順平。
その嘘を信じ、順平を罠にはめるチドリ。
目論見が失敗し、事実上捕虜のような状態になったチドリと、一度は気持ちを利用されて罠にはめられたにも関わらず、交流を持ち続ける順平。
最後はチドリを奪い返しに来たストレガ・タカヤに銃で撃たれて瀕死の重傷を負うも、チドリのペルソナ能力で救われる。
でも、チドリのペルソナ能力で行う癒しの力は、自分の生命力を他人に分け与えるものだったから、瀕死の人間を救ったせいで自分の生命力を使い果たしてしまう。
結果チドリは命を落とすんですが、それを一部始終見ていたストレガに「なんて馬鹿な死に方だ」とその死を侮辱され。
順平は激怒し、ここで自身のペルソナを「ヘルメス」から「トリスメギストス」へと進化させる。
ここすごくいいシーンなんですよ。それまでは自分のことでしか怒れなかった少年・順平が、初めて他人・チドリへの侮辱で激怒するという人間的な成長にペルソナが答えるわけです。

で、それが全削除?

ちょっと待ってよ~;;

原作で屈指で好きなシーンなのにさ;
(反転終了)

ネタバレ禁止と言われても、どうしてもここだけは語っておきたいのですよ……(目をそらしながら



今週の新GAROですが。

ガッツさんいい演技するな。
純朴なおっさんのようにしか見えないのに、言ってる内容が異常そのもの。

「俺たちは寂しい人間を笑顔にしてやってるんだ。それの何が悪いの!?」

幸せ家族に擬態し、人生の袋小路に迷い込んだ、人生に絶望した人間を招きいれ。
家族団らんに混ぜてやって笑顔にさせた後、鍋に放り込んで肉体ごと魂のスープに変えて喰らうという行為を繰り返してきたホラーなんですけど。

怪物らしいドスの利いた言い方じゃないんですよ。
ただのおっさんの抗議みたいな。

明日ゴミの日なんだから前の晩にフライングで出すくらい皆やってるんだからいいだろ!みたいな。
(注※私はちゃんと朝に出してます。フライングはやってません。あくまで例えです。例え)

どうせ人生に苦しんで、日々泣き暮らしていたり、失意の中に居たり、絶望している奴らじゃないか。
そんな奴らにたった一時でも幸せを思い出させ、その代金として魂を貰うことの何が悪いのか。

そう言ってるわけですわ。おっさんの抗議の口調で。

……逆にちょっと迫力を感じてしまいますよね。これは。
新仕置人で出てくる仕置人組織「虎の会」の元締め「とら」を思い出してしまいます。

はっきり言って棒読みなんですが、そのせいで人間的感情を一切持ってないように見えると言う。
ガッツさんのただのおっさん演技は、同じ効果をもたらしてますね。

おっさんの口調だけど言ってる内容が異常なので。
「日常の隙間に潜み、人を取って喰らう化け物」という妙な迫力がある。

で、それを聞いた雷牙は「ふざけるな。苦しみも悲しみも全て、人が生きてきた証だ。それを奪う権利など、お前たちには無い!」と言い放つ。

はい。ここ重要。思い出しますね。
GARO(1期)の名エピソード「時計」

あそこで雷牙の父・鋼牙は、

「ホラーの血を浴びた人間はどうせすぐに死んでしまう。ならば俺がいただいても問題ないはずだ」

と、ヒロインで雷牙の母であるカオルを餌食にしようとするホラー・モラックスに対し

「たとえ残り僅かの命でも!人には人生を精一杯生きる権利がある!それを奪う権利など誰にも無い!」と言い放ち、黄金の鎧を纏い一刀両断したわけです。

今回、その話と怒りのポイントが似てたので、そっちの方でも楽しめました。
父親と同じ事で怒り、同じようにホラーを斬ったように見えた。

これがシリーズモノの醍醐味っすな。歴史といいますか。