素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

視聴後なーんも残らんかった;

2014年06月28日 21時48分46秒 | 日記
ノブナガ・ザ・フールの最終回見たんですけどね、

何かテキトーな最終回でしたな;
なんかそれっぽいことを言わせて、お茶を濁した、みたいな;

ノブナガ・ザ・フール、途中までは良かったんですけどねぇ。
特に、ヨモツヒラサカで竜と対峙したときなぞ

「王とは、自分がトップに立つことを最終目的にしてはいけない。王が上に立つのは、あくまで民を己が考える理想郷に連れて行くためだ」と。

あくまで自分が頂点に立つ武将になることのみが目的だったケンシンは、竜に斬りかかったとき、その傷を我が身で受ける報いを受けましたが。
竜が民の象徴だと気づいたノブナガは、我が身を竜に食わせることで、竜に認められた。
支配者とは、上に立っているものを言うんじゃない。支配されるものをよりよい世界に導いていく責務を背負った者のことを言うのだ、みたいな。

ここのところ、好きだったんですけどね。

あと、聖杯召喚のシーンで、「王」の文字を聖杯を象徴するような図案として使用したこと。
あの世界の王の文字の起源が聖杯にある、となると、東の星と西の星が、バラバラのように見えて実は一つだった、ということになりますからな。
あの世界の世界観に深みが出る。
(まぁ、その他の部分が色々残念だったんだけどさ)



今週の新GAROですが。

実力主義の世界って、色々大変ですな。

フツーの仕事でも、実力が全く問われないか言えば、そんなことは決して無いわけですが。
でも、ちょっと優秀なぐらいで、そうでない人を見下すような言動を取ったり。
あごで使い、屈辱するような態度を取れば、組織の上層部に「組織の和を乱し、裏切り者を製造する不穏分子だ」と認識され、処罰されるのがフツー。
(除くブラック企業)

でも、あくまで想像ですけど、漫画家とか、役者とか。
本人の資質が何より重視される世界だと、問題行動が許容される範囲、かなり広そうなイメージが。

今回ホラーになってしまうアリキリの石井君は、漫画家で。
ある日、長く使ってきたアシスタントに「俺より劣る人に使われる道理は無い」と仕事辞めます宣言をされ。

嫉妬に駆られたときにホラーに憑依されてしまったという。


その後、ホラーと化して得た力で、自分の漫画家としての能力を上昇させ、契約している雑誌のトップ作家に躍り出るんですけど。

それのみが目的になり、当初の想いだったはずの「俺の考えた物語で、読んだ人を楽しませたい」という思いを忘れ去ってしまっているのがね。
多分、ホラーになる前から忘れていたんだろうと思うのですが。

競争ばかりにやっきになると、それが目的になって、自分が何故その道を志したのか。
それを忘れてしまうというのはよくあることですが。

最後倒されたとき、マユリに「お前の最初に描いた漫画は嫌いじゃない」と、自分が漫画家を志した切欠を褒められ、満足の表情を浮かべて消えていったのが印象的でした。
彼の命は救えなかったけど、渇いた彼の魂だけは救えたんだなぁ。

ファミ劇限定のホラー役インタビューのコーナーでは、石井君は「一流の役者に囲まれて、自分のような三流が居ていいのかと思いました」的なコメントをしてたんですが。
十分上手かったですよ。

丁寧な態度には、落ち目になってる自分が惨めなので、せめて態度だけは丁寧にして、嫌われる原因を作らないようにしようと言う卑屈な気持ちが伺えましたし。
長年使ってきたアシに裏切られたときの顔は、自分でも分かってることを言われて、もう漫画家としては絶望の淵に落ちるしか無い自分。反対に、これから飛翔しようとするアシ。
その嫉妬心で、もはやアシを殺すしか自分の存在を保てない気持ちになってるのが、表情で伝わってきましたし。

ホラー化した後は、笑い方がネットリしてて、怪物っぽくて良かったですよ。