素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

ぼくンちのフーマ

2020年01月22日 00時09分56秒 | 日記
来週、現在東映チャンネルで放送中の「宇宙刑事シャイダー」で、子供時代の私の心にトラウマを刻み込んだ話をやるのですわ。

タイトル「ぼくンちのフーマ」

内容は、ある一般家庭にフーマの不思議獣が入り込み、一家を侵略。
シャイダーこと沢村大がそれに気づき不思議獣を退治して一家を救う話なんですけど。

何が怖かったかといいますとですな。
この不思議獣、一家を恐怖で縛ってフーマの言いなりにさせるだけじゃなくてね。

自身がデカくなるために、大量の食糧を必要とし。

一家の財産を食い潰していくんですな。

まず、一家の愛犬を丸ごと喰い殺し。
一家の父親の貯金を全額使わせ大量の食肉を購入。
それだけでは飽き足らず、サラ金に手を出させて限界まで借りさせて、それで買えるだけの食糧を買わせる。
全て喰い尽くすと

不思議獣「おい!今度は犬を買ってこい!最初に喰ったあの犬は美味かった!」

父親「もう勘弁してくれ!貯金はもう無いし、サラ金にももう金は借りられない!」

不思議獣「うるさい!金が無いなら盗んで来い!言うことを聞かないならお前の娘を喰うぞ!」

まさにしゃぶり尽くす。
これが子供時代怖くてねー。この家族、財産全部取られて、多額の借金までさせられて、もう終わりじゃ無いのか!?って。
子供のとき、サラ金は破滅への片道切符。絶対に借りてはいけないってイメージがすでに脳内に出来上がっていたので、それを強制するフーマの不思議獣がメッチャ怖かったよ。

でもこの一家、このままじゃ不思議獣に財産を全てやられていくの分かってるけど、それを外に訴えたら助けてもらえる前に不思議獣に何をされるか分からないので、なーんも言えないのよね。
このどうしようもなさ。
単純暴力の前では、自分が強くない限り、法律なんて何の意味も持たない。
それを最初に教えられた話なのですわ。

それが家の外の話ならまぁ、家に逃げ帰ればとりあえずは安心かもしれないけど。
家の中に入り込まれちゃあなぁ。逃げ場が無い。
そこが怖くてね。思い出深い回なんですよ。

シャイダーの方では、不思議獣に逆らえず近所のペットショップで「お金は後で払うから」と嘘を吐いて犬を連れて来た一家の長男の少年が、泣いているのを沢村大に見つけてもらって、助けてもらうわけですけど。

怖いことに、構図的に似た事態になる現実の事件、実際にあるよね;
家族の一人がヘマをして、家の中にフーマの不思議獣に匹敵するような反社会的なモンスターを招き入れてしまい、家を地獄に変えちゃう事例。
そしてこっちには助けてくれるシャイダーは来ない。
具体的な事例は胸糞悪くなるのであげませんけど、大人になってそういう事件を見ると「ああ、シャイダーのあの話を思い出す」って思ってしまいます。