昨日の日記でFF11の話をしたので、FF11に関わる話をひとつ。
どっかの誰かが
「FF11はどうしてこう、何もしない時間が多いのか」
そういうFF11を批判するネタで文章を書いてたんですが。
それはもう、酷いもので。
最初は「パーティを組まないとまともにレベル上げはまずできないから、パーティからあぶれた人は誰かに誘われるか、都合のいいメンバーがパーティ希望を出すまで待たねばならぬ」
こういう、真っ当な意味で「何もしない時間が多い」って批判するのかなと思っていたら。
違ったのよね。
戦闘面で「何もしない時間が多い」
んなわけ無いだろと。
ウエポンスキルを使うタイミング、空蝉の術の張替え、弱体アローの打ち込みによる援護。
運悪くリンクしてきてしまった他のモンスの眠らせ対処。腐るほどあるわ。
特に酷かったのは「白魔道士については、HPが減ってきたら回復するくらいで、あとはパーティメンバーのケツを見るくらいしかすることがない」
んなわけ無いだろと。(2回目)
FF11の白魔道士は忙しすぎてハゲそうになるわ。
当然のことながらFF11プレイヤーの猛攻撃。
で、それについては「やれやれ。FF11しかMMOを知らない連中は視野が狭いな」とコメントを出し、余計ムカつかせたという。
そんなことがあったのですが。
まぁ、この話の主題はですね。
そういう「自分が一番正しいと思っている」「人の話を聞かない自分が賢いと勘違いしているアホ」
それじゃなくてね。
白魔道士。
これのFF11での当時の実態の話で。
さっき「忙しすぎてハゲそうになる」って言いましたけど。
当時の白魔道士ね。今はどうか知りませんが。
パーティ時、瞬き禁止レベルで戦闘ログを読んでいないといけなかったんです。
何故か?
敵の状態異常攻撃に対処するため。
パーティメンバーのHPは画面に表示されるんですけどね。
状態異常だけは、表示されないんですよ。
イナズママークで「麻痺」とか。石ころマークで「石化」とか。
そういう一目で分かる表示が無い。
正確に言うと自分のキャラのはあるけど、他のプレイヤーのキャラの状態異常表示は見えない。
戦闘ログには書かれるんですけど。
Black Tigerの咆哮!
→XXは麻痺した。
こんな感じで。
で、ですね。
状態異常になったら、当然回復させないといけないわけですけど。
毒なら「ポイゾナ」麻痺なら「パラナ」石化なら「ストナ」といった具合。
ハゲそうになるのはここから。
なんと、状態異常になったことをパーティメンバーに報告させたら怠慢なんですわ。
「麻痺したから回復してください」こんな感じで。これを言わせたらアウト!
画面には表示一切ないのに。
(毒ならHPが減るので気づけますけどさ)
ログに状態異常が表示された数秒後に、対象メンバーに対応する状態異常回復魔法をかけはじめないといけない。
そういう不文律が白魔道士の間にはありまして。
そうしないと「この白魔道士働かねー」と後で叩かれる。
だから瞬き禁止。
「麻痺しました。白さんパラナよろ!」
「石化しました。白さんストナよろ!」
これぐらい言わせたくらいで何故批判されねばならんのだ。
そう思われるかもですが、そういうことになってました。
……多分、誰かが「報告されなくても俺は状態異常を回復するぜ」なんて仕事をしてみせて。
「あの白さん報告しなくても状態異常を回復してくれたぜ」「ログを読み逃さなかったのか?慣れてるよなぁ」「ああいう白はかっこいい」
なんて言われて、称賛されたのがはじまりなんじゃないのかなぁ?
それがいつしか「白なら当然」になり「そうじゃない白は白を舐めてる」って言われるようになってしまった。
これさ、なんとも日本的だと思いません?
高度なサービスをさ、当たり前だと思い込み、そこから外れて本来なら「普通」になってしまったとき。
あいつは仕事をさぼってる。そう罵られてしまうという。で、結果新規参入者のハードルを上げてしまうという。
そこまでのレベルに行かないとクソ扱いされる、と。
実際、こういう状態異常回復の他にも、ケアルのかけ方も上手い下手の差があって。
こまめに低レベルケアルでちょこちょこ回復させ、HPを危険水準まで下がらせないのが上手い白。
危険水準になるまでHPをほっといて、高レベルケアルで一気に回復。結果敵のターゲットをとって殴られてパーティを危機に晒すのは下手な白。
他にも
手が空いたら座ってMP回復に努めるか、その場でジュースを合成して飲んで、MP回復させる。
だとか
ナイトさんがHP減らしてたらあえて放置し、ナイトさん自体に高レベルケアルを使ってもらって、敵のターゲットを絶対にナイトさんから奪えないように仕向ける。
だとか。
そういうことを理解して、的確に動かなければならない。
それが白魔道士をプレイする者の心得的なものがありましたね。
でも。
今思うと。
それもまた、面白かったのかもしれない。
高レベルサービスを要求されることをある種の娯楽に感じてしまうってのも、ある意味日本人的かも。
どっかの誰かが
「FF11はどうしてこう、何もしない時間が多いのか」
そういうFF11を批判するネタで文章を書いてたんですが。
それはもう、酷いもので。
最初は「パーティを組まないとまともにレベル上げはまずできないから、パーティからあぶれた人は誰かに誘われるか、都合のいいメンバーがパーティ希望を出すまで待たねばならぬ」
こういう、真っ当な意味で「何もしない時間が多い」って批判するのかなと思っていたら。
違ったのよね。
戦闘面で「何もしない時間が多い」
んなわけ無いだろと。
ウエポンスキルを使うタイミング、空蝉の術の張替え、弱体アローの打ち込みによる援護。
運悪くリンクしてきてしまった他のモンスの眠らせ対処。腐るほどあるわ。
特に酷かったのは「白魔道士については、HPが減ってきたら回復するくらいで、あとはパーティメンバーのケツを見るくらいしかすることがない」
んなわけ無いだろと。(2回目)
FF11の白魔道士は忙しすぎてハゲそうになるわ。
当然のことながらFF11プレイヤーの猛攻撃。
で、それについては「やれやれ。FF11しかMMOを知らない連中は視野が狭いな」とコメントを出し、余計ムカつかせたという。
そんなことがあったのですが。
まぁ、この話の主題はですね。
そういう「自分が一番正しいと思っている」「人の話を聞かない自分が賢いと勘違いしているアホ」
それじゃなくてね。
白魔道士。
これのFF11での当時の実態の話で。
さっき「忙しすぎてハゲそうになる」って言いましたけど。
当時の白魔道士ね。今はどうか知りませんが。
パーティ時、瞬き禁止レベルで戦闘ログを読んでいないといけなかったんです。
何故か?
敵の状態異常攻撃に対処するため。
パーティメンバーのHPは画面に表示されるんですけどね。
状態異常だけは、表示されないんですよ。
イナズママークで「麻痺」とか。石ころマークで「石化」とか。
そういう一目で分かる表示が無い。
正確に言うと自分のキャラのはあるけど、他のプレイヤーのキャラの状態異常表示は見えない。
戦闘ログには書かれるんですけど。
Black Tigerの咆哮!
→XXは麻痺した。
こんな感じで。
で、ですね。
状態異常になったら、当然回復させないといけないわけですけど。
毒なら「ポイゾナ」麻痺なら「パラナ」石化なら「ストナ」といった具合。
ハゲそうになるのはここから。
なんと、状態異常になったことをパーティメンバーに報告させたら怠慢なんですわ。
「麻痺したから回復してください」こんな感じで。これを言わせたらアウト!
画面には表示一切ないのに。
(毒ならHPが減るので気づけますけどさ)
ログに状態異常が表示された数秒後に、対象メンバーに対応する状態異常回復魔法をかけはじめないといけない。
そういう不文律が白魔道士の間にはありまして。
そうしないと「この白魔道士働かねー」と後で叩かれる。
だから瞬き禁止。
「麻痺しました。白さんパラナよろ!」
「石化しました。白さんストナよろ!」
これぐらい言わせたくらいで何故批判されねばならんのだ。
そう思われるかもですが、そういうことになってました。
……多分、誰かが「報告されなくても俺は状態異常を回復するぜ」なんて仕事をしてみせて。
「あの白さん報告しなくても状態異常を回復してくれたぜ」「ログを読み逃さなかったのか?慣れてるよなぁ」「ああいう白はかっこいい」
なんて言われて、称賛されたのがはじまりなんじゃないのかなぁ?
それがいつしか「白なら当然」になり「そうじゃない白は白を舐めてる」って言われるようになってしまった。
これさ、なんとも日本的だと思いません?
高度なサービスをさ、当たり前だと思い込み、そこから外れて本来なら「普通」になってしまったとき。
あいつは仕事をさぼってる。そう罵られてしまうという。で、結果新規参入者のハードルを上げてしまうという。
そこまでのレベルに行かないとクソ扱いされる、と。
実際、こういう状態異常回復の他にも、ケアルのかけ方も上手い下手の差があって。
こまめに低レベルケアルでちょこちょこ回復させ、HPを危険水準まで下がらせないのが上手い白。
危険水準になるまでHPをほっといて、高レベルケアルで一気に回復。結果敵のターゲットをとって殴られてパーティを危機に晒すのは下手な白。
他にも
手が空いたら座ってMP回復に努めるか、その場でジュースを合成して飲んで、MP回復させる。
だとか
ナイトさんがHP減らしてたらあえて放置し、ナイトさん自体に高レベルケアルを使ってもらって、敵のターゲットを絶対にナイトさんから奪えないように仕向ける。
だとか。
そういうことを理解して、的確に動かなければならない。
それが白魔道士をプレイする者の心得的なものがありましたね。
でも。
今思うと。
それもまた、面白かったのかもしれない。
高レベルサービスを要求されることをある種の娯楽に感じてしまうってのも、ある意味日本人的かも。