素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

忍者とナイトの関係で思うところ。

2020年03月08日 00時00分03秒 | 日記
さらに昨日に引き続きFF11の話なんですが。

私がFF11をやってたときは、盾ジョブとしては「ナイト」「忍者」
この2種のジョブが代表的でしたな。

ナイトと忍者が確保できないときは、緊急避難的に「戦士」「モンク」「青魔道士」なんかも盾役を担ってた。
(戦士はまぁ、防御力そこそこで盾役に有益なアビリティも持ってるし、モンクはHPが高いので死ににくい。青魔道士は青魔法で防御力を著しく高めるものがあるため)

ナイトは防御特化型戦士って立ち位置のジョブで、忍者はシーフ寄り戦士って立ち位置。つまり回避力に優れる。
前者は敵の攻撃に耐え抜くことで盾役をこなし、後者は敵の攻撃を受けないことで盾役をこなすわけですわ。
どっちが喜ばれたかというと、圧倒的に後者でしたね。
だって攻撃を受けないってことは、盾役が死ぬ可能性が著しく低いってことですし。
ということは、盾役が落ちることでパーティ全滅の憂き目にも遭わない。

加えて二刀流持ちだから、攻撃役としても仕事が出来る。

喜ばれないわけがない。

だからまー、忍者をやる人は結構居たんですけど。

やるにはいろいろ問題が。

1)回避力を高める装備を揃える必要がある。

当たり前ですけど、パーティで経験値稼ぎをする際は、一人では到底勝てない数段格上のモンスターを獲物にするので。
そんなのが相手でも結構回避するような状況を目指さなくてはいけない。それには素の状態で挑むのは無理。
なので、装備に金をかける必要が。

2)忍術を使うための忍具を揃える必要がある。

忍者のアビリティのひとつに「忍術」があるんですが。
これ、MPを消費して特殊効果を起こすアビリティじゃ無いんですよね。
専用の携帯アイテム「忍具」を消費し、特殊効果を起こすのです。

なので、使えば使うほどお金がかかる。

忍者を続けるためには、これをなんとかすることが必須で。
自作するか、競売で購入し続けられるだけの経済力を持つか。

特に空蝉の術を使用するための忍具「紙兵」は、忍者の生命線で。
これを十分に持たずにパーティに参加すれば「あんたパーティ舐めてない?」って確実に言われること必至。

3)空蝉の術に習熟する必要がある。

忍術・空蝉の術ってのがありまして。
これは規定回数敵の単独攻撃を無効化するという忍術。忍者の生命線と言っても過言ではない忍術ですわ。
忍者の高い回避力に加えて、この忍術を併用することで、数段格上のモンスター相手に一発も被弾しないという状況を実現するわけですね。
私がやってたときは壱と弐があって。
それぞれ3回ぐらい敵の攻撃を無効化できる。
壱で3回、弐で3回。弐が2回無効化したあたりで再度詠唱可能になってる壱を使い、また壱で3回、と続ける。
これを蝉まわしと呼んだのですが。
壱から弐に張り替えるのは良いんですよ。
弐は壱の上位扱いなんで上書きできるし、何より詠唱時間が短い。(2秒ぐらい)
問題は弐から壱に張り替えるとき。
弐を壱で上書きはできないので、詠唱を開始したら自分で空蝉の術・弐を解除しなきゃいけないんですけど。
早すぎるとモンスの攻撃受けて術が中断されるし。
遅すぎると上書きできないので術が無効化される。
ここの技術の差が忍者の習熟度と言ってもいい。
これが上手く出来ないと「蝉まわしも出来ないで忍者やるなよ、クソが」と陰口を叩かれること必至。

まぁ、何が言いたいかというと、忍者は上手い人がやると回復役にも負担がかからず、連続戦闘が容易になり自身も攻撃力を持つために狩りのスピードも速くなる理想の盾ジョブなんですが。
充分な働きをするためには色々とクリアするべき問題が多い、玄人向け盾ジョブなんですね。
誰でもヒーローになれるわけじゃない。

一方、ナイトの方は
1)装備の防御力を高くすればよい。しかもその装備で理想的なものが、誰でも起こせる専用イベントで入手できるものであるため、金がかからない。
2)強力なケアルによる他者、自己回復という、最強の敵対心稼ぎの手段があるため、タゲを確保しやすい。
3)かばう、防御力アップ等、盾役に適したアビリティが揃っている。

決められたことを決められたタイミングでしっかりやってれば、それなりに仕事が出来たんですね。
そりゃいくら頑張っても極まった忍者には追い付けないかもしれないけど。
極まって無くても、真面目にやってればそれなりの結果が出せる盾ジョブだったんですよ。

100点満点で、合格点が60点以上のとき。
そりゃ100~90点を出せるのはかっこいいけどさ。
その点数を出すために、赤点を取るリスクを高めないといけないとしたら。
100点はまず無理でも、真面目にやってれば赤点は確実に回避できる方法を取った方が賢くないですか?

だから、私は盾役をやりたくなったとき、忍者ではなくナイトを選択してレベル99まで上げたんですが。
上を見るのもいいけど、やっぱ身の丈を知って、現実的に結果を出せるには何がいいか選定するのは大事よ。

私はよく、このFF11における当時の盾役の事情を思うときそう思います。