実はサンデーのノケモノたちの夜、読んでるんですけどさ。
色々と複雑な気分になりましたわ。今週。
ノケモノたちの夜はどういう作品かと申しますと、
悪魔が世界の裏で実在しているイギリスが舞台の物語で。
強欲な人買いの男に言われ、物乞いをさせられていた生まれつき悪魔が見える少女・ウィステリアが、やむを得ぬ理由で大悪魔・マルバスと契約。
自分の視力と引き換えに、窮地を救ってもらい、彼と一緒にあても無い旅に出るというお話。
旅の先々で、マルバスとは別の悪魔に出会って襲われそうになったり、悪魔と契約している別の誰かと出会って交流したり。悪魔狩りを専門にしている殺し屋集団に襲われたり。
この世界の悪魔は人間に取引を持ち掛け、代価と引き換えに人間の望みを叶えるんですけど。
悪魔には倫理観と言うものが無いことが多く。
基本的に、人間の口にする望みに対して「それはまずいだろ」って言わないんですね。
なので、極端な話、「この世がつまらないから死にたいけど、一人で死ぬのは悔しい!家族の命を捧げるから、この国の人間を皆殺しにしてー!」って望みも、悪魔が代価に納得すれば叶えられてしまう。
なので悪魔を狩る専門の殺し屋集団が居るんですが。野放しにすると危なくて仕方ないから。
しかしそれは別に、悪魔と契約した人間がすべからく邪悪であるということとイコールでは無いわけで。
で、今やってる話は、ウィステリアが契約しているマルバスと同格の悪魔・ナベリウスと契約している元貴族の少女・ダイアナとの話なんですが。
元々、イギリス王室のために悪魔と契約する役目を担っていた家系の出の子で。
色々あってお家断絶。直接の理由は王家との信頼関係も消滅してしまうようなヘマをして、一族皆殺しの運命を逃れられなくなったので。
そんな彼女が契約している悪魔・ナベリウスは、死んだ彼女の家族が自分たちの魂を捧げて、彼女のために契約してくれた形見みたいな存在なんですね。
で。
色々あって、イギリスの闇を知りすぎている家の生き残りである彼女と、契約している悪魔を危険視したお偉方の意向で、悪魔狩り専門の殺し屋集団・剣十字騎士団が派遣されて交戦状態になったんですけど。
先週、ナベリウスを消し去りたいと考えている剣十字騎士団が「ナベリウスを正攻法で倒すのは骨が折れるが、契約者を暗殺する方法なら遥かに容易い」と、ダイアナを狙撃。
胸を撃たれて殺された、と見えたんですが。
それをされたナベリウスが激怒。
狙撃した剣十字騎士団への怒り以上に、ダイアナを守れなかった自分の不甲斐なさに対して。
その結果、ナベリウスは力の全てを解放し、巨大な怪物に変貌。
マルバス曰く「あの姿になったらおしまいだ。魔力が尽き果ててしまうまで暴れまわるだけだ」
ようは死ぬまで暴れまわって、破壊の限りを尽くすだけ、とのこと。
そんな酷い、というところで、実はまだダイアナが生きていることが発覚。
マルバス曰く「契約者が生きているなら望みがあるかもしれない。ナベリウスを元に戻せるかも」
それを聞きつけた剣十字騎士団のリーダーが「あの悪魔はどうやっても倒せ無さそうだ。だったらその作戦に協力する」なんて言い出して。
(このときにウィステリアが、見えないはずなのに、すごい目でリーダーを正面から見据えるのが燃えた)
一か八かのマルバスの力を全開放し、それをウィステリアが制御して、二人でナベリウスを抑え込む作戦に出るんですけど。
一見「調子の良いことを言いやがって。絶対後でまた裏切るつもりだろ!」って言いたくなるところですけどさ。
剣十字騎士団。
多分ね、彼ら。
もうダイアナには手を出さないと思うのよ。
何故って、ダイアナに手を出す=イギリスの国土が焦土と化すかもれない
この図式が出来ちゃったからね。
これがあるから「ダイアナを助ける」なんて言い出し始めたわけで。
ようはダイアナを殺すことによるデメリットの方が、野放しにしたときのデメリットよりデカイ、って思われたってことでしょ?
その気になればナベリウスを討伐することはできるはずなんだけどさ。剣十字騎士団。
ナベリウスが自滅するまで、放置しとけばいいんだから。
しかしそれは、あまりにも高くつくから。だから諦めたわけで。
じゃあ、これからもしないでしょ。同じ失敗を何度も繰り返すのは馬鹿だしね。
だからもう狙われないと思う。(ダイアナがイギリス滅亡とか言い出したら別だけど)
しかし、これはダイアナ的には嬉しい話だけど、物語的にはどうかな?
バトる理由が無くなるってのは、キャラクター的にまずくない?
そういう理由で、ちょっと複雑な気分だったんですね。
剣十字騎士団が活躍できないじゃん;
同じ理由で、マルバスと契約しているウィステリアも安全になりそうな気さえする。
見た感じ、ダイアナとナベリウスの関係に近いように見えるから、私が剣十字騎士団のリーダーだったら「あいつらには手を出すな。多分似たようなことになる。あまりに高くつく」って言うよ。
ウィステリアが苦しい目に遭わないのは良い事かもしれんけど。
(剣十字騎士団には彼女の生き別れの兄が居るしねぇ)
色々と複雑な気分になりましたわ。今週。
ノケモノたちの夜はどういう作品かと申しますと、
悪魔が世界の裏で実在しているイギリスが舞台の物語で。
強欲な人買いの男に言われ、物乞いをさせられていた生まれつき悪魔が見える少女・ウィステリアが、やむを得ぬ理由で大悪魔・マルバスと契約。
自分の視力と引き換えに、窮地を救ってもらい、彼と一緒にあても無い旅に出るというお話。
旅の先々で、マルバスとは別の悪魔に出会って襲われそうになったり、悪魔と契約している別の誰かと出会って交流したり。悪魔狩りを専門にしている殺し屋集団に襲われたり。
この世界の悪魔は人間に取引を持ち掛け、代価と引き換えに人間の望みを叶えるんですけど。
悪魔には倫理観と言うものが無いことが多く。
基本的に、人間の口にする望みに対して「それはまずいだろ」って言わないんですね。
なので、極端な話、「この世がつまらないから死にたいけど、一人で死ぬのは悔しい!家族の命を捧げるから、この国の人間を皆殺しにしてー!」って望みも、悪魔が代価に納得すれば叶えられてしまう。
なので悪魔を狩る専門の殺し屋集団が居るんですが。野放しにすると危なくて仕方ないから。
しかしそれは別に、悪魔と契約した人間がすべからく邪悪であるということとイコールでは無いわけで。
で、今やってる話は、ウィステリアが契約しているマルバスと同格の悪魔・ナベリウスと契約している元貴族の少女・ダイアナとの話なんですが。
元々、イギリス王室のために悪魔と契約する役目を担っていた家系の出の子で。
色々あってお家断絶。直接の理由は王家との信頼関係も消滅してしまうようなヘマをして、一族皆殺しの運命を逃れられなくなったので。
そんな彼女が契約している悪魔・ナベリウスは、死んだ彼女の家族が自分たちの魂を捧げて、彼女のために契約してくれた形見みたいな存在なんですね。
で。
色々あって、イギリスの闇を知りすぎている家の生き残りである彼女と、契約している悪魔を危険視したお偉方の意向で、悪魔狩り専門の殺し屋集団・剣十字騎士団が派遣されて交戦状態になったんですけど。
先週、ナベリウスを消し去りたいと考えている剣十字騎士団が「ナベリウスを正攻法で倒すのは骨が折れるが、契約者を暗殺する方法なら遥かに容易い」と、ダイアナを狙撃。
胸を撃たれて殺された、と見えたんですが。
それをされたナベリウスが激怒。
狙撃した剣十字騎士団への怒り以上に、ダイアナを守れなかった自分の不甲斐なさに対して。
その結果、ナベリウスは力の全てを解放し、巨大な怪物に変貌。
マルバス曰く「あの姿になったらおしまいだ。魔力が尽き果ててしまうまで暴れまわるだけだ」
ようは死ぬまで暴れまわって、破壊の限りを尽くすだけ、とのこと。
そんな酷い、というところで、実はまだダイアナが生きていることが発覚。
マルバス曰く「契約者が生きているなら望みがあるかもしれない。ナベリウスを元に戻せるかも」
それを聞きつけた剣十字騎士団のリーダーが「あの悪魔はどうやっても倒せ無さそうだ。だったらその作戦に協力する」なんて言い出して。
(このときにウィステリアが、見えないはずなのに、すごい目でリーダーを正面から見据えるのが燃えた)
一か八かのマルバスの力を全開放し、それをウィステリアが制御して、二人でナベリウスを抑え込む作戦に出るんですけど。
一見「調子の良いことを言いやがって。絶対後でまた裏切るつもりだろ!」って言いたくなるところですけどさ。
剣十字騎士団。
多分ね、彼ら。
もうダイアナには手を出さないと思うのよ。
何故って、ダイアナに手を出す=イギリスの国土が焦土と化すかもれない
この図式が出来ちゃったからね。
これがあるから「ダイアナを助ける」なんて言い出し始めたわけで。
ようはダイアナを殺すことによるデメリットの方が、野放しにしたときのデメリットよりデカイ、って思われたってことでしょ?
その気になればナベリウスを討伐することはできるはずなんだけどさ。剣十字騎士団。
ナベリウスが自滅するまで、放置しとけばいいんだから。
しかしそれは、あまりにも高くつくから。だから諦めたわけで。
じゃあ、これからもしないでしょ。同じ失敗を何度も繰り返すのは馬鹿だしね。
だからもう狙われないと思う。(ダイアナがイギリス滅亡とか言い出したら別だけど)
しかし、これはダイアナ的には嬉しい話だけど、物語的にはどうかな?
バトる理由が無くなるってのは、キャラクター的にまずくない?
そういう理由で、ちょっと複雑な気分だったんですね。
剣十字騎士団が活躍できないじゃん;
同じ理由で、マルバスと契約しているウィステリアも安全になりそうな気さえする。
見た感じ、ダイアナとナベリウスの関係に近いように見えるから、私が剣十字騎士団のリーダーだったら「あいつらには手を出すな。多分似たようなことになる。あまりに高くつく」って言うよ。
ウィステリアが苦しい目に遭わないのは良い事かもしれんけど。
(剣十字騎士団には彼女の生き別れの兄が居るしねぇ)