素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

セーブデータの話

2020年10月03日 00時00分00秒 | 日記
ウィザードリィの話をこないだしましたけどさ。
ファミコン時代はね、大変だったんですわ。
ウィザードリィってゲームは、オートセーブ機能が標準装備というか。
仕様なんですわ。
戦闘が終わったとき。キャンプを開いたとき。あと、全滅したとき。

強制セーブされる仕様。

で。
全滅したパーティは、迷宮に放置され。
他のキャラクターでパーティ組んで、死体を回収しに行かないといけない。

放置し続けると、まず装備が無くなり、最終的には死体が消えてしまいます。
死体が消えるとどうなるか?

二度と復活できません。
そういう厳しいゲームなのです。

なんでね。
全滅に限らず、何か不都合が起きた場合、例えばモンスターの特殊技でレベルを大幅に下げられた場合、危険すぎる宝箱の罠を解除失敗したときなど、事実が確定する前にリセットボタンを押さなきゃいけないゲームだったんですが。
例によって、ファミコンのセーブ機能が付いたゲームってね、リセットを無闇に押すとデータ吹っ飛ぶじゃ無いですか。
その危険に怯えながら、迷宮を探索するゲームだったんですよ。

でも、その後ゲームボーイでファミコン版のウィズのリメイク版が発売され、触れ込みが「電源を切ったくらいではデータ吹っ飛びません!!」
おかげさんで、多少無茶やっても危なくなったら電源を切ればいい、ってスタイルで遊べるようになり。
あれは嬉しかったな。

と、当時は単純に喜んでたんですが。

ふと「そもそもなんでファミコン時代のセーブってよく吹っ飛んだんだ?ウィズに限らず。例えばドラクエ3とか」って思いまして。

ちょっと調べてみたらですな。

昔のファミコンのセーブデータって、電流の流れ方を記憶することでセーブしてたんですね。
で、この「流れ方」
電源関係で無茶すると破損してしまうらしく。例えばいきなり電源切るとか。カセット端子の接触不良でゲームをはじめようとするとか。
で。

どうも、あのトラウマモノの

「でろでろでろでろでろでろでーんでん♪ おきのどくですがぼうけんのしょはきえてしまいました」

これ、正確には「消えた」じゃなくて「消しました」だそうで。
データを読み込むときに失敗すると、カセットが「これは破損データ」「このデータでゲームを開始するとゲームがバグるかも」「初期化するしかない」
こういう流れで自動的にセーブを消す仕様になってたらしい。
だから「あの音楽が鳴った瞬間、リセットを押せば冒険の書が消えない」っての。
根拠のない噂じゃ無かったらしい。

ただの不運な読み込み失敗だった場合、消される前にリセットすれば助かる可能性はあるとのこと。

……まぁ、昔は大変でしたよね。
今は外部メモリにバックアップ取ったり、クラウドに保管したり、サーバーにデータを預けたりできるけどさ。