パートでも有給があるのに、事業者自体が知らなかったりします。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181210-00010002-bfj-bus_all
日本人の有給休暇取得率を世界19カ国で比較したところ、3年連続最下位になったことが、旅行サイト「エクスペディア・ジャパン」の調査でわかった。12月10日に公表された調査結果によると、日本の有休消化率は50%、取得日数は10日で、率と日数ともに最下位だった。トップのブラジル、フランス、スペイン、ドイツはいずれも100%(30日)。その他の国もいずれも取得率は7割以上で、日本の低さが際立つ結果だ 略
上司が取得に非協力的?
一方で「自分は今より多くの有給休暇をもらう権利がある」と考える人の割合は54%と、他国に比べ1番低い結果となった。
「権利がある」と答えた上位3カ国は有休取得日数が少ない香港、インド、韓国のアジア諸国で、日本だけが異質の傾向を示したと言える。
また、上司が有休取得に協力的かどうかを聞いた質問でも、日本は43%と最下位だった。1位のブラジルは84%だ。
日本の世代別調査では、「休み不足」と感じている人の割合が18~30歳と34~49歳で6割以上の一方、50代以上が40%と低く、休みに関する価値観の世代間ギャップが浮き彫りになった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181210-00000001-mai-bus_all「有休取らない社員」年5日取得義務化でどう変わる
2019年4月から年5日の有休取得が義務づけられます。会社は、有休を取らない社員に時季を指定して取得させなければなりません。ただ、中には有休取得を「よくないこと」と考える社員もいるため、会社側は早めの対策が求められます。略
有休の取得促進が必要な理由を説明します。政府が進める働き方改革の一環として労働基準法が改正され、2019年4月から全ての企業に有休の時季指定が義務づけられます。具体的には、年10日以上の有休を与えられる労働者に、使用者(会社)が有休の日数のうち年5日を時季指定して取得させなければなりません。
ただし、労働者が自ら申し出て取得した日数や、労使協定で取得時季を定めて与える日数(計画的付与)がある場合は、時季指定義務のある5日から控除できます。
有休を与えてから1年以内に自分で積極的に取る社員は、会社が取得状況を確認すれば十分です。一方、普段から有休を積極的に取らない社員には会社側から声がけし、それでも有休を取らない場合は取得時季を具体的に指定するなどして取得させなければなりません。
計画的付与を新たに設け、一斉休業で対応することもできます。ただし、会社の義務は果たせますが、自分の計画に合わせて有休を取りたい社員や、子育て中で子供の病気などに対応するため有休を残しておきたい社員などから不満が出る可能性があります。
会社がまずやるべきことは、社員ごとの有休取得状況の確認です。有休取得が進まない社員には、業務の状況を確認した上で、年5日の有休取得が義務づけられる新しいルールについて説明し、積極的に休みを取るよう伝えます。有休を取ること自体に抵抗感のある人もいるでしょうが、法改正で社員に有休を取らせるのが企業の義務となることを説明し、意識を変えてもらう必要があります。