ワクチン接種直後、会場内で倒れて搬送…60代男性死亡(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
高知県南国市が実施した新型コロナウイルスワクチンの集団接種で4日、60歳代の男性が接種直後に会場内で倒れ、搬送先の病院で死亡が確認された。接種との因果関係は確認されていない。
県によると、県内で接種後に死亡した人は5人目。接種当日の死亡は初のケースという。これまでの4人は、翌日もしくは数日後に死亡しており、接種との因果関係は確認されていない。
ワクチン接種直後、会場内で倒れて搬送…60代男性死亡(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
高知県南国市が実施した新型コロナウイルスワクチンの集団接種で4日、60歳代の男性が接種直後に会場内で倒れ、搬送先の病院で死亡が確認された。接種との因果関係は確認されていない。
県によると、県内で接種後に死亡した人は5人目。接種当日の死亡は初のケースという。これまでの4人は、翌日もしくは数日後に死亡しており、接種との因果関係は確認されていない。
一部商品・サービスの料金新設・改定について
https://www.jp-bank.japanpost.jp/news/2021/news_id001686.html
来年1月17日から
窓口やATMで現金を使った支払いは手数料を110円に値上げ、他にも預金などで硬貨(小銭)を使う場合も51~100円で550円の料金設定を新設
硬貨への負担料金は最大で501~1000枚の1100円
ゆうちょ銀行
駅やコンビニなどのATM
これまで無料で
貯金の引き出しや
預け入れができていましたが
来年1月17日~
平日の夜間や休日に限って
新たに手数料110円がかかります。https://t.co/ifVSrgWFga
— NHK生活・防災
ゆうちょ銀行は無料を廃止
硬貨は早めに処分を
新規手数料の徴収項目
ATM
・硬貨を出し入れ
・現金で通常払込
窓口
・硬貨を多く預け入れ
・硬貨紙幣を指定して出金
・現金を利用し払込
などが新規に設定されます
料金新設・改定についてhttps://t.co/TgoUR7c2SShttps://t.co/OMoEAHo1c6 pic.twitter.com/HjjBoONLDW
— 個人向け郵便局利用
ゆうちょ銀行、いろいろ手数料改定・新設を発表してるけど、これとかなかなか強烈。ATMで硬貨を入金する場合、110円〜330円の手数料を徴収。また引き出すときは一律110円かかる。 pic.twitter.com/c5SbaXC6pA
台風6号発生か 台風にならなくても前線を刺激して大雨のおそれ(饒村曜) - 個人 - Yahoo!ニュース
令和3年(2021年)は、7月に入ると梅雨前線が活発となり、静岡県から関東の南岸で記録的な大雨が降り、静岡県熱海市では、大規模な土砂災害が発生しました(図1)。
神奈川県箱根では、72時間で803ミリと、7月の降水量の平年値425.3ミリの約半分が降っています。
ただ、1時間降水量の最大値は43.5ミリと、猛烈な雨(1時間に80ミリ以上の雨)が降ったわけではありません。
激しい雨(1時間に30~50ミリの雨)が降り続いて、この降水量になったのです(図2)。
気象庁では、今年6月より、線状降水帯が出現したときは、線状降水帯が発生した旨を告げる「顕著な大雨に関する情報」を発表することとしていますが、その発表はありませんでした。
静岡県から神奈川県にかけて線状の降水帯が出現し、記録的な雨となったのですが、非常に激しい雨(1時間に50~80ミリの雨)や猛烈な雨の所が少なかったために、気象庁の定義による線状降水帯には該当しなかったためと思われます(図3)。
しかし、梅雨前線が活発な状態が続くことが予想され、7月1日~3日の大雨以上の雨、線状降水帯による大雨の可能性があります。
今週の梅雨前線は、西日本から東日本の上に停滞し、太平洋高気圧の縁辺を回るように暖かくて湿った空気が流入し続ける見込みです(図4)。
気象庁では、早期注意情報を発表し、5日先までの警報を発表する可能性を「高」「中」の2段階で発表しています。
これによると、7月5日は西日本から東日本の広い範囲で、大雨警報の可能性が「高」または「中」となっています(図5)。
7月5日の雨の中心は日本海側の地域ですが、大雨が降った東海や関東地方でも雨の降りやすい状態が続いています。
東海地方では、引き続き土砂災害の危険度が高い場所がありますので、大雨に対する警戒が必要です。
そして、7月6日以降も、梅雨前線がほぼ同じ位置に停滞し、大雨の可能性が高い状態が続く予報です。
前述の図4の天気図には、気になるものがあります。
それは、日本の南海上から台湾付近に北上してくる熱帯低気圧です。
令和3年(2021年)の台風発生は、ほぼ平年並みとなっています(表)。
日本の南海上の熱帯低気圧は、北西進して台湾付近までやってくる予報ですが、もし、台風になれば、台風6号になります。
ただ、台風にならなくても、南から暖かくて湿った空気を梅雨前線に向かって送り込む可能性があり、今週は、台風の動向にも注意が必要です。
今から38年前の昭和58年(1983年)は、7月20日から21日にかけて、低気圧が日本海を進んで梅雨前線の活動が活発となり、23日は本州の日本海側を中心に大雨となりました。
特に島根県西部の浜田では、1時間降水量91.0ミリ(23日)、日降水量331.5ミリ(23日)を観測するなど記録的な大雨となっています。
全国では、山がけ崩れや土石流、洪水によって死者・行方不明者117名、住家被害約3000棟、浸水被害1万9000棟などの大きな被害が発生しています。
気象庁は、7月20日から23日にかけての大雨を「昭和58年7月豪雨」と命名したのですが、この時も、沖縄の南海上を台風4号が北西進して中国大陸に向かっています(図6)。
今週は梅雨前線の動向に注意し、厳重な警戒が必要です。
7種類あるって知ってた?「新型コロナワクチン」でいま知っておきたいこと | Business Insider Japan
弱毒化ワクチンとは、いわゆる「生ワクチン」とよばれるもので、生きたウイルスそのものを使う方法だ。
ウイルスをそのまま投与する以上、病気の症状が現れる可能性がある。
そこで、培養を繰り返して毒性の弱くなったウイルスが、ワクチンとして使用されている。ただし、いくら毒性の弱いものを選別したとしても、副反応として症状が出てしまう場合はある。
弱毒化ワクチンは効果が持続しやすい傾向があり、中には生涯で1〜2回接種するだけで、十分な予防効果が期待できるものもある。
新型コロナウイルスのワクチンとして開発する上での課題は、ウイルスの培養技術の難しさにある。ウイルスを培養する手法が十分高度に確立されていなければ、弱毒化したウイルスの選別を行えないからだ。
また、新型コロナウイルスは、BSL-3(Bio Safety Level-3:病原体の管理レベルのうち、上から2番目に厳しいレベル)の施設で扱わなければならない。ウイルスを扱える施設が限られるため、どこでも開発できるわけではない。
加えて、新型コロナウイルスは無症状から重症まで症状の幅が広く、弱毒化したウイルスの選別が難しいというのが、長谷川センター長の見解だ。
実用化事例:麻疹、風疹、BCGなど
新型コロナ用に開発中:コーダジェニックス社(米国)など
不活化ワクチンは、薬剤処理をして、感染・発症する能力を失わせたウイルスを投与する方法。
ウイルスに感染性が無くても、ウイルス自体を投与することで免疫システムにウイルスの構造を記憶させることができるのだ。弱毒化ワクチンに比べ副反応が少ないと考えられている一方で、免疫が維持される期間は比較的短く、期間を空けて複数回接種しなければならない場合もある。
ウイルスそのものを使うため、弱毒化ワクチンと同様に、限られた施設でないと扱えない点が開発の課題といえる。
実用化事例:インフルエンザ、日本脳炎、ポリオなど
新型コロナ用に開発中: KMバイオロジクス(日本)、シノバック、シノファーム社(中国)など
組換えタンパク質ワクチンは、ウイルスの構造の一部(タンパク質)を培養細胞や酵母を使って生産し、そのタンパク質を注入する方法。弱毒化・不活化ワクチンと比べて、ウイルスそのものを投与しない分、副反応が起こりにくい。
課題は、投与したときに免疫がうまく機能するタンパク質を見つけることができるかという点と、 ワクチンの効果を高める「アジュバント」という成分が必要になることがあるという点だ。
投与するタンパク質の種類によっては、免疫システムがうまくはたらかない場合も考えられるという。
実用化事例:B型肝炎、百日咳、破傷風など
新型コロナで開発中:塩野義製薬(日本)、ノヴァヴァックス社(米国)、サノフィ(仏国)など
ウイルス様粒子ワクチンは、酵母などにウイルスの「殻」となるタンパク質だけを作らせ、遺伝子をもたない “ウイルス”を投与する手法。作り方や特徴は、組換えタンパク質ワクチンに近い。
実用化事例:HPVワクチン(いわゆる子宮頸がんワクチン)など
新型コロナで開発中:SpyBiotech社(英国)など
これら4種類の手法は、以前から存在する感染症に対するワクチン開発で実績がある。
しかし通常、開発には10年近くかかることが珍しくなく、新型コロナウイルス用のワクチンを開発するまでに、数年はかかると見込まれている。
一方、新型コロナウイルスに対するワクチン開発では、新たな潮流も生まれている。遺伝子を利用した手法だ。
人工的に合成した新型コロナウイルスの遺伝子を身体に直接注射すれば、ヒトの体内で新型コロナウイルスがもっているタンパク質を作ることができる。作られたタンパク質が免疫システムに記憶されることで、免疫を獲得できるというわけだ。
この手法は、遺伝子工学が発展したことで開発が進められている新しいアプローチで、「遺伝子ワクチン」や「次世代型ワクチン」とよばれる。
新型コロナウイルスの全遺伝子は流行初期の1月の段階ですでに判明しており、遺伝子を担うDNAやRNAという物質は、研究者にとって合成や複製が容易だ。そのため、開発スピードが早く、安価に製造できるというメリットがある。
一方で、これまでの感染症の治験で成功した前例がなく、そもそも本当にヒトで免疫を獲得できるのか、効果が不透明なところもある。
遺伝子ワクチンは、現時点で次の3種類に分かれている。
ウイルスベクターワクチンは、無害なウイルス(アデノウイルスやセンダイウイルス)を新型コロナウイルスの遺伝子を運ぶ「運び屋(ベクター)」として利用する手法。ウイルスとともに体内に運ばれた遺伝子からコロナウイルスのタンパク質が作られ、免疫が獲得されることになる。
実際のウイルス感染に近い状態を再現するので、効果は高いと期待されている。ただし、運び屋であるウイルス自体が免疫によって排除される懸念がある。
新型コロナで開発中:IDファーマ(日本)、アストラゼネカ社(英国)、ヤンセンファーマ社(ベルギー)、ガマレヤ疫学・微生物学研究所(ロシア)など
DNAワクチンは、新型コロナウイルスの遺伝子を含むDNAを直接投与し、体内で新型コロナウイルスのタンパク質を作らせることで免疫システムを活性化させる手法。
DNAを合成すること自体は比較的簡単なので、開発スピードやコスト面で非常に優れている。その反面、ヒトの体内で適量なタンパク質を作れるか、また体内にDNAが残存する影響が不安視されている。
新型コロナで開発中:アンジェス社(日本)、ザイダスカディラ社(インド)など
私たちの体内では、DNAからタンパク質が作られるときに、一度RNAという物質を介する(DNA→RNA→タンパク質の順で作られる)。そこで、はじめから新型コロナウイルスのタンパク質を作る過程で作られる「RNA」を投与することで、DNAワクチンと同じような効果が得られると考えられている。
ただし、RNAは非常に壊れやすく、ワクチンとして注入するときには脂質などでコーティングする必要があるなど、技術開発が求められる。また、保管時にはマイナス80度で管理する必要があり、輸送も含めたインフラ整備の問題も残る。
新型コロナで開発中の企業:第一三共(日本)、ファイザー社(米国)、モデルナ社(米国)など
遺伝子ワクチンや次世代型ワクチンは、どの国でも比較的早めに開発が進んでいるものの、これまでに紹介していた通り、効果や安全性に不明瞭な点が懸念といえる。
開発スピードは上がっても、効果や安全性の検証は慎重に行う必要があるだろう。
また、ワクチン開発は急務とはいえ、有効性だけでなく、安全性も厳しくチェックする必要がある。
あらゆるワクチンには、ある程度の副反応が予想される。新型コロナウイルス用ワクチンの開発でとりわけ懸念されているのが「VDE」(Vaccine induced Disease Enhancement)とよばれる現象だ。
VDEとは、ワクチンを接種した後、実際のウイルスに感染したときに白血球の一種である好酸球が集まり過ぎてかえって症状が悪化してしまう現象。
COVID-19に似た感染症であるSARS(重症急性呼吸器症候群)のワクチンを開発する過程の動物実験でVDEが確認された事例があるため、今回のワクチン開発でも懸念事項として上がっている。
VDEが起きる詳細な仕組みはよく分かっていないものの、ワクチンの作用を調節する成分(アジュバント)を加えるなどして、各社VDEを抑えようと工夫している。
また、長谷川センター長は開発中のワクチンの効果について、次のように話す。
「現在開発中の方法は注射によるワクチン接種で、血液を介して作用することで重症化を防ぐ役割はあると思います。一方で、感染経路である上気道(鼻や喉など)には届きにくいので、感染予防までは難しいかもしれません」
国内では未承認ではあるものの、インフルエンザワクチンには鼻に噴霧して上気道の粘膜に存在するウイルスを撃退し、感染そのものを抑える「経鼻ワクチン」が存在する。
長谷川センター長は、まずは注射するタイプのワクチンの実用化を優先すると考えていながらも、ゆくゆくは新型コロナウイルスに対する感染予防効果が期待できる経鼻ワクチンの開発も検討している。
地球は8400万年前に12度傾き、元に戻った(BUSINESS INSIDER JAPAN) - Yahoo!ニュース
8600万年前から7900万年前にかけて、地球は傾いて少し横倒しになり、また元に戻っていたことが、最新の研究で明らかになった。 【全画像をみる】地球は8400万年前に12度傾き、元に戻った
当時の地球は、今と比べて12度傾いていた。ニューヨーク市が現在のフロリダ州の位置に移動するくらいの傾きだ。 地球の地殻は、地球表面の重量分布によって、そんなふうに動くことがある。 ティラノサウルス・レックスやトリケラトプスが歩きまわっていた白亜紀後期に地球を宇宙から眺めることができたなら、地球全体がやや横倒しになっているように見えただろう。 最新の研究によれば、およそ8400万年前には、地球は今と比べて12度傾いていたという。 「12度傾くということは、それと同じだけ緯度に影響を与えていただろう」。この論文の共著者であるダートマス大学の地球生物学者サラ・スロツニック(Sarah Slotznick)は、Insiderにそう話した。12度傾くと、ニューヨーク市はおおよそ現在のフロリダ州タンパの位置に動くことになる、と彼女は続けた。 地球をトリュフチョコレートだと想像してみてほしい。粘度の高い中心部を、硬い外殻が包む球体だ。中心部では半固体のマントルが、液体の外核を取り巻いている。トリュフの最上層、つまり地球の地殻は、パズルのようにぴったり組み合わさったプレートに分かれている。大陸と海を乗せたそうしたプレートは、マントルの上でサーフィンをしているような状態だ。 この最新研究では、8600万年前から7900万年前に、地殻とマントルが、地球外核の外縁に沿うように回転し、また元に戻っていたことがわかった。つまり、地球全体が傾いたあと、起き上がりこぼしのように元に戻ったという。
古地磁気データと呼ばれるものを分析すれば、何百万年も前に、どのプレートがどこに位置していたのか、その全体像を知ることができる。 2つのプレートの接合部にある溶岩が冷えると、その結果としてできた岩石の一部は、磁性鉱物を含むものになる。この磁性鉱物の向きは、その岩石が固まった時点での地球の磁極の向きと一致している。その岩石を含むプレートが移動した後でも、磁性鉱物の向きを調べれば、そうした天然の磁石が、過去に地球上のどこに存在していたのかを導き出すことができる。 この研究では、イタリアで採取した大昔の石灰岩の磁気の向きを調べ、地球が傾いてまた元に戻るまでの期間に、地殻が100万年あたり約3度ずつ動いていたことを発見した。 「これほど本格的な往復の動きが見つかるとは、予想していなかった」 中国科学院の地球物理学者で、スロツニックとともに論文を執筆したロス・ミッチェル(Ross Mitchell)はBusiness Insiderにそう話した。
明快! ゲノムから分かるコロナ治療薬のしくみ 三種の「神器」使い分け作戦(1/7) | JBpress (ジェイビープレス) (ismedia.jp)
6月25日、中外製薬は同社が開発した抗リュウマチ剤「アクテムラ」が、米国FDAから新型コロナウイルス感染症「治療薬」として緊急使用許可を取り付けた、と発表しました。
(https://www.jiji.com/jc/article?k=2021062500602&g=eco)
また6月29日には、抗体製剤「カシリビマブ」と「イムデビマブ」の「カクテル療法」剤について、新型コロナ治療薬としての製造販売承認の申請を厚生労働省に行ったと発表しています。
(https://news.yahoo.co.jp/articles/c272c36cb54e6b004d811637d3409e836185e6f7)
これらに先立つ6月上旬、東京大学医科学研究所・井上純一郎教授のチームからも新型コロナウイルスの治療薬として「フサン」こと「ナファモスタット」がインド型(あるいはデルタ型)などの変異株にも有効とみられることが発表されています。
(https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000218222.html)
ただしフサンについては6月16日、第一三共製薬から、開発を進めていた吸入製剤の中止(https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=71289)も発表されています。なかなか一本道で順調にはいきません。
さて、これらの薬はみな、報道では一律「新型コロナ治療薬」と記されますが、その性格は大きく異なります。
最初に挙げた米国FDAが緊急許可した薬は、すでに本連載でもご紹介した「サイトカイン・ストーム」を防止するものです。
インターロイキン6(IL6)というサイトカインの暴走を抑えるもの。
(https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/article/556e7e5c83815011bdcf833c.html)
つまり「新型コロナ」ウイルスとは本質的に無関係な、私たちの体の中の物質バランス崩壊を食い止める「重症化」した患者さんへの治療薬になります。
これに対して、第2の「抗体カクテル」は、抗体とある通りウイルスを叩く「抗ウイルス」の薬。
第1のフサンは、第一三共が「吸入剤」の開発を進めていたように、重症化以前、発症初期の軽症患者に用いることが期待される薬で、抗ウイルスの働きはありません。
そうした「三種の神器」ではないですが、異なるタイプの薬を使い分けて、人類は新型コロナと戦っているのです・・・などと言われても、結局わけが分からない。
東京大学とFacebook AI倫理研究所の「ゲノムAI生命倫理研究コア」アウトプットとして、新型コロナ「ゲノム」の全貌から、新薬の位置づけを簡潔に整理してみましょう。
新型コロナウイルスは、図1に示すようなゲノムの構造を持っています。
新型コロナウイルスは、図に示すように29903個の「塩基対」で記されたmRNA「ゲノム」を持っています。
これ以上もこれ以下もありません。これですべてです。
この情報は、かつて一世を風靡した「カセットテープレコーダー」のようにリボン上に「全長」が、この図では左側に記した「5'末端」側から順に読まれていきます。
ゲノムの両端の部分にはたんぱく質合成に関係のない、いわば注意書きが記されています。「NRD(not reading domain)」と記した部分がこれに当たります。
これに続く、最初に読み出される部分「ORF1a」と記した部分は、ウイルスの器官ではなく液状のたんぱく質が作られます(open reading frame 1a)。
ここでウイルスは巧妙な作戦を立てています。
一番最初に、自分自身の複製を作る、いわば「分身の術」の道具を乗っ取ったばかりの他人の工場(リボゾーム)で作り始めるのです。
「mRNAポリメラーゼ」複製酵素が、侵入した泥棒が他人の工場で最初に作り出す物質なのです。
ここでもし、同じ細胞内に新型コロナウイルスのRNAがあれば、出来立てのRNA複製酵素は、せっせとコロナのゲノムを複製し続けます。
仮にほかのRNAが存在しなくても、いまリボゾームに読み取られているRNAがフリーになれば、自分自身「分身の術」で2つに増えることができます。
タチの悪いことに、ここでは同じゲノムを何度でも、同じポリメラーゼで複製することができる。
コピー機で1万円札を複写しているようなもので、もとはたった1組のコロナのゲノムとポリメラーゼから、たんぱく質の材料の続くかぎり(コピー機でいえば、用紙が尽きない限り何枚でも)偽金相当のウイルスを複製することができる。
図3 コロナウイルスのRNAを複製するポリメラーゼ
そして、そのコピーが人間の「たんぱく質製造装置」リボゾームを占拠するたびに、また最初に「ウイルスゲノムの分身の術」複製酵素=ポリメラーゼから作り始める。
図3を見ていただければわかるように、着物の「振りそで」をヒダにしたような「小胞体」は一面に無数のリボゾームが点在しています(粗面小胞体)。
この、ほとんどすべて手あたり次第といった具合で、コロナウイルスRNAが取り付き、リボゾームを占拠してウイルスの好き勝手なたんぱく質を作り始めます。
図4 ポリメラーゼが増幅したRNAの大群が、小胞体一面のリボゾームを片っ端から占拠
こうなってしまうと、細胞は本来の働きを継続できなくなります。味覚を感じることができなくなったり、肺の細胞は呼吸の仕事が困難になってしまう。
たった1つのウイルスが1つの細胞に感染しただけで、ほぼ「無数」といってよい数のウイルスRNAが複製されてしまいます。
ここでもう一度、コロナウイルスのゲノムを見直してみましょう。
最初にORFつまりコロナ本体の部品ではなく、中に含まれる遺伝子の本体(mRNA)を複製する、液性たんぱく質のコピーキット「RNAポリメラーゼ」を作り出した後、ゲノムは一方向に読まれ続け、立て続けに4つの「器官たんぱく質」と、それらをつなぎ合わせる小道具の液性たんぱく質を立て続けに作っていきます。
新型コロナウイルスの体を構成するのは、たった4種類の部品だけです。それらは
1 スパイクたんぱく質
2 Eたんぱく質(Envelop 封筒たんぱく質)
3 Mたんぱく質(Membrane 膜たんぱく質)
4 カプシド(Capside mRNAを保護する「さや」)
これらの部品を作り、あろうことか他人の工場である「小胞体」の表面に埋め込んでいき(膜たんぱく質)それを「風呂敷替わり」に自分の体を包むのに転用して新しい「コロナウイルス」に変身、私たちの細胞を2度「食い破って」外に出て行きます。具体的に見てみましょう。
図5 より細かく見たコロナゲノム。4種の器官たんぱく質が順次合成されていく
コロナRNAが哀れな「お針子さん」リボゾームに最初に作らせるのは「分身の術」RNAポリメラーゼでした。
次に、自分の体をもう1つ作るための仕掛けを準備します。
液性たんぱく質の小道具を準備した後、(ORF1b)RNAは「スパイクたんぱく質」「Eたんぱく質」「Mたんぱく質」を合成、小胞体の表面に植え付けていきます。
図6 膜たんぱくとして小胞体表面に植え付けられる、コロナの器官たんぱく質たち
ひととおり「植え付け」が終わると、最後にNたんぱく質ともよばれる「カプシド」の部品が合成されます。
カプシドはRNAの鞘で、壊れやすいコロナのRNAを保護する糖たんぱく質です。
この鞘の部品まで完成したら、コロナRNAは鎧のようにこれを「身に着け」るとともに、Mたんぱく質とEたんぱく質が植えられた部分丸ごと、小胞体の内部に、あたかも芽を出すように沈み込んでいきます。
図7 ウイルス粒子は小胞体の内側に向けて発芽
やがて小胞体の内部に「産み出され」て、娘コロナウイルスの粒子が誕生します。このようなプロセスで、1個の新型コロナウイルスが複製されます。
図8 娘コロナウイルスは次の感染先を求め、細胞外に出ていく
さて、ここで思い出していただきたいのです。たった1個の細胞の中の小胞体の表面に無数のリボゾームがありました。
その一つひとつで、コピー機が回り続ける限りmRNAが複製され、テーブルクロスに穴を開けて持ち去るようにコロナは小胞体の表面を破り取っていきますから、いずれボロボロになってしまうでしょう。
無数のリボゾーム一つひとつが、またしても無数の娘コロナ粒子を、極めて短時間のうちに生み出してしまうのです。
図9 たった1粒のウイルスが細胞一個に感染しても無数の娘コロナウイルスが生まれるリスク
たった1粒の新型コロナウイルスが、たった1個の細胞に感染しても、内部で無数のmRNAを複製することができ、小胞体の表面にはおびただしい数のリボゾームがあり、それらがコピー機を回すように、用紙切れになるまで娘コロナウイルスを作り続け、すべてが感染細胞を食い破ってほかの細胞を冒しに行く。
コロナに占領されてしまった細胞は正常に機能することができず、肺であれば呼吸が困難になり、それが肺のあらゆる部分で同時に、ごく短時間のうちに進行して、最悪の場合、生命が奪われます。
一般の肺炎では、肺の一部がやられても他の部分が健全であれば、呼吸を続けることができます。
しかし、ごく短期間に肺の全体が同時にやられてしまえば、これは相当タチが悪い病気です。どのようにすれば私たちは、このような伝染病の進行を食い止めることができるのでしょうか?
冒頭でご紹介したフサンは、ウイルスが細胞に侵入する「最初の一歩」を防ごうとする薬剤なのです。
そのほかの新薬もすべて、コロナの伝染から症状の悪化の各段階で、作用機序のメカニズムをもって効果が期待されており、道筋にそって考えれば、クリアに整理して理解することができます。
図10 コロナ初期感染段階での治療薬を求めて:たんぱく質分解酵素阻害剤「ナファモスタット」
急性膵炎などの治療薬として認可されているナファモスタットという薬品があります。
血液の凝固を防止する働きも持っています。この薬のもつ基本的な機能は「たんぱく質分解酵素を阻害する」というものです。
実はこれが商標フサンの正体です。
「ウイルス最初の一粒」が細胞に侵入する際、分子の結合を「切る」ことで感染の手助けをしていると思われる「ハサミ」のような生体分子があります。
TMPRSS2と呼ばれるたんぱく質を分解する酵素で、必要な働きもしますが、ガンの浸潤などにも関係して、なかなか面倒な性質を持っています。
TMPRSS2に対してナファモスタット(フサン)は抑止効果を持ちます。
そこで新型コロナウイルスについても、まずシャーレの中で実験してみたところ、新型コロナウイルスの抑止に効果がもてる基礎データが得られました。
これを肺炎の感染予防に応用しようと開発が試みられたのが、フサンの吸入薬であると思われます
この薬は、急性膵炎の治療薬としてすでに認可されているので、薬剤そのものの安全性は確認されています。
しかしそれは膵炎治療目的の注射であって、呼吸器に吸入するというものではなかった。
そして、実際に吸入の臨床試験を始めたところ、詳細は明らかにされていませんが、理論的な予測と違い、用法面を含め、新たなリスクが浮上してきたものと思われます。
そこで大事をみて、開発をいったんストップするというのは、経営上は厳しい判断ですが、医の倫理に照らせば、立派なことだと思います。
たんぱく質分解酵素抑止剤としてのナファモスタットの有効性は、依然として存在するわけですから、別種の「初期コロナ治療薬」開発に応用される道は、残っていると思われます。
略
何だか「よく分からないけど怖い病気」と思いながらもやもやするのではなく、「甘く見れば重症化する恐ろしい病気だけれど、適切に予防、治療すれば克服可能な病」と、きちんと認識して対処すること。
その心構えが「インフォームド・コンセント」が大前提の21世紀の国際社会、日本を含め、全世界の患者さんや家族、またあらゆる人が患者になり得る伝染病ですから、万人に重要であるはずです。略
ネズミが最も多い都市シカゴで「1000匹のネコ」を街に投入した結果は【2021年上半期best】(クーリエ・ジャポン) - Yahoo!ニュース
米イリノイ州シカゴは、アメリカ国内で最もネズミが多い都市として知られている。 そこで、シカゴのアニマルシェルター「ツリー・ハウス・ヒューメイン・ソサエティ」が、2012年からスタートさせた運動が「キャッツ・アット・ワーク」プログラムだ。里親が見つからない、もしくはペットとして飼うにはワイルド過ぎる野生化した野猫を捕獲後、さまざまな病気から防ぐワクチンを投与し、去勢または避妊手術を受けさせた後で安全な環境のスポットに戻してきた。これがシカゴを悩ませてきたネズミの減少に繋がっているという。 シェルターによれば、プログラムがローンチした2012年から1ヵ月に10~15匹の野猫を放ち、これまでに1000匹程度の猫をシカゴの街に帰した。 猫がネズミを狩るイメージを持つ人は多いかもしれないが、実際にはネズミを殺してしまうケースは少ない。無論、それまで暮らしていた地域と異なるエリアに“派遣”された直後はネズミを狩ってしまうこともあるようだが、天敵の出現にネズミも戦々恐々となり、その存在だけで抑止効果が生まれると言われている。 同シェルターのサラ・リサは、「猫のフェロモンがネズミを寄せ付けないようにしています。ネズミを遠ざけるには充分な効果があると思いますよ」と地元メディア「WGN」に語っている。 シカゴでは、住民もネズミ対策として猫の里親になることが多く、リサは「私たちのクライアントのなかにも、猫を迎え入れる以前は、玄関を開けて外に出た途端、足元にネズミがいたと話す人もいました」と話す。 各地域には、役割を与えられてストリートに帰された野猫の世話をする登録されたケアテイカーがいるとのことで、猫たちに食べ物と水、雨風に当たらなくて済むシェルターを用意し、健康状態を確認しているという。 ネズミの排泄物や寄生虫を媒介して人間に感染する病気もあるため、駆除は欠かせない。ネズミ駆除用の薬やドライアイスを使うより環境に優しく、しかも野良猫にとっても食事と寝る場所が与えられる。 今までに1000匹の野猫を放ってもなお、シカゴは害獣駆除業者オーキンによる調査で6年連続アメリカで最もネズミが多い都市という結果になった。温かくなればネズミの活動も活発になる。シカゴでの猫vsネズミによる戦いは、しばらく続きそうだ
アレルギー患者はコロナに感染しにくい=露免疫学研究所所長 - Sputnik 日本 (sputniknews.com)
アレルギー症状を持つ患者は、新型コロナウイルスに感染するケースが少ない。この点については、世界中の学者が様々な仮説を提案している。免疫学研究所のムサ・ハイトフ所長がリアノーボスチ通信の取材に応じた中で指摘した。
ハイトフ所長は取材の中で次のようにコメントした。
パンデミックの開始から1年半が過ぎましたが、 アレルギー症状を持つ患者は新型コロナウイルスに感染しにくいというデータは当初から集まっています。
所長によると、国外の研究でもアレルギー性気管支喘息は病気の重症化リスクを引き起こす要因にはならないという。
これがいったい何と関連してるのか、まだ説明は難しいですが、様々な仮説が提案されています。ただし、何もまだ承認はされていません。
新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(4日午後7時時点) 死者397.4万人に(AFP=時事) - Yahoo!ニュース
AFPが各国当局の発表に基づき日本時間4日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は397万4841人に増加した。
これまでに世界で少なくとも1億8341万6370人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。
この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。
多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。
3日には世界全体で新たに7796人の死亡と39万5360人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの1635人。次いでインド(955人)、ウガンダ(799人)となっている。
最も被害が大きい米国では、これまでに60万5493人が死亡、3371万3912人が感染した。
次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は52万3587人、感染者数は1874万2025人。以降はインド(死者40万2005人、感染者3054万5433人)、メキシコ(死者23万3580人、感染者253万7457人)、ペルー(死者19万3069人、感染者206万3112人)となっている。
人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの586人。次いでハンガリー(310人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(295人)、チェコ(283人)、北マケドニア(263人)となっている。
地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が128万7487人(感染3789万637人)、欧州が117万2523人(感染5476万8436人)、米国・カナダが63万1831人(感染3513万229人)、アジアが58万4988人(感染4053万6012人)、中東が15万1184人(感染940万462人)、アフリカが14万5692人(感染563万4713人)、オセアニアが1136人(感染5万5890人)となっている。
各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある
コロナ変異ラムダ型 感染力はデルタ型と同程度(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
南米を中心に感染が広がる新たな変異ウイルスの「ラムダ型」の感染力は「デルタ型」と同程度だとする研究結果が出されました。ファイザーとモデルナ製のワクチンは有効だということです。 ニューヨーク大学・多田卓哉博士研究員:「デルタ株とラムダ株は、ほぼ同じ感染力を持っている。結論としてはラムダ株に対してファイザー、モデルナのワクチンは依然として有効だと言えます」 ニューヨーク大学の研究チームによりますと、南米を中心に感染が広がる新型コロナウイルスの新たな変異ウイルス「ラムダ型」に対し、ファイザーとモデルナ製のワクチンは有効だということです。 ラムダ型への効果が弱くなる可能性はあるものの、実際に感染して回復した人よりも高い免疫を得られるということです。 これはインド由来の変異ウイルス「デルタ型」に近い結果で、研究チームはラムダ型はデルタ型と同じ程度の感染力だとしています。
帝京大など、新型コロナウイルスの感染を抑制する既存薬「4-HRP」を同定 | TECH+ (mynavi.jp)
帝京大学、国立国際医療研究センター(NCGM)、東京大学の3者は7月1日、宿主細胞膜の流動性を低下させることで新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染を抑制する薬剤「N-(4-Hydroxyphenyl) retinamide」(4-HPR)を同定したと発表した。
同成果は、帝京大薬学部 生物化学研究室の林康広講師、同・山下純教授、NCGM 研究所 レトロウイルス感染症研究室の前田賢次室長、同・センター病院 エイズ治療・研究開発センター 治療開発専門職の土屋亮人氏、東大の井上純一郎特命教授兼名誉教授、東大医科学研究所 アジア感染症研究拠点の合田仁特任准教授、同・山本瑞生特任講師らの共同研究チームによるもの。詳細は、米国微生物学会誌「Journal of Virology」にオンライン掲載された。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者のうちで約5%が発症するとされる「急性呼吸促迫症候群」(Acute Respiratory Distress Syndrome:ARDS)。致死率が高いため、その治療法の開発が求められている。ARDSはCOVID-19における「サイトカインストーム」によってよって生じていると考えられており、その治療にはサイトカインストームを抑制することが必要と考えられており、それには単に抗ウイルス薬のみでは不十分だという。
SARS-CoV-2は外側が脂質二重膜で覆われたエンベロープウイルスに分類される。宿主細胞とSARS-CoV-2の脂質二重膜が膜融合することで感染が成立することから、脂質はSARS-CoV-2感染が成立するために必要不可欠な因子であり、脂質代謝酵素は新たな抗ウイルス剤のターゲットになり得ると考えられている。
そこで研究チーム今回、ウイルスと宿主細胞の膜融合を安全かつ迅速に測定できる細胞膜融合アッセイを用いて、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質を介した膜融合を抑制する脂質代謝酵素の阻害剤の探索を実施した。その結果、脂質代謝酵素「ジヒドロセラミドデサチュラーゼ」の阻害剤である「4-HPR」(別名:フェンレチニド)で処理した細胞において細胞膜融合が抑制されることが確認されたとした
さらに、4-HPRは膜融合のみならず臨床分離したSARS-CoV-2感染も抑制することが判明。感染を抑制する機構が調査され、ジヒドロセラミドデサチュラーゼを遺伝子破壊した細胞では細胞膜融合が抑制されなかったことから、4-HPRによる細胞膜融合の抑制はジヒドロセラミドデサチュラーゼに非依存的な機構であることが明らかとなったとする。
なお、4-HPR処理した細胞では細胞膜の流動性が低下することが確認され、膜の流動性の低下がSARS-CoV-2感染の抑制に関わっているのではないかと考えられるとしている。
4-HPRはすでに抗ガン剤としての臨床研究が進んでおり、肺がん、膀胱がん、前立腺がんなどの臨床データおよび安全性のデータ蓄積によって、抗SARS-CoV-2剤として早急な実用化が期待できるという。
そのほか、臨床試験での4-HPRの血中濃度は21μMであるが、今回の研究によれば4μM付近でSARS-CoV-2感染を効果的に抑制することが示されたことから、4-HPRは生体内でもSARS-CoV-2活性を保持することが示唆されるとしている。
また、ほかの研究チームからは4-HPRがCOVID-19におけるARDSのサイトカインストームを抑制する機能を持つことを示唆する報告がなされているとのことで、抗ウイルス剤としてのみならず、サイトカインス
<iframe id="google_ads_iframe_/6082618/mn.inread_0" title="3rd party ad content" src="https://d055e30c76987114c353a172c79a39ce.safeframe.googlesyndication.com/safeframe/1-0-38/html/container.html" name="" width="672" height="280" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" sandbox="allow-forms allow-popups allow-popups-to-escape-sandbox allow-same-origin allow-scripts allow-top-navigation-by-user-activation" data-is-safeframe="true" data-google-container-id="2" data-load-complete="true"></iframe>
既存抗マラリア薬に新型コロナの細胞への侵入を阻害する効果、理科大が確認 | TECH+ (mynavi.jp)
東京理科大学(理科大)は7月1日、すでに承認されている抗寄生虫薬および抗原虫薬を対象に行ったスクリーニング試験などの結果から、抗マラリア薬「メフロキン」が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の細胞への侵入を阻害し、「ヒドロキシクロロキン」よりも高い抗ウイルス効果を示すことを突き止めたと発表した。
同成果は、理科大大学院 理工学研究科 応用生物科学専攻の塩野谷果歩大学院生、同・渡士幸一客員教授(国立感染症研究所 治療薬・ワクチン開発研究センター 治療薬開発総括研究官兼任)、同・倉持幸司教授、同・山崎雅子大学院生、同・大橋啓史博士(ポストドクトラル研究員)、理科大薬学部 生命創薬科学科の青木伸教授、同・田中智博助教らの研究チームによるもの。詳細は、ウイルス学を扱う国際学術誌「Frontiers in Microbiology」に掲載された。
治療薬を新規に開発し、承認を得るまでには相当な時間がかかるため、新型コロナイウルス感染症(COVID-19)の治療薬の開発においては、既存薬の中から有効な薬剤を見つけ出す「ドラッグリパーパシング(drug repurposing)」(ドラッグリポジショニングとも)というアプローチからの研究が盛んに進められている。
レムデシビルはもともとはエボラ出血熱の治療薬として開発されたもので、ヒドロキシクロロキンは抗マラリア薬として開発されたほか、抗HIV薬のロピナビル、抗ウイルス作用のほかに細胞増殖抑制作用や免疫調節作用を有するインターフェロンなどいくつかの薬剤について、臨床試験で有効性評価が進められている。
クロロキンとその派生薬剤であるヒドロキシクロロキンは、感染細胞において抗SARS-CoV-2活性を示すことから、COVID-19治療薬として流行初期から期待が寄せられてきた。しかし、複数の国で実施された多くのランダム化比較試験からは、クロロキンおよびヒドロキシクロロキンがCOVID-19に対して十分な効果を示すかどうかのコンセンサスがまだ得られていないことから、アメリカ食品医薬品局(FDA)は2020年6月、ヒドロキシクロロキンをCOVID-19治療に用いることを認めた緊急使用許可を取り消している。
ヒドロキシクロロキンが期待ほどの効果を示さなかった要因の1つには、投与によって実際に認められる体内薬物濃度が、著明な抗ウイルス効果を示すほどのレベルには達しないことが挙げられるという。こうした状況から、臨床用量でヒドロキシクロロキンよりも有効性の高い効果を示す薬剤を探し出す必要があった。
そこで研究チームは今回、SARS-CoV-2 Wk-521株に感染させたVeroE6/TMPRSS2細胞を用い、すでにFDA、欧州医薬品庁(EMA)、医薬品医療機器総合機構(PMDA)で承認されている27種類の抗寄生虫薬および抗原虫薬を対象にスクリーニング試験を実施することにしたという。その中で、抗マラリア薬「メフロキン」に用量依存的な抗SARS-CoV-2活性が認められ、ヒドロキシクロロキンよりも高い活性が示すことがわかったという。
さらに、VeroE6/TMPRSS2細胞での感染実験では、メフロキンの50%阻害濃度(IC50)は1.28μM、90%阻害濃度(IC90)は2.31μM、99%阻害濃度(IC99)は4.39μMであることが確かめられた。それに対してヒドロキシクロロキンのIC50は1.94μM、IC90は7.96μM、IC99は37.2μMであり、同等の抗ウイルス活性を示すために必要な濃度はメフロキンの方が低いことも示唆されたとする。
加えて、その阻害作用を調べたところ、SARS-CoV-2の吸着による細胞内への侵入を阻害することが示唆されたとのことで、SARS-CoV-2のウイルスゲノム複製過程を阻害するネルフィナビルとの併用投与を実施。その結果、異なる作用機序の2剤を併用することで、単なる加算以上の高いシナジー効果を得られることも示されたという。
なお今回の研究で作成された数理モデルからも、累積ウイルス量の明らかな減少と、ウイルス排除にかかる時間の顕著な短縮が達成でき得ることが推定されたとしており、これらの結果から、メフロキンは有望なCOVID-19治療薬候補であることが示されたとしている。そのため今後は、生体内での試験や臨床試験を通じて、さらなる有効性の検討が期待されるという。
アンブロキソール去痰薬 アジストロマイシンなどのエンドソーム中和抗体作用のあるもの
デルタプラスはより危険
微生物学者Bhaskar Narayan氏
肺組織への親和性が高い
これまでのコロナ症状は肺より手前の上気道が主だったが、もしデルタプラスが主流になれば症状はより深刻になり死亡率が高まるだろう 英語記事
キシリトールのRSウイルスの直接的な阻害効果in vitro
濃度3.13mg/ml以上で完全な阻害が得られた
Lnp脂質ナノ粒子の毒性を調べた論文があります
LNPはmRNAを包み、容易には吸収分解されない毒になっており、筋肉注射で血中に入り体中に回ります(腕にたまるは嘘)特に卵巣では時間が経つごとに増加し、それが毒なのですから
2021.3.4プレプリント
「ワクチン前臨床試験に使用されたmRNA-LNPプラットフォームのLNP成分は、炎症性が高い
LNP(脂質ナノ粒子)を皮内に注射すると、大量の好中球の湿潤、多様な炎症経路の活性化、様々な炎症性サイトカイン・ケモカインの賛成を特徴とする迅速かつ強力な炎症反応が生じた
LNPを鼻腔内に投与すると、肺で同様の炎症反応が起こり、高い死亡率となった
LNPは全身に拡散し、その経路上にあるあらゆる細胞にmRNAを導入する可能性があり、また、mRNAは細胞外小胞を介してさらに分散される可能性もあるため、標的となる集団は膨大かつ多様になる可能性がある
イギリス ワクチン有害事象100万件超える 死者1403人
アメリカ ワク接種後死者6985人 命に係わる障害6899件 血栓&脳卒中10400件 流産775人 有害事象
411931件
CDCがデータ更新2021年6月25日現在
ヤマブドウ果汁に肺がん発症抑制効果 岡山大大学院グループ、マウス実験で確認(山陽新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
岡山大大学院医歯薬学総合研究科の有元佐賀恵准教授(分子毒性学)らのグループは、ヤマブドウの果汁に肺がんの発症を抑える効果があることをマウス実験で確認した。
たばこに含まれる発がん性物質を注射したマウス32匹で実施。餌と糖分を抜いた果汁を飲ませる15匹と、餌と水を飲ませる17匹に分け比較した。26週間後に解剖して肺を観察すると、果汁を飲ませた群の腫瘍数は平均2・0個で、3匹が発症しなかった。水の群は17匹とも発症し、腫瘍数は同7・6個だった。 培養したヒトの肺がん細胞を果汁に浸す実験も実施。ヤマブドウの成分で抗炎症作用がある「ジメトキシベンゾキノン」が、傷ついたDNAを修復し、がん細胞の増殖も防いでいることが質量分析などで推定できたという。有元准教授は「5年生存率が高くない肺がんの予防や治療に向け、研究を続けたい」と話している。 成果は6月、国際科学誌に掲載された。
米IT企業にサイバー攻撃 世界に被害拡大の恐れ(時事通信) - Yahoo!ニュース
米IT企業がサイバー攻撃を受け、同社のソフトを利用する企業に身代金が要求される被害が広がっていることが3日までに分かった。 影響は米国外でも確認されており、世界各地に拡大する恐れがある。バイデン大統領は3日、関係当局に調査を指示した。 標的となったのは、ITシステム管理ソフトを提供するカセヤ。ハッカーは2日までに同社のシステムに侵入し、サーバーを通じて顧客企業のデータを暗号化して身代金を要求する「ランサムウエア」を仕組んだ。ロイター通信は、4日の米独立記念日に伴う連休を狙ったサイバー攻撃だった可能性があるという専門家の見解を報じた。 カセヤの顧客企業はさらに幅広い企業のデータ管理サービスを提供しているため、被害が連鎖的に広がる恐れがある。スウェーデンのスーパー大手「コープ」は、レジのシステムに障害が発生、3日までに約800店舗が一時閉鎖に追い込まれた。 カセヤは、顧客企業にサーバーを停止するよう通知し、3日時点で「被害は極めて少数だと思われる」としているが、AFP通信は1000社以上のデータが暗号化されたと伝えている。