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アマゾン熱帯雨林は二酸化炭素の吸収源から排出源に転換していた

2021-07-18 | 気象 大気

アマゾン熱帯雨林は二酸化炭素の吸収源から排出源に転換していた(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース

──気候変動や森林破壊により、アマゾン熱帯雨林の一部が二酸化炭素の吸収源から排出源に転じていることが明らかとなった
アマゾン熱帯雨林の森林火災などにより、二酸化炭素排出が増えた

アマゾン熱帯雨林は、現存する熱帯雨林の約半分を占める世界最大の熱帯雨林で、大気中の二酸化炭素を吸収する役割を担ってきた。しかし、気候変動や森林破壊により、アマゾン熱帯雨林の一部が二酸化炭素の吸収源から排出源に転じていることが明らかとなった。

● 動画:二酸化炭素の排出源に転換したアマゾン熱帯雨林

■ 森林火災の発生が増え、炭素排出量が増加した

大気中に排出された二酸化炭素のうち25%は陸上植物や土壌が吸収している。なかでも、アマゾン熱帯雨林は、他の植生よりも効率的に二酸化炭素を吸収・貯留し、4500億トンもの二酸化炭素を蓄えている。

ブラジル国立宇宙研究所(INPE)の研究チームは、気候変動や森林破壊が熱帯雨林の炭素排出量に与える影響を解明するべく、アマゾン熱帯雨林の4地点で、2010年から2018年まで計590回にわたり、地表から海抜約4.5キロまでの鉛直プロファイリング測定により、対流圏下部の二酸化炭素濃度および一酸化炭素濃度を調査した。

2021年7月14日に学術雑誌「ネイチャー」で掲載された研究論文によると、アマゾン熱帯雨林の東部は西部よりも総炭素排出量が多かった。なかでも、南東部は二酸化炭素の排出量が吸収量を上回り、二酸化炭素吸収源から大気への炭素排出源に転換していた。

過去40年にわたり、アマゾン熱帯雨林の東部は西部よりも森林破壊や高温、干ばつにさらされてきた。特に乾季の間、南東部ではこの傾向が最も強くみられた。研究チームは「厳しい乾季と森林破壊の増加により生態系に負荷がかかり、森林火災の発生が増え、炭素排出量が増加したのではないか」と考察している。

■ 熱帯雨林の二酸化炭素排出量がその吸収量を約20%上回った

アマゾン熱帯雨林の二酸化炭素の吸収・貯蔵機能が低下していることは、これまでの研究成果でも明らかにされてきた。

フランス国立農学研究所(INRA)、英エクセター大学、米オクラホマ大学らの研究チームが2021年4月に発表した研究論文では「ブラジルのアマゾン熱帯雨林では、2010年から2019年までの二酸化炭素吸収量が139億トンであった一方、その排出量は166億トンであった」とし、この熱帯雨林の二酸化炭素排出量がその吸収量を約20%上回ったことが示されている。

コメントから

そもそも森林が炭素を固定するのは森林の拡大時だけで、成長しきった森林は炭素の収支がプラマイゼロになる
でないと延々と土壌が増えて標高が高くなる事になるが、そうならないのは有機物が分解されて二酸化炭素になっているから
焼き払うのは論外だが、成長しきった森林を守る事は二酸化炭素削減という観点で見るとコスパが悪すぎる
本当の意味で二酸化炭素が地表から取り去らわれるのは有機物が地殻変動等で地表から隔離された時だけ

寒帯・亜寒帯に見られる針葉樹林帯は、そういう意味では熱帯・亜熱帯多雨林よりCO2の固定に貢献していた。
枯死した枝葉は、微生物の分解が進まず、土壌中に蓄えられる。
しかしながら、温暖化が進み微生物の活動が高まるようになると、必然的に分解が進み、CO2が大気中の還元されることになる。
今後、永久凍土の融解が急速に進み、針葉樹林帯も熱帯多雨林の道を辿る事になるであろう。

そもそも
森には数多くの動物や昆虫等の生き物がいて
酸素や二酸化炭素の吸収、排出量は、基本的にプラマイゼロ
木にとって、成長するのに二酸化炭素は必要なんだから
やたらに吸収しないし、周りの動物が排出してくれないと、成長できない
酸素過多になっても、他の動物が通常生活できなくなるんだからね
そうなると植物のほうも困るし
長い時間かけてバランスよくなってるのが熱帯雨林ってもんだ

この記事、おかしくないかな
燃えて出る炭酸ガス は、植物が炭酸ガスを
吸収して育った結果だから、オフセットです
山火事が増えたから炭酸ガス排出量が多い
という論旨は誤りだと思う

黄河文明にチグリスユーフラテス文明にエジプト文明、古代文明の付近は今や砂漠地帯。
農業と人口の発達で、燃料として農耕地として樹を切ってしまった挙句が気候変動と砂漠化。
その過程を、現代にアマゾン東部が再現しているのかも知れませんね。

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デルタは弱毒化していると思う

2021-07-18 | 医療、健康

デルタは弱毒化していると思う

PCR陽性者が増えて重症者が増えないイコール弱毒化です。

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国立競技場内で女性に性的暴行、ウズベキスタン人の男性逮捕 厳重警備でも犯罪行為に衝撃

2021-07-18 | 徒然なるままに

【速報】国立競技場内で女性に性的暴行疑い、ウズベキスタン人の男逮捕
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4317400.html

東京オリンピックメインスタジアムの国立競技場で、20代の女性に性的暴行を加えたとして、ウズベキスタン人の大学生の男が警視庁に逮捕されました。
「おとといの夜、こちらの国立競技場の中で、女性が性的暴行を受ける事件が起きました」(記者)

 

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【論文解説】「絶対にやるべき!老化を防ぐ究極の方法!」を世界一分かりやすく要約してみた

2021-07-18 | 医療、健康

【論文解説】「絶対にやるべき!老化を防ぐ究極の方法!」を世界一分かりやすく要約してみた

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遺伝子編集技術CRISPRで新型コロナを治療する方法が編み出される

2021-07-18 | 医療、健康

遺伝子編集技術CRISPRで新型コロナを治療する方法が編み出される - GIGAZINE

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新たな治療法として、遺伝子編集技術「CRISPR」を使ってウイルスの複製を止める方法が編み出されています。研究は初期段階ですが、変異株に対しても効果を発揮すると研究者は発表しています。

Reprogrammed CRISPR-Cas13b suppresses SARS-CoV-2 replication and circumvents its mutational escape through mismatch tolerance | Nature Communications
https://www.nature.com/articles/s41467-021-24577-9

CRISPR stops coronavirus replication in human cells | Live Science
https://www.livescience.com/crispr-block-coronavirus-replication-treatment.html

遺伝子変種技術「CRISPR/Cas9」は、遺伝子編集にかかるコストと時間を大幅に削減できる画期的な手法として、2020年にノーベル化学賞を受賞しました。この技術は、Cas9という酵素で標的DNAを切断するものですが、その後の研究で「Cas12a」「Cas13」といった酵素で一本鎖RNAを切断できることも判明しました。

CRISPR/Cas9がどのような技術で何がすごいのかは、以下の記事から読むことができます。

遺伝子編集技術「CRISPR」とは何かがわかるムービー、そして人類の未来はどうなるのか? - GIGAZINE


2021年7月13日にNature Communicationsで発表された新たな研究では、Cas13bという酵素を使用して「標的であるRNA鎖を破壊する」方法が編み出されました。COVID-19を引き起こすSARS-CoV-2はRNAウイルスであるため、研究チームはSARS-CoV-2のRNAに含まれる特定の部位を標的とするように、CRISPR/Cas13bを設計しました。

研究に関わるピーターマッカラムがんセンターの声明によると、Cas13b酵素がRNAに結合すると、SARS-CoV-2の複製に必要な部分が破壊されるとのこと。論文の筆頭著者であるピーター・ドハティ感染免疫研究所のSharon Lewin氏は「ウイルスが認識されると、CRISPRの酵素はウイルスを切り刻みます」と説明しています。この方法は、SARS-CoV-2のアルファ株(B.1.1.7)を含む幅広い変異株にも有効であると考えられています。

COVID-19はファイザーやモデルナ製のワクチンが配布されていますが、ワクチンが普及すると、ウイルスがワクチンの効果を逃れようと進化する可能性があると懸念されています。このためワクチンだけでなく、COVID-19の診断後に服用する治療薬の開発が望まれており、CRISPR/Cas13bを使ったRNAへのアプローチが1つの方法になり得るとのこと。

ただし、CRISPR/Cas13bを使った新たなアプローチはまだ研究の初期段階です。研究者は今後、動物実験や臨床試験を行うことを計画していますが、治療薬が完成して市販されるまでには何年もかかるとみられています。

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入院できず車中死続出 インドネシアで医療崩壊―コロナ感染爆発、政権批判拡大

2021-07-18 | 医療、健康

一家全員、感染死するケースが続出

入院できず車中死続出 インドネシアで医療崩壊―コロナ感染爆発、政権批判拡大:時事ドットコム (jiji.com)

インドネシアで新型コロナウイルス感染が爆発的に拡大し、「医療崩壊」が起きている。どこにも入院できず車内で息を引き取ったり、一家全員が感染死したりするケースが続出。ジョコ大統領に謝罪や辞任を求める声が広がる中、政権幹部は批判を「ごみ」扱いし、強硬な姿勢を取っている。

「特別便」の問い合わせ殺到 在留邦人に混乱広がる―インドネシア

 ◇世界最多
 ジャワ島中部のジョクジャカルタ特別州にある病院の駐車場で8日、48歳の女性が死亡した。容体が悪化したため車で4カ所の病院に行ったが、どこも満床。夜明けを待つ間に家族にみとられた。首都圏のブカシ市では6日、自宅で隔離中だった一家3人が相次いで死亡した。
 病床不足が引き起こした悲劇だが、地元メディアによると、同様のケースはジャワ島を中心に各地で頻発。「病院を数カ所回った末、やむなく患者を自宅に戻した」という救急隊員も少なくない。民間団体「ラポルCOVID―19」によると、14日までの1カ月半で617人が自宅隔離中に死亡した。
 病床不足は、5月の大型連休後の感染拡大がもたらした。1日当たりの新規感染者数は6月17日に1万人を超えた後、今月6日に3万人、14日には5万人を突破。ブラジルと世界最多を争う状況だ。過去1週間の死者数は1日800~1000人台で高止まりし、在留邦人も半月で9人が死亡した。
 政府高官は15日、「(新規感染者数が)1日10万人のシナリオを想定している」と説明。酸素や医薬品、病床の確保を進めているが、医師だけで3000人近く不足し、研修医や看護学生の卒業前倒しが検討されている。
 ◇国民と溝
 危機の高まりに政府批判が拡大している。ラポルCOVID―19や汚職監視団など主要民間団体は5日、連名で声明を発表。「医療崩壊で多くの命が救われなかったのはジョコ政権の失政だ。国民に謝罪し、法的・政治的な責任を取ってほしい」と訴えた。
 「政府は責任を取るべきだ」。故ワヒド元大統領の長女で、慈善団体を運営するアリッサ氏も請願を公開し、2週間で3万4000人が署名した。ツイッターには「大統領、諦めて(辞職して)」のハッシュタグが出現した。
 これに対し、大統領府のナバリン政治コミュニケーション次長はインターネット交流サイト(SNS)への投稿で「民主主義のごみが辞任を求めている」と一蹴。ムルドコ大統領首席補佐官も「コロナ禍で政治的ハエになってはいけない」と題した動画に出演した。ジョコ大統領は11日、「共に働き、助け合って乗り越えよう」と動画で呼び掛けたが、懸念を募らせる国民と政権との溝は深まっている。

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病気知らずでピンピンコロリ 安保徹「死ぬまで元気な生き方」完全版

2021-07-18 | 医療、健康

病気知らずでピンピンコロリ 安保徹「死ぬまで元気な生き方」完全版

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【特集】第4波から見えた薬の課題 「抗寄生虫薬イベルメクチン」治験続くも承認の目途立たず

2021-07-18 | 医療、健康

【特集】第4波から見えた薬の課題 「抗寄生虫薬イベルメクチン」治験続くも承認の目途立たず(読売テレビ) - Yahoo!ニュース

第4波で自宅療養者急増 広がるオンライン診療

 

大阪では第4波で自宅療養者が1万8000人以上となった

コロナ治療“適応外”で 副作用は自己責任

WHOは効果に否定的・・・ 遅れる日本の体制

企業・病院・行政が協力し、承認加速への仕組みづくりが必要

国は有事の対応を急ぐべき 新たな法案提出も

<picture></picture>今年6月 緊急時における“治療薬”の特別措置を求める法案が提出された
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ウイルスに対する免疫反応はワクチンと実際の感染では異なる、理研などが発見

2021-07-18 | 医療、健康

ウイルスに対する免疫反応はワクチンと実際の感染では異なる、理研などが発見 | TECH+ (mynavi.jp)

理化学研究所(理研)と東京理科大学(理科大)は7月15日、インフルエンザウイルスに対する免疫反応がワクチン接種とウイルス感染では異なることを発見し、経鼻感染の方がワクチン接種よりも質の高い「広域中和抗体」が産生されるメカニズムの一端を明らかにしたと発表した。

同成果は、理研 生命医科学研究センター サイトカイン制御研究チームの久保允人チームリーダー(理科大 生命医科学研究所 教授兼務)のほか、理科大、国立感染症研究所、慶應義塾大学、かずさDNA研究所の総勢16名の研究者が参加した共同研究チームによるもの。詳細は、英オンライン科学誌「Nature Communications」に掲載された。

現在、インフルエンザの予防のために広く使用されている「不活化ワクチン」は、ホルマリン処理などによって感染性を消失させたウイルス粒子が使用されている。そのため、そのワクチンに使用したインフルエンザウイルス株に対しての有効性は高いものの、新しく現れた構造の異なる新型株に対しては有効性が低いといわれている。

それに対し、不活化ワクチンよりも安全性の面でリスクが高いが、変異によって弱毒化させたウイルスを感染させて中和抗体を作る「弱毒生ワクチン」という手法もある。不活化されていないため、ヒトでの調査研究から、弱毒生ワクチンの経鼻投与は、新型株に対しても有効性があることが示されている。

弱毒生ワクチンでは、ワクチンに用いられたウイルス株とは異なる株による感染に対しても防御が可能な、質の高い「広域中和抗体」が産生される可能性があることが理由と考えられている。ただし、そのメカニズムについてはよくわかっていなかったという。

そこで研究チームは今回、不活化ワクチン接種と弱毒生ワクチンを模倣した経鼻ウイルス感染で産生される抗体の質的・量的な違いと免疫応答の違いを、マウスを用いた実験で調べることにしたという。

研究では、不活化ワクチン接種では産生されず、経鼻ウイルス感染によってのみ産生される広域中和抗体を解析できるマウスモデルが用いられた。まず2009年パンデミックインフルエンザウイルス株(ブタ由来H1N1亜型、以降パンデミック株)から作製された不活化ワクチンを接種させたマウス、あるいは生きたパンデミック株を感染させたマウスから抗体をそれぞれ分離。その2種類の抗体をそれぞれ別のマウスに移入したのち、パンデミック株とは異なる季節性インフルエンザウイルス株(以降、季節性ウイルス株)が感染させられた。

実験の結果、不活化パンデミック株ワクチンを接種させたマウスの抗体が移入されたマウスは、季節性ウイルス株の感染によって死亡してしまったが、パンデミック株を感染させたマウスの抗体が移入されたマウスでは、季節性ウイルス株の感染が防御されることが確認されたという。

インフルエンザウイルス

  • 不活化ワクチン接種マウスとウイルス感染のマウスにおける感染の違い。(上段)不活化パンデミック株ワクチンを接種したマウスの抗体が移入されたマウスは、季節性インフルエンザウイルス株の感染によって死亡してしまった。(下段)生きたパンデミック株を感染させたマウスの抗体が移入されたマウスは、季節性インフルエンザウイルス株の感染から防御された。(出所:理研Webサイト)

これは、不活化パンデミック株ワクチンを接種させたマウスでは、ワクチンに使用されたウイルス株に対抗できる抗体しか産生されなかったからだという。それに対し、パンデミック株を実際に感染させたマウスでは、構造の異なる季節性ウイルス株に対しても対抗できる広域中和抗体が産生されたことを示しているとした。

次に、生きたウイルスの感染が広域中和抗体を産生する原因として、ウイルスの侵入経路とウイルスの複製の2つが想定され、その上で侵入経路が経鼻に統一され、ウイルスを複製しないマウス(Tmprss2欠損マウス)についての調査が行われた。その結果、Tmprss2欠損マウスでは、生きたパンデミック株ウイルスを感染させても広域中和抗体は産生されず、その抗体が移入されたマウスは季節性ウイルス株に対する抵抗性を示さなかったという。

そして、パンデミック株に感染させた野生型マウスの抗体産生B細胞が解析され、パンデミック株と季節性ウイルス株に共通するエピトープ(抗原決定基)を認識する抗体が産生されていることが明らかとなった。このことから、経鼻から生きたウイルスが体内に侵入するとB細胞の増殖に伴って共通エピトープが形成される過程が、広域中和抗体が産生されるメカニズムであることが示されたとした。

さらに、ウイルス複製がどのように広域中和抗体の産生につながるのかを解明するため、免疫器官のリンパ節、特にB細胞の選別に重要な働きをする「胚中心」と、B細胞の抗体産生を助ける働きをする「濾胞性ヘルパーT細胞(TFH細胞)」に着目することにしたという。胚中心とTFH細胞持たない遺伝子改変マウスが作製され、生きたパンデミック株が感染させられた。すると、広域中和抗体は産生されなかったとした。

TFH細胞は、インターロイキン-4(IL-4)やIL-21などのサイトカイン(細胞間でやり取りされる多様な生理活性を持つタンパク質の1種)を産生することで、B細胞の機能を助けることが知られている。ウイルスが感染した野生型マウスのリンパ節ではTFH細胞の活性化が確認された一方で、B細胞の分化増殖因子であるIL-4を欠損したマウスでは、胚中心の形成不全に伴い広域中和抗体の産生が著しく低下していることが判明した。

これらの結果から、TFH細胞から産生されるIL-4は、胚中心内のB細胞の増殖をコントロールすることで、ウイルス感染時に産生される抗体の多様性を広げる重要な働きをすることが明らかになったほか、生きたウイルスの経鼻感染は、TFH細胞を活性化することでB細胞の増殖に必要なIL-4を誘導し、リンパ節内の胚中心においてB細胞の中からウイルス株に共通したエピトープを認識するB細胞の選別が進められ、それが広域中和抗体の産生へとつながることが確認されたともしている。

インフルエンザウイルス

広域中和抗体の産生メカニズム。ウイルス感染では、ウイルス複製に伴って活性化されたTFH細胞からのIL-4の働きで、胚中心においてB細胞の増殖が促進される。増殖したB細胞の中から、ウイルス株に共通したエピトープを認識するB細胞の選別が進められ、これが広域中和抗体の産生へとつながることが明らかとなった (出所:理研Webサイト)

今回の成果を受けて研究チームでは、新型インフルエンザに対抗するためのユニバーサルワクチンの開発に有用な基礎データを提供することができたとするほか、今後の抗ウイルスワクチン研究において大きな意義を持つと考えられるとしている。

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タイ「デルタ株」拡大、1日感染者1万人超で過去最多に&英5万人超え 若者中心にデルタ株拡大&仏、再び1万人超え デルタ株拡大

2021-07-18 | 医療、健康

タイで「デルタ株」拡大、1日の感染者1万人超で過去最多に(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース

 新型コロナウイルスの感染が拡大している東南アジアですが、タイでは新規感染者数が1万人を超えたほか死者が141人に上り、いずれも過去最多になりました。  タイでは4月以降、インド型変異ウイルス「デルタ株」の広がりなどで感染者が急増し、政府は12日からバンコク首都圏に夜間外出禁止令を出すなど規制を強化しています。  保健省が17日に発表した新規感染者は1万82人、死者は141人でいずれも過去最多を更新しました。感染拡大に歯止めがかからず、政府は複数の救護施設を設置して病床を確保するなど対応に追われています。  2回のワクチン接種が終了した人は全人口の5%に届かず、政府の対応の遅れに対する批判も高まっています。

英の新規感染者5万人超え 若者中心にデルタ株拡大(共同通信) - Yahoo!ニュース

英政府は16日、新型コロナウイルスの1日の新規感染者数が5万1870人となったと発表した。より感染力が強いインド由来の変異株(デルタ株)が若者を中心に急拡大。ただ、ワクチン接種が進み、死者数が流行最盛期ほど激増しておらず、政府は19日に新型コロナの規制を撤廃する方針を変えていない。  「英国はまだ危機を脱していない」。新規感染者数の発表に先駆け、政府のウィッティ首席医療顧問は、入院患者数が3週間ごとにほぼ倍増していると指摘、19日に新型コロナの規制が撤廃されても慎重に行動するよう国民に呼び掛けた。

仏コロナ新規感染者、再び1万人超え デルタ株拡大で(ロイター) - Yahoo!ニュース

フランスで16日、1日当たりの新型コロナウイルス感染者数が1万0908人と、5月末以来初めて1万人を上回った。インドで最初に検出された感染力の強い新型コロナ変異ウイルス「デルタ株」が急速に広がる中、感染は再び深刻化している。 フランスの累計感染者は584万人を超えた。 7日移動平均の1日当たりの新規感染者数は5795人。4月半ばに4万2000人に達した後、6月終盤には2000人以下まで減少していたが、今週に入り再び節目となる5000人を超えた。 感染が再拡大する中、保健当局は、一般市民にコロナワクチン接種を義務付けるかどうか検討すべきとの認識を示した。 マクロン仏大統領は12日、国内の全医療従事者に新型コロナワクチン接種を義務付けるとともに、映画館入館や鉄道利用時などにワクチン接種またはコロナ陰性の証明書を提示させる新規則を発表した。

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