とにかく日記

とにかく何でもいいから書く日記。3人の子へは仕送り、更新頻度は下がり、書き続けられるのか?(コメント等は承認制です)

働く理由

2017-11-09 23:23:00 | ワーキングマザー
ジャンル「ヒミツ。」をプルダウンして、働く理由などをつらつらと書いてみることにした。

いや、こう見えて、しょっちゅう思ってるんですよ。

なんで私はこんなに働いてるんだろう

って。
で、100ぐらい働く理由があり、働かない理由があんまりないので
結果的に働き続けて今に至る…という感じ。

100ぐらい、って上に書いたけど、ホントに100ぐらい出てくるかな?
ということで「働」という字を入れて「~から。」で文を終えるという、
理由を説明するような感じで、つらつらと書いてみます。
たくさんの、たくさんの、働く理由、ね。


 働きたいから。(理屈じゃない。)
 働くのが当たり前だと思ってるから。
 働くのが楽しいから。
 働かずにずーっとぼーっとしてると死にたくなるから。
 (あ、でも働きすぎても死にたくなった時があった。あれは別の意味でヤバい。)
 働くために資格とったから。
 働いてる自分の方が働いてない自分より好きだから。
 働くことで何かを生産してるような感じがするから。
 働いた時にたまにだけど「ありがとう」って言ってくれる人がいるから。
 他の人が働いてるのを見ると私も働かなくっちゃって思うから。
 働くのをやめたくないから。
 (まだ。今は。やめるのはいつでもできる。
 やめたくなくてもやめなくてはならない時は、この先、必ず来る。)
 働かずにはいられないから。
 働いてるフリだけじゃなくてホントに魂込めて仕事したいから。
 働くこと抜きでの人生が考えられないから。
 働かないとゴハン食べちゃいけないような気がするから。
 働いて得られるカネが必要だから。(でもカネにならない仕事もしてるぞ…)
 働かないと家のローン返せないから。(←超現実的)
 働くことを幸せに感じるから。
 働かない人生なんてつまんなそう、という価値観を持ってるから。
 「働いてるおかーさん」って子供たちに思われたいから。
 働くために大人になった、と思ってるから。
 働いてこそ一人前、と思うから。
 働く喜びとしんどさの両方を知っているから。
 マジメに働けば何かいいことありそうな気がするから。
 働いてる人生の先輩たちを見て「かっこいい!」と思うから。
 働いても働いても終わらない仕事があるから。
 働き続けることでしか見えてこない世界を見てみたいから。
 働いてて良かった!と実感するから。
 働いてないと退屈するから。(←ちょっと言い過ぎ。)
 専業主婦だった母が「女も働いた方が良い」という母の思想を娘の私に吹き込んだから。
 働くことで獲得できる自由があるから。

これで30。
うーん、100には届かないかな?
でもまだまだあるような気がする、働く理由。
続けます。

 心から働きたいという人が少数派のように思えるから。(マイノリティラブ。)
 働く仕事内容そのものが大好きだから。
 働く習慣がついているから。
 働きながら遠くに行けるから。(出張とかあるんで。)
 働くことでしか出会えない人がいるから。
 働いてる私を神様がご覧になってると思うから。(クリスチャン。)
 無心に働いてる時には他のすべてを忘れていられるから。
 働くことが最終的には誰かの笑顔につながると思うから。
 小さい頃から働きたいと思ってきたから。
 働くための道具を使いこなすのが楽しいから。
 同じく働いている仲間がいるから。(みんな違ってみんないい。)
 忙しく働く毎日があるので、休みが一段と楽しめるから。
 働く内容を改善し、向上させるのがワクワクするから。
 マジメに働くのが親孝行にもなると思ってるから。
 働いてるといろんな面白いことを思いつくから。
 働いてなかった時がつらかったから。(そういう過去が私にもあった。)
 働くことの中にも趣味っぽい要素があるから。
 いっぱい働いた!って思えると、なんか満足するから。
 働くことは「傍(はた)楽(らく)」だけじゃなくて私も楽だと思うから。
 働く理由がいっぱい出てくるから。(循環論法。)

50に到達。まだ止まらない。

 良い働きをしてる人たちの仲間入りをしたいと思うから。
 働くことを応援してくれる人がいるから。
 働いた結果そのもので報われたと感じた経験が忘れられないから。
 働くことが挑戦だから。
 働くことで余裕ができて無関係な他人に優しくできるから。
 働くことを大切に思っているから。
 働きたいという気持ちが沸き起こってくるから。
 働きながらダイエットできるから。(エレベーターじゃなく階段つかう、とか。)
 働いたお金でゲームに課金できるから。
 働く合間に音楽が聴けるから。
 働く先で美味しいゴハンが食べられる(ことがある)から。
 働きながら雑談も(ちょびっと)楽しめるから。
 働くときの服(ご想像におまかせします)が、きらいじゃないから。
 働いて戦略的思考を鍛えられるから。
 働くこと以上の娯楽はないと思える瞬間があるから。
 働いていいよ、と亭主が言ったから。(ありがとうMyダンナ!)
 働くことによる制約以上のメリットがあるから。
 働いたあとのコーヒーが美味しいから。
 働くときに持っていく鞄の中にお気に入りの水筒が入ってるから。
 働いてて出会う人に最低の人物がいても反面教師にできるから。

70。続く。

 働かなくっちゃ、ってしょっちゅう思うから。
 働く方がまだましだと思ってるから。(何よりもマシかは…言わせないでください)
 働く人がいっぱいいるから世の中が回ってて、その中の一人になりたいから。
 他の人がどうであろうと私は働きたい人だから。
 完璧な働きをすることだけが働くってことじゃないと思ってるから。
 ごまかしのない働きをしたいから。
 働く時と働かない時のメリハリをつけるきっちり感が快いから。
 大人になってから働くために子供の頃に学校行って勉強したんだから。
 働いてないと「仕事で大変」って言えないから。
 働かないという選択肢を自分で選択したくないから。
 働くことが私の人生で3番目ぐらいに大切だから。(1番と2番はトップシークレット。)
 働きながら人生をのりきるノウハウを蓄積できるから。
 働くことでささやかな夢も見れるから。(厳しい現実の中で夢を見る。)
 働かないとおカネに困るから。
 働くことは手段でしかない、と割り切ってるから。(なんの手段でしょ)
 働いて良い仕事ができた際に得られる充実感は格別のものだから。
 働く中で小さな幸せも見逃さないようになれたから。
 働けって誰にも命令されてないから。
 少なくとも私は自発的に働いてると思ってるから。
 働いてなかった時の私は不幸せだったから。

90に達した。あと10だ。

 働いて自分で稼いでいられるのが嬉しいから。
 働くことで仕事場が居場所になるから。
 真剣に働くことでボーっとする時間も大切にできると思ってるから。
 24時間以上連続で働かなくて済むようになったから。(これとても大事)
 働きたいから働いてるんだ、と言えるから。
 働くことが生活の一部になっているから。
 マジメに働けば少なくとも遠いどこかで必ず報われると思ってるから。
 死にたくなるぐらい苦しくなるほどは働かない、って決めてるから。
 もっと働きたかっただろうなぁ、っていう人の気持ちを覚えているから。
 働いています、というのを言葉より行動で示すのが性に合っているから。
 (という割にはこんな文章を書いて…と自分でツッコミたくなるが)

はい、これで100。
やっぱ100ぐらいはあった、という確認でした。
ここまで書くのに要した時間が約150分、ということは。
働く理由、一文に要した平均時間は1.5分。
90秒で一つ思いつく、というのはまぁまぁなペース。

どうして働いてるの?と誰かに訊かれたときに答えた内容だったり、
まったくの、ただの思いつきだったり。
他人が読むと、同じようなことを言葉を変えて言ってるだけ、と感じられるかも。
まぁ確かにそういうのもあったかもしれません(苦笑)
しかしまぁ、それにしても、出てくること出てくること。
私には働く理由がいっぱいある、というのは改めて自覚した。

で、これってヒミツかなぁ。まぁいいや。
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中学生の弁当

2017-11-02 07:54:19 | ワーキングマザー
我が家の炊事担当は今やすっかり主人で、高校生の娘には
主人が弁当を作って持たせている。
しかも当地の中学校には給食がある。(ありがたいことに。)
おかげで中学生にはお弁当を持たせずに済んでいる。

しかし今日は違った。

校内合唱コンクールという年に一度の催し物が市民会館で行われる。
中学校全クラスの合唱を市民会館大ホールで順番に、という年中行事である。
私は合唱コンコールが今日だと知ってはいたが、弁当のことは気づいてなかった。
(お知らせ文にはちゃんと弁当・水筒持参と書いてあったのだが、見落としていた。)

ということで、弁当に気づいたのは朝、しかも朝食後である。
市民会館集合時間の45分前。車で約15分の距離である。
実質30分。

…どうする。

中学生は「行くときにコンビニに寄って買えば」とかいう。
いやそれでもいいんだが、材料があるなら家から弁当作って持って行った方が。

と、食卓から台所周囲を見回した。
昨日、主人が買っていたらしき8枚切り食パンの残り4枚が目に入った。

よし。これでいける。サンドイッチにしよう。
冷蔵庫の中を確認した。
卵はないがバターはある、ジャムもある。
パン2枚片面にバターを塗り、1枚には焼いたポークランチョンミート(朝食の残り)を挟み、
もう1枚にはブルーベリージャムを塗った。
パンの耳を切ろうか一瞬考えたが、やめ。
そのまま半分に折ってラップで包んだ。

これで弁当終了…としようかと思ったが、さすがに寂しい。
冷蔵庫の野菜室をみたら、リンゴが2個転がっていた。
ラッキー。
リンゴ1個を6等分して皮を剥き、塩水にさらして(変色防止)ラップで包んだ。

ハンカチで包んで、まぁともかく弁当が出来上がった。
時間にして10分程度?
急ごしらえ、これで許してくれ、って感じではある。
水筒は本人に用意させた。

以上、慌ただしい朝の顛末記。
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1年ぶりの更新

2017-07-18 22:33:57 | ワーキングマザー
放置しているブログだが、いまだにアクセスしてくださる方があるようなので、更新。

3人の子は高3、高1、中2となった。
手はかからないが目配りは欠かせない…かな、まぁ適当に。
3人とも私よりも背が高くなり、知的にも成長中。

事情があって亭主が退職しフリーとなったこともあり、経済的に私が一家の大黒柱であることは変わりない。
子供たちは大学に行きたいというので「国公立だけ」という条件で、経済的に支援する予定。
まぁ、ぼちぼち頑張りまっせ。

いろんな点で、歳、というか衰えは感じる。
無理がきかなくなってきたし。
身も心も、もともとあまり強いとは自分では思ってないが、
いっそう弱くなっているように感じる、のは年齢相応のことだと思う。

これでも働き盛りなんだよね、この年齢って…と思いながら。
ゆるやかに下り坂を下っているような感じ。
ドーンと落ちるのではなく、ゆるやかに。

このまま、ゆるゆると下っていけたらいいな、と思ったりもする。
今日のところは以上。
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家で過ごす一日

2016-07-18 22:18:33 | ワーキングマザー
海の日、休日である。
一歩も家から出ないで過ごした。
ずっとずっと忙しかったので、こんな日は本当に久しぶり。

私はいわゆる「引きこもり」ではない、と自分のことを思っている。
っていうか仕事もあるし子供たちのこともあるし引きこもっていられない。
でも、もし、仕事もなくて家族もいない一人暮らしだったら、引きこもってるかな?と想像したりする。
今の自分の毎日の暮らしとはかけ離れたものなので、なかなか想像しにくいんだけど。

・・・もしかしたら、引きこもる、かもしれない。
だってその方が楽そうだから。
で、面倒なこと一切やめて、自分がしたいことだけをする。

でも、思い返してみると、今日はそれに近い一日だったかもしれない。

朝、目が覚めても時計なんか見ず、布団の中からすぐには出なくって。
遅~く起きてきて、亭主が作っておいてくれた朝食(ご飯と味噌汁)を子供たちと食べて。
持ち帰った仕事をPCでして、昼食と夕食は家にある買い置きの材料で作って、
連絡しなくちゃならない友人に電話して、久しぶりに1時間ぐらいの長電話して。
シャワーを浴びるという亭主にお願いして浴槽にお湯をはってもらい、のんびりお風呂に入ったりして。

昼食のボロボロジューシー(沖縄風おじや)、夕食のカレーライスを作るのは、とても楽しかった。
一週間以上冷蔵庫の野菜室で古新聞にくるまっていたモロヘイヤを出してボールの水に放ち、
しなびかけていた葉が生き返ったように緑のみずみずしさを取り戻すのを見守ったり。

長電話で友人の話をいろいろ聞いて、途中でそのお子さんに電話を代わってもらって、
変声期の息子さんの声を聞かせてもらったり。

玄関の前で友達と遊んでる子に、冷たいオヤツを出したり、
友達と出かけた子がLINEで「これから帰る」と連絡してきたのに対して、スタンプで返事したり。
娘がお風呂に入ってるから、と洗面室に入れずにいる亭主の代わりに歯ブラシをとってきたり。

こうやって書いてみると、結構忙しい一日、だったのかもしれない。
でも、好きなことばかり、してたような気がする。
忙しい、という字は心を亡くす、と書くけれど、そういう意味では忙しくない一日だった。

こういう日が、たまにでもあると、自分をとりもどしたような気分になれる。
冷蔵庫の野菜室に入りっぱなしだったモロヘイヤの葉を思い出す。
私の心もしなびかけていたかもしれないけど、ん、なんとか間に合ったかな、って。

さて、明日からまた仕事だ。
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一袋のラーメン

2012-06-11 22:56:40 | ワーキングマザー
かなり強い雨の夕方。

仕事を終えて家に戻り、ウチの駐車場に車(2シーター)を停めた。
もう一台の車(そっちなら家族全員が乗れる)が駐車場にないことを確認。
そのまま、運転席に座ったまま、一息つくことにした。

遅くなった私が悪いんだけどね。
車を交代しようと言ってた時間に戻れなかったんだから。

亭主の会社でちょっとしたトラブルがあり、夕食の用意が今夜は(亭主には)できない、
でも一旦、家には戻るから、指定した時間までに私が戻ってれば車をとりかえる、という話をしてた。
でも、私がその時間には戻れなかったんだ。
仕事が残ってて、ね。

家の中ではお腹を空かせた子供たちが待ってるだろう。
しかし私も疲労困憊、これから夕食を作る気力も体力もない。
雨はひどい降り方だから歩いて外食に行きたいとは思わないし、
全員が乗れる車がそこにないんだから、車でどこかに食べ物を確保しに行くという選択肢もないなぁ。
夕食どうするかなぁ。

なんて考えてたら、玄関からララ(長女、中1)が顔をのぞかせて、こちらに手を振って合図した。
私も手を振りかえして、でも車を降りて荷物(PCやら教科書やら重いんだ…)を運ぶ気力はなくて、
運転席にそのまま座っていた。
ララはドアを閉めて、奥に戻った様子。

ああ、目をつぶったら、このまま、車の中で寝てしまいそう。

家までの帰り道も運転しながら自分で張り手(苦笑)をしてたくらいだもんな。
もうちょっとここで休んで、雨が少しでも小降りになってから、車から降りてもいいよね。
なんてことを自分に言い訳して。

そのまま、もう数分、座っていたらまた玄関からララが顔を出し、今度は私に話しかけた。
「おかーさん、リリがラーメン作ってるんだよ、卵を入れてもいい?」
さすがに車の中に居座り続ける訳にもいかないようなので、家に入った。

・・・ていうか、ラーメンを作ってるって?

買い置きのインスタントラーメンが家にあったというのは記憶していた。
それを作るかな~、というのを私も考えたりしてたんだけど。

家の中に入ると、3人の子たちが口々に教えてくれた。
「お腹空いたら、ラーメン食べてもいいからって、おとーさんが言ってたんだよ」
「子供の分だから、一つを3人で分けるつもりで作ったんだけど、おかーさんも食べるでしょう?」

食べる、食べる。

で、私は、座ってていいの?

「いいよ!子供たちだけで作れるから!」
「ラーメン、一つしかなかったんだよ、みんなで分けるから量が少ないけど、おかーさん、我慢してね」
「ちがうよ!たくさんあったけど、たくさん作るのは難しいから一つだけしか作らなかったんだよ」
「リリは作り方も見ないで作ろうとしてね、鍋に水入れて、水の中に麺を入れようとしちゃった(笑)」

しばらく後。
食卓の上には、汁碗に入ったラーメンが並んだ。
卵が上に乗っている。月見ラーメン。

「生卵でいいんだよね?」いいよいいよ。
「卵の殻を割ったのはララなんだよ」
「上手に割れたでしょう?」
「ボクはお鍋の中の麺を混ぜる係だったんだよ!」

一人分の量は少なかったけれど、一人に一個の卵入り。
麺もスープもいつもよりずっと美味しく感じられた。

一杯のかけそば、って話が昔、あったような気がするけど、
一袋のインスタントラーメンを、子供たち3人が協力し合って作ってくれて、
私はなーんにもしなくても、それを子供3人と一緒に、分け合って食べることができたのだ。
こんな日が来るなんて、おかーさんは感激、いや、もう、感無量だ。
なんと良い子たちに育ってくれたことか。

おかげで、元気が出た。
インスタントラーメン、まだ残ってたよね。
あとは、おかーさんが作るよ。
卵はもう使っちゃったから、野菜と、チャーシュー代わりのベーコンをラーメンにのっけよう。
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沖縄自動車道

2011-02-22 01:10:54 | ワーキングマザー
先週の金曜と土曜、続けて沖縄県南部で仕事(研究会)だった。

金曜日は夕方の会議のあと、那覇に向けて出発した。
名護から南下するとき沖縄自動車道の許田入口では車がほぼ真東を向く。
自動車道のゲートをくぐったら、雲が切れて、正面に満月があらわれた。

大きな、セピア色の貨幣のような満月。
すさまじいほど圧倒的な存在感。

欧米での、満月を見ると狼になるという人狼伝説や
狂気をlunaticといって月のせいにしたがるのも、わかるような気がした。

すぐに雲に隠れてしまったけれど、雲の向こうにあの満月が光ってるのを感じながら自動車を走らせるのも、悪くはないな、と思った。
雲隠れしている、満月を道連れにした道程。


そして翌、土曜日の昼下がり。
自動車道のゲートをくぐるなり、助手席のルル(末っ子の長男、小1)が眠った。

土曜日の午後、姉たちは合唱団の練習、夫は仕事。
ルルには「どうする?おじいちゃんの所に行くのと、学童保育に行くのと、おかーさんの仕事に一緒についてくるのどれがいい?」と尋ねた。

「おかーさんと一緒がいい!!」

答えは予想通り、だった。

土曜日の私の仕事は、毎月定例の症例検討会に出席すること。
同僚が発表するので、私も、どうしても行かなくてはならない。
本来、子供が来るような会じゃないけど、すみっこに座らせてDSでもやらせとけばいいだろう、とDSとイヤホン、ポケモンブラックを用意した。

助手席に座ったルルは、はしゃぎまくり。
「おかーさん、葉っぱって、太陽と水の力を借りて、空気をきれいにしてるんでしょう?」などなど、学校で習ってきたらしいトリビアを披露してくれる。
そうだよ~、と適当に相槌を打っていたら、ルルが突然、眠ってしまった。
晴れた午後の沖縄自動車道。
昼寝にはちょうどいいかなー、高速自動車道って眠りやすいんだろうなー。

斜めにかけたシートベルトをしっかりつかんだまま、眠ってしまったルルを横目でみながら、満月を道連れにするよりも子連れの方がいいなー、とも思ったりして。

目的地に着いたら、はしゃいで駐車場を走り回ったルル。
でも、会場ではおとなしくDSしていたおりこうさんのルルでもある。
ご褒美にお菓子を買ったら、帰りの自動車の中では食べながらずっとおしゃべりしていた。

小さな子を大人の場所に連れて行くのは大人のエゴでしかないよな、と思ったりもする。
私が子連れで検討会に行くのは、子供自身のため、ではない、決して。
こうするしかない時もある、というだけのこと。
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半日の休暇

2010-09-28 23:27:18 | ワーキングマザー
去った週末、子供の運動会を犠牲にして研究会に行ってきた話は既に書いた。

頭は期待した以上のすごい情報を研究会で得てきて大興奮、熱暴走状態。
心は「子供の運動会に行けなかった、子供の運動会より仕事を選んでしまう母親になってしまった、悲しい」という涙・涙・涙の状態。
(ま、ホントに泣いてはいないけど、この乖離は困ったものだ。)
週末つぶして身体は疲れきってるというのに、仕事があって休むこともできないまま迎えた週明け。
一方、子供たちは運動会の代休で二日連続休みである。
(土曜日も運動会練習で登校していた。)
ララとリリは友達と遊ぶ約束をしており、ルルはサトシと一緒。

月曜日はそれで終わった。子供たちはそれぞれに楽しんだらしい。
私は仕事の山が片付かず疲れきった状態。
火曜日の午後、私は半日の休暇を届け出て、仕事を休んで末っ子ルルと一緒に過ごすことにした。
ララとリリは友達の所だから、相手をしてくれるのはルルだけ、ということになるが、相手をしてもらえるうちが花、だろう。ルルは大喜び。

一緒に過ごす、といってもさまざまな用事を済ませるのにルルが着いて来るだけのようなものである。
車のキーが壊れたので直しに行き、洗車してもらってる間にマクドナルドでルルとDSで遊んだ。
そのうち私は寝てしまった(苦笑)が、ルルは私の横でずっとDSをやっていた。
夕食を久しぶりに作り(といっても焼肉、超簡単)家族そろって食べた。

半日の休暇。熱暴走してる頭はまだクールダウンしないけど(しなくても構わない)悲しみでいっぱいだった心は、半日とはいえ、末っ子と一緒だったことで癒された。

子が親を必要とする期間も、あと数年のことだろう。
子離れの準備を、こちらもしておかなければ。
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初めて不在の運動会

2010-09-27 21:00:26 | ワーキングマザー
1年前から決めていた仕事と、子供たち3人が通う小学校の運動会が重なってしまった。

運動会は、子供たちにとって大切な大切な行事である。
これまで私は、運動会のために秋の仕事をずいぶん欠席してきた。
弁当も頑張って作ってきたし。
しかし・・・今年は、どうしようもない。

子供たちに話した。
え~!!という反応だったが、ララ(小5)とリリ(小3)は受け入れた様子。
(っていうか、もう諦められてるのかもしれない・・・。)
ショックで黙ってしまったのが、末っ子のルル。
ごめんね。小学校初めての運動会なのに、お母さん見に行けなくて。
代わりに誰かに写真、撮りに来てもらおうか?と言ったら
「サトシ(仮名、私の弟)がいい!!」という。

弟はフリーのカメラマンである。
その上、ウチの子たちに慕われている。
確かに写真係として、彼ほど適任はいない。
ただしサトシの居住地は埼玉。ここは沖縄。
交通費だって馬鹿にならないのだが。
依頼するからには、こっちが出すべきか。

ということで、費用は全部出すから来てくれ、と言ったらサトシは快諾してくれた。よし。これで写真撮影係を確保した。
次は弁当。
「ほっともっと」でお重があるらしい、という話を聞いて、店に行った。
おにぎり、唐揚げ、その他、のお重を注文し、運動会当日に取りに行くことに。
果物は母(2年前に当地に移住済)に依頼し、これで少しは気が楽に。

出張先から電話するたびに、泣きそうになっていたのは私だけ。
子供たちは案外、平気なのだ。
こうして親離れが進んでいく。

運動会当日、ルルがサンダルを履いて登校してしまったらしい。
一緒に歩いていた弟が気づき、家まで靴を取りに戻ったとか。

写真は山のように撮ってくれていた。
ありがとう、サトシ。
写真じゃなくて、実物を見たかったけれど、こればかりはどうにもならない。
こうして子供たちは成長し、親離れも、子離れも進んでいくのだろう。

でも、来年の運動会は絶対、見に行くぞ!!!
来年はララの小学校最後の運動会なんだし。
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子供へのインタビュー

2010-06-18 23:24:21 | ワーキングマザー
この春、小学校1年生になったルル。
もう添い寝も必要としなくなったし(時たま夜中に私の布団にもぐりこんでは来るが)、
保育園児じゃない、小学生というプライドをもって毎日、頑張っている。

学校が終わると学童保育に毎日、行く。
月曜日は学童のあと、姉たちと一緒にピアノ(私が送迎)。
木曜日は学童から送迎バスに乗ってスイミングに行く。

昨日は特に疲れたらしく、スイミングから帰るなり夕食もロクに食べずに居眠りを始めたので、
かなり早い時間にベッドに入らせることにした。
そしたら、着替えて寝室に行く前に「おかあさん、いっしょにきて」という。
珍しいので「わかった、いっしょに行くよ」と着いて行った。

「お母さんに横で寝て欲しいの?」と尋ねたら「うん」という。
疲れて甘えたい気分、なのだろう。
すごーーーく久しぶりに、ルルのベッドに入って添い寝した。

するとルルは「おかあさん、ぼくに しつもん、ある?」と言う。
・・・ええと?
「質問、して欲しいの?」と聞いたら「うん」という返事。

自分に、関心を持って欲しいんだろうなぁ、と思った。
学校や学童などで、いろんな出来事を体験しているはずのルル。
身の回りで起きていることを自分から上手に話せるほどではない。
だから、質問に答える形で、自分に起きていることを私と共有したいのだろう。

「じゃあ質問しようね。今日は学校で、先生に、怒られなかった?」
「・・・・(ひとしきり考えて)・・・・おこられなかった。」

ネガティブな質問から始めたのはまずかったか。
もうちょっと楽しい質問にしよう。

「じゃあ、先生に、何か、ほめられたことある?」
「うん、あるよ。おんどく。
 ルルがいちばん たくさん やってるって、ほめられた。」
「そうかー。良かったね。ルル、音読を頑張ってるもんね。
 ルルが音読、得意な子でお母さんは嬉しいよ。」

音読、というのは国語の教科書を声に出して読む宿題である。
ルルはこの音読が大好きで、読むように言われた箇所を何回も何回も、繰り返し読んでいる。
そして、読んだ回数だけプリントに色を塗って、先生に提出するのだ。

「ほかに、もっと しつもん ある?」
「じゃあね…今日は、学校で、誰と遊んだの?」
「なまえ、しらない子と あそんだ。2ねんせい。けんかもしたよ。」
「けんかして、どっちが勝ったの?」
「ううん、しょうぶが つくまえに やすみじかんが おわりよった。」

「そっかぁ。じゃあ今日ルルは誰とお話し、した?」
「ええと、リオンでしょう、スミヤでしょう、ショウタでしょう・・・・
 いっぱいすぎて、ぜんぶ、いいきれない!」
「女の子は?ルルは男としか話、しなかったの?
 ルルの隣の席は女の子じゃなかったっけ?」
「ランだよ。ランとも、はなしたよ。それからヒマリでしょう、マナともしゃべった。」
「そうかぁ。ルルは男も、女も、友達がいっぱい、いるんだね。
 ルルがお友達をいっぱい作れる子になってくれて、お母さんは嬉しいよ。
 さぁ、そろそろ寝よう。今日は疲れたんでしょう、おやすみ。」

ルルはすぐ眠った。
しゃべるだけしゃべって、満足したのだろうか。
こういうインタビュー?に楽しげに答えてくれるのも、今のうち、なのだろう。
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きこりに たおされるんだよね

2010-01-08 22:51:25 | ワーキングマザー
最近、リリ(次女、小2)が学校の図書館から借りて読んでいる本のシリーズ「若おかみは小学生!」

なんでその話では、小学生が「若おかみ」なの?
・・・と読んでいない私が尋ねたら、リリが一生懸命、解説してくれた。
「あのね、小学生なんだけど、お母さんがいなくなって、おばあちゃんがホテルみたいのやってて(いや「おかみ」なんだから旅館でしょ?)、そこでくいしんぼのスズキさんっていうのがいたりして、ホントにどうしようもなく、くいしんぼで・・・」

それを横から聞いていたルル(6歳、この春から小学1年生!)が一言。


「きこりに たおされるんだよね」


一瞬、何のことかわからなかった。
お読みのみなさん、何のことだかわかりますか?

ルルは「若おかみ」を(若?)「おおかみ(狼)」と思っていたらしい。
あかずきんちゃんに出てくる狼?それとも最近、市の図書館から借りてきて読んであげた絵本「きこりとおおかみ」に出てくる狼かな?
姉の話を聞いて、自分の語彙で理解して、ちょっとでも話に参加したくて発言した、ルル。面白すぎる。

「だって、わかおーかみ、っていってたよ!そう、きこえたよ!」と言い張るルル。

いやぁもう、久しぶりに涙が出るほど笑わせてもらった。
子供ならではの可愛い、勘違い。




・・・それにしても、なかなか更新しないブログですみません。
遅い初笑いになりましたでしょうか。
今年もどうぞよろしくお願いします。
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亭主の入院

2009-11-24 23:47:14 | ワーキングマザー
夫が入院した。明日、手術。
病名は書きたくないので書かないが、命に関わるような重大な病気ではない。
ただ、手術しないと治らないので、いつ手術するか、という話ではあって。
今日病院を受診し、今ならベッドも手術室も空いてるとかで、話がまとまったようだ。

まぁ、私にとっては想定内の話ではある。
病院に行くように勧めたのは私だし、この病気には手術しかないって知ってたし。
今週なら、なんとか私も仕事などの都合がつけられるかなぁ、と思ってたし。

でも、我が家の子供達にとっては大事件!!
今や私よりもどっぷり子育てしている夫なのである。
我が家では、お父さんの方が子供達といることが多い。

たとえば先週、子連れ出張で一緒に東京から帰った息子(6歳、ルル)。
「おかあさん、ボクがおかあさんとおとうさん、どっちがすきかしってる?」
・・・知らない、教えて、と答えた。
「おかあさんもすきだけど、おとうさんのほうが、もっとすき。
 だって、おかあさんはおしごとか、(家にいる時は)ねてるか、だけど、
 おとうさんはごはんつくってくれるし、あそびにつれていってくれるし」
と慕われている父親である。
子供たちのハートはがっちり掴んでいる。

学童に迎えに行き、リリ(8歳、次女)に「お父さんが入院したんだよ、明日、手術だって」と告げると顔色が変わった。
「おとうさんのびょうきって何?もしかして、ガン?」
・・・違う違う。それは悪いほうに考えすぎだって。
ルルにも話して、ルルも衝撃を受けていた。
正確なところを話して、子供たちなりに納得したようだったが、お見舞いに行きたい、というので、夕食後に連れて行くことにした。

私が夕食の支度をしている間、子供たちはお父さんへの手紙を書いていた。
「いつも いえに いる おとうさんが、いなくて、ちょっとさびしいです」
とか。リボンをかけて可愛くしていた。

夕食後、面会時間ギリギリぐらいに病院に連れて行った。
お父さんに抱きつく子供たち。
亭主も退屈していたらしく、子供たちと一緒に自販機コーナーに行き、
ジュースを買ってあげていた。

入院期間は4日の予定。
無事に退院してくる日を、子供たちも、そして私も待っている。
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沖縄プロレス

2009-10-13 00:51:42 | ワーキングマザー
第25回やんばるの産業まつりに子供たちと行ってきた。

お昼ご飯をまつり会場で食べよう、という目的だったはずが、沖縄プロレスの試合を見ることになり(って私が誘導したんだが…プロレスの試合を生で見るのは初めて!)、見始めたら私以上に子供たちが喜んで。

老若男女、お年寄りからお子様まで楽しめるステージだという評判は本当だった。
笑いあり、本気の格闘あり、の楽しい試合。
息子(6歳)は気に入るだろうと思ってたけれど、娘たちも夢中になり。
特に次女リリ(8歳)が気に入って気に入って…。

最初の試合は北部十二市町村の地産(マスク)レスラー、12人によるタッグマッチ。
リングネームを書いたタスキをかけて登場したが、試合になったら外したし、もう誰が味方で誰が敵だか!状態。
リリが「みんなの名前(リングネーム)をもう一回教えて欲しい!」というので、帰ってからネットで調べたらありました、ハイ。
国頭村/タンカンマン
本部町/アセローラ・レッド
恩納村/海武道(うみぶどう)
宜野座村/ジャガメン
金武町/田芋キッド
伊是名村/ライスボール
伊江村/羅強(ラッキョウ)
名護市/ゴーヤーマスク
東村/ゴールデンパイン
今帰仁村/アグー
大宜味村/シークヮーサー仮面
伊平屋村/モズクマン

試合結果は引き分け。
その次はモズクマンとキジムナーとゴーヤーマスクの3人での3WAYマッチ。
(勝者ゴーヤーマスク。)

気軽に写真撮影に応じてくれたキジムナー。

子供たちのヒーロー、モズクマン。


正午の試合が終わるなり、夕方の試合も見たい、というので、まつり会場&近くの児童センターで時間を潰し、18時半のセカンドステージまで全部、見て行った。

夜は、前座にちむぐくる戦隊、マハレンジャーが登場。
それから前座その2(?)はシーサー王の三線、エイサー8の太鼓にあわせて「めんそ~れ親父」さんの歌。前座っぽくって良かった。
そして試合はエイサー8対アグー(圧倒的な重量差!?でアグーの勝利)、
最後は6人タグマッチ。
ゴールデンパイン、怪人ハブ男、シーサー王対スペル・デルフィン、ミル・マングース、めんそ~れ親父という組み合わせ。(後者の勝利。)
隣で観戦していたお姉さんたちが「ハブオトコ!!」「シャチョー!!」「オヤジ~!」と声を張り上げて応援するのには圧倒されてしまった。

買ったパンフレット(オフィシャルマガジン?)に子供たちがサインを集めて回り、やんばるの食材を使ったカレー(これも無料配布!)に舌鼓を打ち、親子ともども楽しんだ産業まつり。
いつか、国際通りの沖縄プロレスも見に行きたい。
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大丈夫だよ、おかあさんいるからね

2009-01-06 23:24:43 | ワーキングマザー
子供ってどうしてあんなに悪夢を見るんだろう。
んでもって、悪夢でうなされて、すごい声で泣くんだろう・・・。

仕事がらみのお泊りでいなかった後、学童&保育園に子供たちを迎えに行き。
「お母さんがいないの、大丈夫だった?」と尋ねてみたら。
「ぜんぜん!
 おかあさん、もっとながいこと、いなくてもいいんだよ」
・・・などと、偉そうなことを言っていた、末っ子ルル(5歳)。
姉のリリ(7歳)に尋ねても「うん、ルルは大丈夫だったよ」という話。

だけど夜寝る時になって、ルルは「おかあさん、いっしょに寝よう」とやってくる。
しばらく前から、もうほとんど添い寝はしていない。
ベッドのそばで本を読んだり、歌を歌ったりして、寝かしつけているのだ。
でも、お正月は亭主の実家に泊まりに行き、そこでさんざん添い寝したからなー。
正月休みが明けるなり、私が夜、いなかったからなー。
まぁ、眠るまで、ちょっとの間だったらいいか、とルルのベッドにもぐりこんだ。

母が子供部屋にいると、子供たちの話が始まる。
「ねえねえ、おかあさん」「おかあさん、あのね、学校でね」
一度に話されても聖徳太子じゃないんで聞けない。
「ちょっと待ってよ、順番ね。ララ(長女9歳)から。」
「今日、冬休みの宿題、ちゃんと忘れないで全部持っていったよ」
「ふーん、良かった~。(ララは忘れ物が多いのである。)
 書初めの習字、2枚持っていった?先生はどっちがいいって?」
「あのね、両方出していいよ、って言われたよ!」
「そう、良かったね」「うん」

「おかあさん!きょうね、スイミングでとうとうイルカジャンプやったんだよ!」
はいはいルル、ちょっと待った。キミの順じゃあないんだぞ。
「ルル、大きい順に話を聞いてるから、ちょっと待ってね。
 次はリリ、かきぞめ持って行った?かきぞめ出した子、何人いた?」
「おんなは、リリだけだった。おとこは、ケイタとショウのふたり。」
「そうか!小学校1年生だと、かきぞめ出す子少ないんだね!
 先生はリリのかきぞめ見てくれたかな?何て言ってた?」
「わからない。せんせいは、だして、っていったけど、みてないよ。
 ケイタとショウは、なつやすみのあとも しゅうじ もってきてた。」
「そっか~。お正月に初めて習字をやったのは、リリだけだったんだね。」
「うん」

ルルがぐずりだす。
「いつまでたっても、ルルが、おはなし できないじゃないか~」
はいはい。ルルの順番、やっときたよ。
「あのね、あのね、おかあさん、きょう、スイミングでとうとう、とうとう、
 イルカジャンプやったんだよ!!」
「そっか~、すごいね~!」
リリとララが話に割り込む。「リリ、まだイルカジャンプやったことない」
「ララは、土曜日に一人で行ったときに初めてやったよ~」
割り込みにはそれなりに応答して、ここはやっぱルルを持ち上げる。
「お母さんの子供のなかで、小学校に上がる前にイルカジャンプをやったのって
 ルルが初めてだね!すごいね!」
ルルは大得意。「せんせいがね、てんさいかも、っていってたよ!」
「ホント~?すごいね~、ルルって。イルカジャンプの天才なの?」
そう言われるとルルもちょっと照れるらしい。「わからない…」

一通り話をさせたから、これでいいだろう。寝かすぞ。
「もう遅いから、黙って、寝ようね。」
電気を消して真っ暗にして黙らせる。
リリが「かゆい~、ねれない~」というので隣に行きお腹をさすってあげる。
寝息が聞こえたらルルのところに戻り(ルルは待っている)、おやすみ、とささやき横で添い寝する。

待つこと10数分。
全員の寝息を確認して身体を起こしたら、ルルが大きな声で叫んだ。

アーーーーーー!!!

悲鳴のような声。
悪夢を見たのか、それとも私が身体を起こしたのに気づいたのか。
たぶん前者。
姉たちが起きる様子がないのは幸いだが、この声が続くと起きる。

ルルの隣に座り、ルルの背中をなでる。
なでながら、くりかえす言葉。

 大丈夫だよ
 お母さんいるよ
 大丈夫だからね
 お母さんここにいるからね

子供たちにかけるこの言葉を、これまで何回くりかえしてきたことだろう。
ララにも、リリにも、ルルにも。
病気のときも、今夜のように病気でも何でもなくても泣くときも、
この言葉を呪文のようにくりかえし、くりかえしてきた。

子供に母の存在を知らせるための言葉。
母がいれば大丈夫という根拠はないのだが(笑)とにかくかける、言葉。

この言葉をくりかえし背中をなでているうちに、ルルは静かになり、ぐっすり寝込んだようである。
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おかあさん、おしごとやめたら・・・

2008-11-09 23:42:03 | ワーキングマザー
ある朝。
小学生二人を学校に送り出した後、自分の出勤支度を始めた。
末っ子ルル(5歳)を保育園に連れて行くのは亭主の役割。
さぁ、これで出勤・・・と思っていたら。
ルルが「おかあさん、すごろく、やりたい!」と言い出した。

親戚にもらったウルトラマンすごろく。
ルルはお気に入りで、何度も何度も遊んでいる。
しかし、忙しい朝に子供とすごろくをしている時間など働く母にはない!
「ごめんね、お母さんこれからお仕事だから、すごろくしてる時間ないよ。
 すごろく、やりたかったら、保育園から帰ってからにしようよ。」
とルルを説得し、自分の身支度のため二階に行った。

戻ってきたら、ルルはソファーの上でうつぶせになっている。
泣いてるわけではなく、スネてゴロゴロしているのだ。
なんだか可哀想になって、ルルに声をかけた。

「ごめんね、ルル。すごろくやりたかったんだね。
 でも朝は時間がないんだよ。
 保育園から戻ったら、いつも忘れてお母さんと他の遊びしてるけど、
 今日こそは、すごろくやろうね。」

そしたらルルが向き直って、こんなことを言う。

「おかあさん。
 もっとルルと、あそべるようになりたいんだったら、できるんだよ」

・・・なに?どうやって?

「おかあさんが、おしごとやめたら、ルルともっとあそべるよ」

はぁ~。
コイツは、母が仕事時間を制限して一緒に過ごす時間を作っているというのに、
まだまだ、まだまだ、遊び足りないらしい。
いや、甘えらる余裕が出てきたら、更に甘えたくなっている、というところか?

「お母さんがお仕事を辞めたら、どうなると思う?
 この家に住むためのお金が払えなくなって、引越さないといけなくなるかもよ?
 ゴハンやおやつとかも、買えなくなったりするかもよ?」

うーん、これはいつも言ってることだからインパクトが少ないかも。
とっておきの一言を出さねば、と、もう一押ししてみた。

「それに、お母さんがお仕事やめたら、
 ルルも保育園、やめないといけないんだよ。
 保育園は、お父さんとお母さんがお仕事してる人の子供が行くところだからね。
 お母さんとはもっと遊べるようになるかもしれないけど、
 ルルはユーコ先生(担任、仮名)とも会えなくなるし、
 今の保育園のお友達とも遊べなくなるけど、それでもいいの?」

ルルは首を横に振った。

「ほいくえん、やめたくない」
「だよね。だったら、朝じゃなくて帰ってきてから、すごろくしようよ。
 今日は早くお迎えに行くよ。
 お昼寝終わっておやつ食べたらすぐ、行くからね。」
「うん、ぜったい、はやくきてね!」

生後7ヶ月から通っている、保育園はルルにとって大切な場となっている。
卒園ではなく、途中で辞めるなんて、考えられないのだろう。
一件落着。
・・・でも私は仕事にちょっと遅刻。
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小学校の運動会日記

2008-09-29 21:46:02 | ワーキングマザー
あんまり自慢できることじゃないのだが(これが多いような気がする…)
朝が弱い私、夫にしょっちゅう朝ごはんを作ってもらっている。
それでも子供たちの遠足やお弁当会のお弁当は私が例年、作ってきたのだが、
一昨日から喘息発作が出たりとどうも体調が悪く・・・。
弁当のメニューを決めて買い物も済ませて、冷凍の食材をチルドルームに
うつすなど下準備も済ませてから、早目に床についた。
でも、目覚まし5時にかけてたのに起ききれなかった。

はっと起きたら6時半。
あわてて台所に行ったら運動会の弁当のおかずメニューをほとんど夫が作っちゃった所。
…おにぎり等は私がやるから、といって引き取ったものの、非常に気まずかった。
ゴメンねダンナ。

学校周囲の車番(いや、マナー違反の車見張り?)にも行かなくてはいけない夫を送り出し、
体育着登校ではしゃぐ小学生(ララとリリ)を送り出し、
運動会開始時刻に間に合うようルル(保育園児、5歳)をせかしつつ7人分の弁当&水筒を持って家を出た。
小学校まで保育園児の足では徒歩20分なので、出発時にはかなり焦っていた。
おかげで、充電もしてメモリも全部準備していたデジカメを家に忘れ、出番の合間に家に取りに戻るはめになり。(私一人なら往復20分!)

強烈な太陽が照ったかと思えば数分間だけどしゃぶりになったり、突風が吹いてテントが倒れそうになったり、という遠い台風の影響を受けた天気。
でもとにかく、運動会は無事に終わった。

帰り道、疲れて不機嫌な顔をしていたらルルがニコニコ笑顔で私の手をとった。
明らかな作り笑い。
「おかあさん、ニコニコして」というサインを出している。
なんだか、とっても申し訳なくなった。
「お母さんに笑って欲しいんだね、怖い顔しててごめんね、ニコニコしようね」
と笑顔を返したら、家に帰るまでずっとおしゃべりがとまらなかったルル。
母を独占できる貴重な機会なのだろう。

一夜明けて、今週も普通に仕事。
週末には保育園の運動会もあり、夕方からは仕事。
運動会には親の体力も要求される。
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