とにかく日記

とにかく何でもいいから書く日記。3人の子へは仕送り、更新頻度は下がり、書き続けられるのか?(コメント等は承認制です)

病児保育(小児デイケア)体験記

2006-03-29 09:50:10 | 子供の病気
入院以前のことだが、書いておかないと忘れそうなので。

3番目(仮称ルル、2歳半)の熱のため初めて、病児保育を利用した。
市内にはずっと病児保育施設がなかったのだが、去年の春から、とある児童福祉施設
(肢体不自由児施設)が併設してくれたのだ。
市の補助を受けるため、事前に市役所での登録が必要とのことで、開設されたことを
知るとすぐ市役所に行き、3人の子を登録(紙一枚の提出)した。

登録後、半年以上利用する機会がなかった。
病気の回復期、という利用条件なので、熱が出た当日、翌日は使えない。
ただの熱だと二日くらい保育園を休ませてから病院を受診させることも多いのだが。
また、亭主は抵抗感があるようで「病気なのに知らない人、知らない場所に一人で
預けられるのは可愛そう」と言う。
まぁ、そう言って亭主が仕事を休んで病気の子供をみてくれるのなら、それに越したことはないし。

しかし、今月初めからのルルの熱は2週間以上続き、さすがの亭主も、私も休みがとりにくくなった。
高熱が出るのは夕方や夜が多いが、朝昼も微熱と咳き込みがある。
そんな体調では微熱でも保育園に預けるのは不安だし、熱が上がって職場から呼び戻される
のも仕事の中断になるので、親としては困る。
まずは一日二日でも預かってもらおう・・・と、病児保育の利用に踏み切った。

前日の夕方に電話で予約。翌日朝、8時半に受付に来るよう指示される。
当日、8時半に受付、小児科医の診察。
微熱と咳が主症状であることを伝え、保育園ではみてもらえないので、と話をしたら
先生も「こういう体調でしたら病児保育がちょうどよさそうですね」と言ってくれた。
初日に診察を受けると、その後二日間は診察なしで利用できるとのこと。

9時ごろには病児保育室へ。保育室は、別棟の二階。
急変時には小児科医が隣の施設内にいるというのも親にとっては安心である。
中には小さな部屋が二つあり、おもちゃや絵本が置いてあった。
既に1歳くらいの子が一人来ており、二人の保育士さんと看護師さんが一人いた。
預かる子供は最大3人と聞いていたが・・・この手厚い保育・看護体制。
これで食事・おやつ付きで一日2500円というのだから、定員オーバーで断る日も
あるというのも、理解できる。

部屋の中に入って、ルルと少しだけ遊び、保育士さんにルルを預けて私は出た。
ルルは(まぁ、当然だが)・・・泣いた。
子供の泣き声を背に、去っていくのは親にとって辛い瞬間である。
しかし、親の姿が見えなくなるとしばらくすれば忘れて泣き止むだろう。

夕方、保育園が終わった上の子二人と一緒に迎えに行った。
ルルは大喜び。姉たちと保育室で遊びたがったが、もう帰る時間である。
看護師さん、保育士さんは朝とは別の人だった。ちゃんと交代制勤務になっている。
帰り際には保育士さんがこんな記録用紙を下さった。
ルルの昼間の様子がちゃんとわかるので、助かる。

こんな感じで、結局、入院前の3日間、利用した。
また機会があれば利用させていただくつもりである。
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子供の入院を振り返って

2006-03-23 01:20:19 | 子供の入院
7日間の入院後、子供が退院した。
最終的には「肺炎」という病名だったようだ。

無事に退院したところで、今回の入院で感じたことを書き留めておきたい。

注:自分の職場である病院に子供が入院し付き添った、というかなり特殊な
 経験であることを前提に、以下の文を読んで下さい。

6泊7日の入院期間。夜はすべて私が子供と一緒に泊まった。
昼は一時的に亭主などに代わってもらっていたが、仕事は休んだ。
「子供の病気休暇」を利用した休みで、先延ばしできる仕事はすべて先延ばし。
どうしても今、という仕事だけは病室に連絡をもらって、子供をベビーカーに
のせて連れて行って対応したりした。

子供の入院も、これで6回目。
(2番目と3番目の子が、それぞれ3回ずつ入院している。)
いつも病名は肺炎や喘息、気管支炎というまぁ、ありふれたもの。
入院時となった場合の対処(仕事を休む段取りの付け方など)も、かなり慣れた。
「こんなに子供が病弱なんだもの、仕事を辞めたら?」
・・・という魔のささやきも再び心の中で聞こえるが、努力して、無視。

入院当初の数日は点滴。これもまぁ、いつも通り。
熱が下がり下痢もなく水分や食事がとれるようになった3日目で点滴がはずれ、
ヘパリンロックした留置針から一日に数回、抗生剤を投与するだけになる。
点滴がはずれるだけで、子供の身動きはだいぶ楽になる。
病棟に2台しかない、点滴棒つきのベビーカーが空いているかどうかを院内散歩
に出る前に確かめなくてもよくなるし。
寝る時も点滴ラインを気にしなくてよくなるので、添い寝する親も楽になる。

病棟のスタッフは同僚として顔見知りが多く、気を遣ってくれたと思う。
4人部屋で、他の子供に付き添っているお母さんたちの手前、職員だというのを
明らかにしたくない私に、普通の接し方をしてくれた。

それでも、入院は辛かった。
点滴が入っている間は、始終その状態を気にしなくてはならない。
子供の左手に点滴が入っているので、ベッドで寝る(添い寝する)時は必ず子供の右側。
添い寝させてもらえるだけでもありがたいといえばまぁ、そうなのだが。
(付き添いが寝る場所としては他にベッドの横のソファロッカーがあるが・・・
 固いしギシギシ音をたてるので、あれはちょっと勘弁して欲しい。)
子供用のベッドは狭いので寝返りは子供をちょっと向こうに押しのけないとできない。
でも子供の側を向くため、ほとんど常に左向きになって寝ていた。
・・・おかげで、左肩の肩こりがひどくなった。子供も抱っこをせがむし。
(教訓。入院した子供に添い寝する場合は、時々は敢えて子供に背を向けて寝ること。)
夜の病室は物音も多く(持続吸入している子がいる場合は、その音とか)
一晩中枕もとの蛍光灯をつけている子もいるので、安眠する環境としてはかなり悪い。

子供が病気で苦しんでいるのだ。一番、つらいのは子供本人。
快適な入院(付き添い)生活なんて、あるわけない、と思いつつも・・・
この病院で働いている一人としては、もう少し何とかできないものだろうか、
と思わずにいられない。

少し話はずれる。
同じ部屋の子供に付き添っているお母さんとも、いろいろ話をしていた。
ある時(私がいなかった間)、ナースステーションに背広ネクタイの男の人たちが
数人来て、スタッフも全員集められていたらしい。
「医療ミスがあったのかしら?弁護士さんだったみたいよ!」という。
小気味よさげに興奮した話し方が、気に障った。

福島の県立病院での産婦人科医逮捕事件の直後である。
心穏やかに聞ける話ではない。
でも、そんなことは一般の人は知らず、関心もないのだろう。
まったくの興味本位で話をするそのお母さんに、私は何を言えばよいのだろう。
医療提供者と、医療を受ける側の溝が深いことを改めて感じた。

・・・が、やはり言わずにはいられなかった。

「医療ミスがあっては困りますが・・・それを全部、訴えて弁護士を呼んで
いると、この病院のお医者さん、みんな辞めてどこかに行ってしまいますよ。」

ここは、たくさんの病院がある都会ではない。はっきり言って田舎、僻地である。
小児科の救急・急性期入院施設は、近隣ではこの病院だけ。
産婦人科は医師がいなくなり、休診中。
小児科医は今はいるが、常に忙しく、過労ぎみ。体調不良で辞めた医師もいる。

この病院に小児科医がいなくなったら・・・。
私も、そのお母さんも、同じ症状の子供を入院させるのに数十キロの距離を移動しなくてはならない。
遠くの病院では、入院した子供に付き添うのはますます大変だ。
・・・押し付けがましくならないように、そんな話をした。

もう一つだけ。
「医療提供者と、医療を受ける側の溝が深い」と上に書いたが。
子供の入院に付き添うと、患者家族として、医療を受ける側になる。

仕事の上では同僚、医学上の知識はある私でさえ、医師のちょっとした一言で
過剰な期待を持ってしまったり、看護師さんの声の調子が気になったりする。
ましてや他の患者さんは、どれだけの複雑な思いを抱えていることだろう。

そんなことを思った子供の入院だった。
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入院中のマジレンジャー

2006-03-16 23:06:06 | 子供の入院
おじいちゃん(私の父)が買ってくれたマジレンジャーのお面をつけ、
ベビーカーに乗って院内散歩に出かける。

入院中の病院が職場である親としては、院内で同僚に気付かれると、
かなり恥ずかしい。


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入院

2006-03-15 07:52:46 | 子供の入院
末っ子(二歳半男)の熱が出たりひいたりしつつ二週間あまり。
月曜日、とうとう入院になってしまった。

夜は私が付き添い、昼間の数時間は亭主もしくは馴染みのシッターさんに交代する、という毎日が始まった。
仕事を完全に休む訳にはいかなくて、昼間にまとめて片づけたり、夜に子供が寝ている間に隣でノートパソコンをつけて仕事したり。
夜中に子供が目をさますと慌ててノートパソコンの蓋を閉じ、子供をあやす。

上の子二人は今夜、お見舞いに来る予定。
亭主が連れて来たら一緒に家に戻り、数時間を共にすごすつもりでいる。


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子供の熱が続く、続く

2006-03-06 23:45:41 | 子供の病気
末っ子、ルル(2歳半男児)の体調がずっと悪い。
・・・冷静になるためにも、経過を整理してみよう。

先月の24日から今月1日まで熱(最高39度)が続いた。
3月2日、3日は平熱だったので保育園に行っている。
4日から再び高熱、最高は40度3分。
熱以外の症状は咳、鼻水。
特に咳き込みがひどく、激しく咳き込んでもどすこともある。
水分摂取、食欲はまぁまぁ。熱はあっても脱水の恐れはない。

小児科は2度受診している。
27日(熱が出始めて3日目)と、4日(再び高熱が出た日)。
4日の時点ではインフルエンザの検査と血液検査と胸部レントゲン検査を受けた。
インフルエンザは陰性。(まぁ、インフルエンザだとは思ってなかった。)
胸部レントゲンで・・・右下肺野に影がある、とのこと。肺炎か無気肺か。
CRPは7(mg/dl)、白血球数は18000/mm3と高値であるが、要するに炎症というだけ。
血液培養、マイコプラズマは陰性。

4日は検査などで病院に5時間余りいた。
胸部レントゲンに陰影がある、という時点で入院を覚悟したのだが、
全身状態が比較的良く(熱と咳の割には元気)、小児病棟が満床ということもあり、
抗生剤(ワイドシリン)を処方してもらい、家に帰ることができた。

話がそれる。
小さい子供の検査は拷問のようなものだ。
採血は、暴れる子供を大人数人で押さえつけて注射針を刺す。
レントゲン写真撮影は、裸にして身体を網で台に縛りつけ固定して撮る。
身体の向きを変えて数回、撮る場合は縛られたまま体位変換。
亭主とこっそり「まるで磔(はりつけ)の刑だよな」と言っている。

だが今回、ルルは初めて固定なしでレントゲン写真を撮ってもらった。
女性レントゲン技師が「気をつけピッ、できる?」と尋ねると「うん」とうなずき、
台に上って技師の「気をつけ、ピッ」の声にあわせて真剣な顔で静止していた。
まだ、たった2歳半の子である。
こんな小さな子が直立不動の姿勢をとっているのが、けなげでいじらしかった。

話をもどす。
ルルは今日も熱が上がったらしい。
らしい、というのはルルが腋の下で測る体温計が嫌いになっており、
まともに体温測定ができていないのだ。
耳で測るタイプ(亭主はこれが苦手である)で39度だった、というが、どこまで
正確に測れているやら。
食欲はあり、薬も飲めている。全身状態はそう悪くないような気がする。
夜も時々咳き込んでいるが、ちゃんと寝ているし。
しかし、熱が出始めて12日目、ということになる。長すぎる。

明日は小児科の受診予約日である。
入院になりませんように・・・祈るような気持ちだ。






2009年1月 追記
 数年前の記事ですが、今でもアクセスして来られる方がいらっしゃるので。
 もし、休日、時間外に救急に行こうかどうか迷ってらっしゃるのでしたら
 こちらをご覧ください。「こどもの救急」
 ちょっとでも参考になれば幸いです。

2009年3月 再追記
 小さい子供が頻繁に熱を出して困り果てているご両親へ。
 保育園に預けた子が熱を出してばかりいることを、どう考えるか、ということであれば、
 このブログのもっと前の記事「こどもの発熱」をお読みください。
 個人の経験談ですが、少しは気が楽になるかも。
コメント (2)
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家庭内医療事故、発生

2006-03-02 01:44:52 | 子供の病気
先週末からルル(末っ子、2歳半男)が熱を出している。
高熱が出たのは二日間、その後は37度台の後半をふらふらしている。
熱と咳と鼻水が主症状だが、咳をすると痰がからみ、喘鳴が聞こえたりもする。
月曜日に病院に連れていき「風邪でしょう」と言われて薬を処方された。
常用薬(喘息の薬)も継続しているので、薬の数が多い。

昼は家で割と普通に過ごしているのだが(熱があるので保育園には行けない、
亭主と私とベビーシッターさんとが交代で世話をしている)
夜になると激しく咳き込み、大声で泣き叫んだりする。
体調が悪いと、夜泣きしやすいのかもしれない。
おかげで親は寝不足である。5日も続くと疲れてくる。
注意しないといけないなぁ・・・と思ってはいた。

夕食後、デザートのアイスクリームを食べ終えた子供たちを、亭主が風呂に入れた。
ルルだけ先にあがってきたので、パジャマに着替えさせ、薬を飲ませた。
しばらくして他の子たちと亭主もあがってきて、みんなでテレビを見始めた。
リリ(2番目、4歳女)に喘息予防薬を飲ませようとしたら亭主が「飲ませたよ」という。
えっ?ルルは?と尋ねたら「飲ませた。アイス食べたあとに」という返事。
「私も飲ませちゃったよ、いつもお風呂入ったあとに飲ませてるじゃない。」

・・・薬を倍量投与してしまった事実がこうして判明した。

さて、どうする。
救急病院に連れていくか?
それとも、家で様子をみるか?
一番危険なのはおそらく、テオドール。安全域の狭い薬。
でも、もともと処方されてる量は少な目だったはず。

家で様子をみることに決定。
何か変わったことがあったら救急外来に行こう。
と思っていたらルルが鼻血を出した。

鼻血・・・鼻血。
これは「変わったこと」と解釈すべきか?
薬のせいなのか?救急に行くべきか?

鼻血はすぐ止まったので「変わったことではない」と思うことにした。
朝まで様子をみた。
幾度か夜泣きし、微熱は続いているが、それ以外は特に問題なし。

大丈夫だったのだろう。
重篤な副作用が出なくて良かった。
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