子供ってどうしてあんなに悪夢を見るんだろう。
んでもって、悪夢でうなされて、すごい声で泣くんだろう・・・。
仕事がらみのお泊りでいなかった後、学童&保育園に子供たちを迎えに行き。
「お母さんがいないの、大丈夫だった?」と尋ねてみたら。
「ぜんぜん!
おかあさん、もっとながいこと、いなくてもいいんだよ」
・・・などと、偉そうなことを言っていた、末っ子ルル(5歳)。
姉のリリ(7歳)に尋ねても「うん、ルルは大丈夫だったよ」という話。
だけど夜寝る時になって、ルルは「おかあさん、いっしょに寝よう」とやってくる。
しばらく前から、もうほとんど添い寝はしていない。
ベッドのそばで本を読んだり、歌を歌ったりして、寝かしつけているのだ。
でも、お正月は亭主の実家に泊まりに行き、そこでさんざん添い寝したからなー。
正月休みが明けるなり、私が夜、いなかったからなー。
まぁ、眠るまで、ちょっとの間だったらいいか、とルルのベッドにもぐりこんだ。
母が子供部屋にいると、子供たちの話が始まる。
「ねえねえ、おかあさん」「おかあさん、あのね、学校でね」
一度に話されても聖徳太子じゃないんで聞けない。
「ちょっと待ってよ、順番ね。ララ(長女9歳)から。」
「今日、冬休みの宿題、ちゃんと忘れないで全部持っていったよ」
「ふーん、良かった~。(ララは忘れ物が多いのである。)
書初めの習字、2枚持っていった?先生はどっちがいいって?」
「あのね、両方出していいよ、って言われたよ!」
「そう、良かったね」「うん」
「おかあさん!きょうね、スイミングでとうとうイルカジャンプやったんだよ!」
はいはいルル、ちょっと待った。キミの順じゃあないんだぞ。
「ルル、大きい順に話を聞いてるから、ちょっと待ってね。
次はリリ、かきぞめ持って行った?かきぞめ出した子、何人いた?」
「おんなは、リリだけだった。おとこは、ケイタとショウのふたり。」
「そうか!小学校1年生だと、かきぞめ出す子少ないんだね!
先生はリリのかきぞめ見てくれたかな?何て言ってた?」
「わからない。せんせいは、だして、っていったけど、みてないよ。
ケイタとショウは、なつやすみのあとも しゅうじ もってきてた。」
「そっか~。お正月に初めて習字をやったのは、リリだけだったんだね。」
「うん」
ルルがぐずりだす。
「いつまでたっても、ルルが、おはなし できないじゃないか~」
はいはい。ルルの順番、やっときたよ。
「あのね、あのね、おかあさん、きょう、スイミングでとうとう、とうとう、
イルカジャンプやったんだよ!!」
「そっか~、すごいね~!」
リリとララが話に割り込む。「リリ、まだイルカジャンプやったことない」
「ララは、土曜日に一人で行ったときに初めてやったよ~」
割り込みにはそれなりに応答して、ここはやっぱルルを持ち上げる。
「お母さんの子供のなかで、小学校に上がる前にイルカジャンプをやったのって
ルルが初めてだね!すごいね!」
ルルは大得意。「せんせいがね、てんさいかも、っていってたよ!」
「ホント~?すごいね~、ルルって。イルカジャンプの天才なの?」
そう言われるとルルもちょっと照れるらしい。「わからない…」
一通り話をさせたから、これでいいだろう。寝かすぞ。
「もう遅いから、黙って、寝ようね。」
電気を消して真っ暗にして黙らせる。
リリが「かゆい~、ねれない~」というので隣に行きお腹をさすってあげる。
寝息が聞こえたらルルのところに戻り(ルルは待っている)、おやすみ、とささやき横で添い寝する。
待つこと10数分。
全員の寝息を確認して身体を起こしたら、ルルが大きな声で叫んだ。
アーーーーーー!!!
悲鳴のような声。
悪夢を見たのか、それとも私が身体を起こしたのに気づいたのか。
たぶん前者。
姉たちが起きる様子がないのは幸いだが、この声が続くと起きる。
ルルの隣に座り、ルルの背中をなでる。
なでながら、くりかえす言葉。
大丈夫だよ
お母さんいるよ
大丈夫だからね
お母さんここにいるからね
子供たちにかけるこの言葉を、これまで何回くりかえしてきたことだろう。
ララにも、リリにも、ルルにも。
病気のときも、今夜のように病気でも何でもなくても泣くときも、
この言葉を呪文のようにくりかえし、くりかえしてきた。
子供に母の存在を知らせるための言葉。
母がいれば大丈夫という根拠はないのだが(笑)とにかくかける、言葉。
この言葉をくりかえし背中をなでているうちに、ルルは静かになり、ぐっすり寝込んだようである。
んでもって、悪夢でうなされて、すごい声で泣くんだろう・・・。
仕事がらみのお泊りでいなかった後、学童&保育園に子供たちを迎えに行き。
「お母さんがいないの、大丈夫だった?」と尋ねてみたら。
「ぜんぜん!
おかあさん、もっとながいこと、いなくてもいいんだよ」
・・・などと、偉そうなことを言っていた、末っ子ルル(5歳)。
姉のリリ(7歳)に尋ねても「うん、ルルは大丈夫だったよ」という話。
だけど夜寝る時になって、ルルは「おかあさん、いっしょに寝よう」とやってくる。
しばらく前から、もうほとんど添い寝はしていない。
ベッドのそばで本を読んだり、歌を歌ったりして、寝かしつけているのだ。
でも、お正月は亭主の実家に泊まりに行き、そこでさんざん添い寝したからなー。
正月休みが明けるなり、私が夜、いなかったからなー。
まぁ、眠るまで、ちょっとの間だったらいいか、とルルのベッドにもぐりこんだ。
母が子供部屋にいると、子供たちの話が始まる。
「ねえねえ、おかあさん」「おかあさん、あのね、学校でね」
一度に話されても聖徳太子じゃないんで聞けない。
「ちょっと待ってよ、順番ね。ララ(長女9歳)から。」
「今日、冬休みの宿題、ちゃんと忘れないで全部持っていったよ」
「ふーん、良かった~。(ララは忘れ物が多いのである。)
書初めの習字、2枚持っていった?先生はどっちがいいって?」
「あのね、両方出していいよ、って言われたよ!」
「そう、良かったね」「うん」
「おかあさん!きょうね、スイミングでとうとうイルカジャンプやったんだよ!」
はいはいルル、ちょっと待った。キミの順じゃあないんだぞ。
「ルル、大きい順に話を聞いてるから、ちょっと待ってね。
次はリリ、かきぞめ持って行った?かきぞめ出した子、何人いた?」
「おんなは、リリだけだった。おとこは、ケイタとショウのふたり。」
「そうか!小学校1年生だと、かきぞめ出す子少ないんだね!
先生はリリのかきぞめ見てくれたかな?何て言ってた?」
「わからない。せんせいは、だして、っていったけど、みてないよ。
ケイタとショウは、なつやすみのあとも しゅうじ もってきてた。」
「そっか~。お正月に初めて習字をやったのは、リリだけだったんだね。」
「うん」
ルルがぐずりだす。
「いつまでたっても、ルルが、おはなし できないじゃないか~」
はいはい。ルルの順番、やっときたよ。
「あのね、あのね、おかあさん、きょう、スイミングでとうとう、とうとう、
イルカジャンプやったんだよ!!」
「そっか~、すごいね~!」
リリとララが話に割り込む。「リリ、まだイルカジャンプやったことない」
「ララは、土曜日に一人で行ったときに初めてやったよ~」
割り込みにはそれなりに応答して、ここはやっぱルルを持ち上げる。
「お母さんの子供のなかで、小学校に上がる前にイルカジャンプをやったのって
ルルが初めてだね!すごいね!」
ルルは大得意。「せんせいがね、てんさいかも、っていってたよ!」
「ホント~?すごいね~、ルルって。イルカジャンプの天才なの?」
そう言われるとルルもちょっと照れるらしい。「わからない…」
一通り話をさせたから、これでいいだろう。寝かすぞ。
「もう遅いから、黙って、寝ようね。」
電気を消して真っ暗にして黙らせる。
リリが「かゆい~、ねれない~」というので隣に行きお腹をさすってあげる。
寝息が聞こえたらルルのところに戻り(ルルは待っている)、おやすみ、とささやき横で添い寝する。
待つこと10数分。
全員の寝息を確認して身体を起こしたら、ルルが大きな声で叫んだ。
アーーーーーー!!!
悲鳴のような声。
悪夢を見たのか、それとも私が身体を起こしたのに気づいたのか。
たぶん前者。
姉たちが起きる様子がないのは幸いだが、この声が続くと起きる。
ルルの隣に座り、ルルの背中をなでる。
なでながら、くりかえす言葉。
大丈夫だよ
お母さんいるよ
大丈夫だからね
お母さんここにいるからね
子供たちにかけるこの言葉を、これまで何回くりかえしてきたことだろう。
ララにも、リリにも、ルルにも。
病気のときも、今夜のように病気でも何でもなくても泣くときも、
この言葉を呪文のようにくりかえし、くりかえしてきた。
子供に母の存在を知らせるための言葉。
母がいれば大丈夫という根拠はないのだが(笑)とにかくかける、言葉。
この言葉をくりかえし背中をなでているうちに、ルルは静かになり、ぐっすり寝込んだようである。