とにかく日記

とにかく何でもいいから書く日記。3人の子へは仕送り、更新頻度は下がり、書き続けられるのか?(コメント等は承認制です)

母が婆になる日を想像する子供たち

2007-05-29 01:16:52 | 子供語録
「お母さんの手は、どんどんシワシワになって、おばあちゃんの手になっていくんだよ」
何かの機会に、末っ子のルル(3歳、男)にそんな話をした。
それがルルの心にはかなりショックだったようで、夕食の時に突然、言い出した。

「おかあさん、おかあさんの手、シワシワになってる?
 なってないよね?
 おかあさん、おばあちゃんにならないでね・・・」

そしたらリリ(5歳、次女)が猛然と反論した。

「おばあちゃんになった方がいいんだよ!
 おかあさんが、年とらないっていうのは、おかあさんが早く死ぬってことだから
 おかあさんが、生きて、年とって、おばあちゃんになった方がいいんだよ!
 おかあさんが、おばあちゃんになったら、リリとかルルとかが、大人になってるんだよ!」

ララ(7歳、長女)もリリに加勢して続けた。

「お母さんがおばあちゃんになった時には、ルルはお父さんになってるかもよ!
 ルルは大きくなりたいでしょう?
 お父さんよりも大きくなって、ケッコンして子供が生まれたら、おばあちゃんに
 なったお母さんに見せに行けばいいんだよ!」

将来の話を子供たちが語っているのを聞くのは面白い。

ルルは、今のままのお母さんでいて欲しい、というつもりなんだろう。
リリは、シンデレラや白雪姫の話の読みすぎか、実母の私が早死にすることをしょっちゅう心配している。
若くして亡くなるお母さんよりは(…私はそう若くもないのだが)年とってお婆さんになってでも、
生きてるお母さんの方がいい、というのだ。人生の終わりまで見通した5歳児。
まったく、実に、リリらしい。
赤ちゃんや小さい子の世話が好きなララは、大人になって自分が子供を育てる日を楽しみにしているようだ。
「お母さん、可愛い子供を連れて遊びに行くからね」とよく将来を想像して言っている。
それをそのまま、ルルにも言っている所がララらしくて可愛い。

さて、本当にそんな日が来るかな。
来て欲しいものだ。
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学校に行きたくない?

2007-05-26 11:36:34 | ワーキングマザー
長女ララ(小2)が「アタマがいたい」と言って学校を休んだ。
その前日も、学童保育に行かず亭主の職場に電話して、亭主の職場に行ったそうだ。
・・・どう見ても、病気、というよりは精神的なもののような感じがする。

これは、登校拒否(不登校?)の始まりなんだろうか。
本人に話を聞いても、学校が楽しくない訳ではないらしい。
ただ「アタマがいたい、アタマがふらふらする」とかいうだけ。

そういえば、リリ(次女、5歳)が自分のベッドで寝るようになってから
ララが毎朝(明るくなってから)私の布団にもぐりこむようになっている。
リリが一緒に寝なくなったのが、寂しいのだろうか。

まぁ、大人が勝手な理屈をこねていても仕方ない、と思って、下二人を寝かした後、
ララの話をじっくり聞いてみることにした。
最近、そういう機会もあまりなかったし。

学校のこと。勉強のこと。友達のこと。学童のこと。
いろいろ、話を聞いた。
楽しいこともあれば、辛いこともある。一つ一つ、話を聞いた。

学校を休んでいても、楽しくない、という。
亭主の職場で漫画を読んでいたそうだが、近くの学校のチャイムの音がすると
今頃クラスのみんなは何してるだろう、今日の給食は何かな、と気になるという。

・・・これは、学校に行った方がいい、と思った。

「ララの中には、学校に行きたい気持ちと、学校に行きたくない気持ち、
 両方があるんだね」と言ったら、うなずいた。
本当に、そうだろうなぁ。こういうのって複雑だ。
「お母さんも、仕事に行きたい気持ちと、仕事に行きたくない気持ちと、
 両方あるから、わかるよ」と言ったら不思議そうな目で私を見つめていた。

行きたい、行かなくちゃ、という気持ちがあるうちは、行こう。
時々は休んでいいから、それで元気になれなくても、また行こう。
背伸びして頑張って、それでホントに伸びることもある。

ララの仕事は、大きくなること。
大きくなる、っていうのは、身体が大きくなるだけじゃなくて、
一人で生きていけるように、いろんなことができるようになること。
新聞を読んだり、お店で買い物した時にすぐお釣りが計算できるように、
学校で勉強しなくちゃいけない。
エジソンみたいに学校で勉強しない人もいるけど、それは特別。
私はエジソンのお母さんみたいに、ララの勉強を全部はみてあげられない。

無理しないのも大事なことだけど、無理をするのも大事なこと。
頑張らなくっちゃいけないこともある。
そして、頑張ったのに嫌な気持ちになることもあれば、
頑張ってよかった、っていい気分になることもある。

そうやって、楽しいことも、辛いこともあるから、生きるのは面白い。
楽しいことばっかりだったら、楽しいことがわかららなくなるよ。
辛いことがあるから、楽しいことを楽しいって思える。

・・・というような私の生活信条(?)をララに話した。
ララは大きな目をして聞いていたが、どの程度、理解したものか。

さて、そうこうするうちにすっかり遅い、寝る時間。
一緒に寝たい、とララが言ったが、それはダメと言った。
自分の布団に入ってから、拒絶したのが良かったのか悪かったのか迷ったが・・・
まぁ、一度、拒絶したものは取り消すべきではなかろう。

しばらくしてから、どうしても気になったのでララのベッドを見に行った。
ララは寝息を立てて眠っていた。

翌日、ララは学校に行った。


(2008年5月に追記。この話のその後を思い出しつつ書いてみる。)
 6月初旬、金土日に出張の予定が入っていたので、ララを連れて行くことを
 決心し、金曜日には学校を休ませ、ララと一緒に行った。
 出張中は私の両親の家に預かってもらった。
 母子で一緒に過ごす(といっても移動中の時間だが)ことができたこと、
 毎晩添い寝して甘えられたこと、などでララの気分は変わったように見えた。
 翌週から元気に登校し、クラスに友達もできて、明るいララに戻った。
 ふりかえると、ささやかながら、ちょっとした危機だったのじゃないかと思う。
 親として、子供への目くばりと心くばりを欠かさぬようにしなければ。
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一人で寝る子に来る妖精

2007-05-15 02:35:18 | 子供と添い寝、をやめたい
最近ずっと、リリ(次女、5歳)が一人で寝ることができなかった。
寝なさい、と言ったらすぐララ(長女、7歳)のベッドにもぐりこみ
「ララおねえちゃんと、ねる」と言って、朝までベッドを占領していた。
布団をとられたララがリリのベッドに移動して寝たことも何度もあるくらい。

ララが迷惑そうだったので、先週、ララの目の前で、リリと話をした。
「いつまでもララおねえちゃんと一緒に寝たらダメ。
 自分のベッドがあるんだから、一人で寝なさい。
 いつから、一人で寝るの?
 今日?
 明日?
 次の月曜日?」
と逃げ道を断つような質問をリリにした。(といっても、リリに選ばせてはいる。)
「つぎの、げつようび」という答えが返ってきた。
その晩からカウントダウンが始まり、ついに迎えた月曜日。
ララは夕食の時から嬉しそう。「もうリリと寝なくていいんだよね?」

リリのベッドにたくさんのお人形を持ち込み、リリの布団を整えた。
さぁ消灯、という時になって、とっさに思いついた話を始めた。



  一人で寝る子の枕元を、そっと訪れる、優しい妖精がいます
  誰かと一緒に寝てる子のところには来ません
  一人で寝ている子供のことが、とっても好きな妖精さんです
  一人で寝る子の所にきて、ふわっと いい「におい」を残します

  夜中に目を覚ました時に、ふわっ といいにおいが漂ったら
  それが妖精がきていた、という「しるし」です
  朝、明るくなった時に、ふわっ と におう こともあるでしょう
  暗い夜に姿も見せず、光も出さない妖精さんだけど
  とーーってもいい「におい」で、一人で寝る子を包みます
  一人で寝る、おリこうな子が朝までぐっすり眠れるように

    お母さんが子供で一人で寝てた頃、目をさましたときに
    ふわっ と いいにおい をかいだことがありました
    その頃から、妖精さんは一人で寝る子のところに来ていたのでしょう
    でも、もうお母さんは大人になってしまったから、
    もう いいにおい はありません、妖精さんは大人には来ないから

  もしも目が覚め さびしかったら
  ふわっ と いいにおいがしないか、気をつけて
  優しい妖精さんがやってきて、守ってくれてたかもしれないでしょう
  一人で静かに寝てる子が とっても好きな優しい妖精さん
  もし いいにおいがしたならば 明日の朝、お母さんに教えてね


こんな話をしてから、ルルのベッドに添い寝した。
ルルは「ようせいさん、ルルのところにきたことあるよ!」と言う。
(かわいいなー。こういう話にすぐノッてくれるルル。)
「じゃあ、また妖精に会えるといいね、おやすみ」と寝かしつけた。

ルルが寝て、リリのベッドにあがってみた。(ララは寝息、眠っている。)
まだ眠れずにいたリリを抱きしめ、おやすみ、と言ったら
リリも私を抱き返し、おやすみ、とささやいた。


子供たちはそのまま、みんな寝た。
さて、明日の朝、何て言って起きてくるかな?
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家族の順番

2007-05-03 00:35:31 | 子供語録
以前は家族みんなを「だぁ~いすき」と言っていたルル(3歳、男)。
最近は、はっきり順番がついたようだ。

「いっちばん だいすきなのは、おかあさん。
 そのつぎが、ララ。(ララは長女、7歳)
 つぎは、おとうさん。
 そのつぎが、リリ。(リリは次女、5歳)」

ルル、一番大好きと言ってくれてありがとう。
これも今だけのことだと判っていても、母親としては嬉しいものだ。
「ありがとう~」と抱きしめながら、どうしてお母さんが一番好きなの?と尋ねてみた。

「おかあさんはね、あのね、あのね、あのね・・・」

言葉に詰まる所も可愛いと思っていたら、次に予想を覆す言葉が続いた。

「いーーっぱい おしごと、してるから。」

・・・はぁ?
お母さんがいっぱいお仕事してるから一番好きってどういうこと?

「おかあさんは、ルルのこと、ねらってるから。」

狙ってない、狙ってないって(笑)
何を言い間違えてるんだろう。「思ってる」かな?
「お仕事しててもいつもお母さんはルルのこと思ってるよ、大好きだよ」って
いつも言い聞かせてるからかな?
・・・と考えているうちに、ルルのコメントは別な所へ。

「リリがね、いーーーっちばん、さいご。
 ルルは、リリのこと、ちょーーっとだけしか、すきじゃない。」

そうか。歳が近いこともあって、いつも喧嘩ばかりの姉弟だもんなぁ。
でも保育園で、いつもリリを頼りにしてることもお母さんはちゃんと知ってるんだぞ。
と言おうとしたらルルから質問。

「おかあさんが、いっちばん だいすきな こどもはだれ?」

おお。この質問は困ったものだ。
特に、そこにララやリリがいる状態で、この質問をしないで欲しい。
「誰かなぁ、誰だと思う?」と答えずにごまかそうとすると
すかさずリリが「リリは知ってるよ!知ってるけど、おしえない!」
ララは「ルルは、ルルって言って欲しいんでしょう!」と口々に言い合う。

リリは今でも私の言葉を信じている。ちゃんと内緒にしてくれているのだ。
リリのこういうところは実にけなげで、本当に可愛くていとおしくてたまらない。
ララの発言の真意は今ひとつわかりかねたので、ララに向かって「じゃあ、お母さんが
『ルルだよ』って言ってもいいの?」と尋ねたら「ガーン!ダメ!!」という返事。
そうか。小学校二年生になっても、まだダメか。

ということで、姉2人の前で、ルルに対しては正直に、本音で答えることにした。

「お母さんが一番大好きな子供は、ララと、リリと、ルル。」

ルルは「はぁ~~~?ルルがいちばん、さいご?」と不満げである。
そこで順番を変えて、もう一度、くりかえす。

「お母さんが一番大好きな子供は、ルルと、リリと、ララ。」

この答えで、ルルは大満足。
・・・順番を変えただけ、なんだけどね。
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