とにかく日記

とにかく何でもいいから書く日記。3人の子へは仕送り、更新頻度は下がり、書き続けられるのか?(コメント等は承認制です)

子供に敢えてつく嘘

2005-10-31 10:00:33 | 育児
私は、自分の子供の一人に、ずっとつき続けている嘘がある。

3人の子の真ん中、リリ(4歳)と二人っきりになると、私はその嘘をささやく。
「お母さんがいっちばん好きな子供は、リリだよ。子供の中でリリが一番かわいい。
 でもこれは、ララ(姉)とルル(弟)には言っちゃダメ。絶対内緒にしてよ。」

これのどこが嘘なのか、というと、私にとっては3人の子、どの子もそれぞれに
かわいくて、いとおしくて、大好きなのだ。
誰か一人のことだけが特別に好き、ということはない。
自分が親になる前は「そんなことってあるのか?親子といえども人間だし相性も
あるだろうから、親でありながら自分にとって可愛い子、可愛くない子というのが
できるんじゃないか?」と思っていたが・・・親になってみたら、何のことはない。
いとも簡単に博愛主義者になれた。
子供それぞれの生まれながらの個性、成長とともに新たに出てくる個性が、それぞれに愛らしい。

では、なぜ、敢えてリリにそんな嘘をつくのか、というと。
リリが間の(上と下がいる)子であることと、自分自身の子供時代の記憶による。

当時、私は5歳だった。
「お父さん、お父さんは子供の中でボクが一番好き?」と問うた弟に、父が「うん」と答えたことがある。
その後は、しばらーーーーーくそのことで父を責めた。
「お父さんは△△(弟)が一番好きって言った!どうして!どうして!」
父はその問いに答えずに「××(私)も大好きだよ」と言うだけだった。

子供心にはたいそう不満であったが、今の私なら、父の気持ちがわかる気がする。
弟は、5人兄弟の真ん中だった。

一番上の子は、親としても初めての子なので、成長と共に遭遇するすべてが親に
とっても初めてということで自然と手がかかり目が届き真剣になる。
一番下の子は、小さいというだけの理由でどうしても甘くなる。
だから、間の子は、放っておかれたような状況になりやすいような気がする。

自分が愛されているかどうかわからない、というのは、子供にとって不安なことでは
ないだろうか。確かに愛されている存在として、自信を持ってもらいたい。

だから、私は今日もリリにささやく。
「お母さんは、子供の中でリリが一番、好きなんだよ。
 ララやルルに言ったら『なんでリリだけズルイ!』って怒るはずだから、内緒。
 お母さんはリリと離れている時も、一緒の時も、いつでもリリが大好きなんだよ」

・・・嘘はどこかで破綻するものではある。
まぁ、破綻したらその時はその時だ。
「ゴメンね、お母さんがどんなに子供一人一人が好きか解ってもらいたかったから、
そんな嘘をついたんだ」とでも言おう。
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ブランコから落ちて病院へ

2005-10-26 10:53:24 | 子供の病気
日曜日、リリ(次女、4歳)がブランコから落ちて左肘を打った(らしい)。
らしい、というのは誰もその瞬間を見ていないからだ。

午後、3人の子を車に乗せて1時間くらいの所にある公園にでかけた。
亭主は仕事が入っていたので、ついている大人は私一人である。
車の中で昼寝をさせ、自然の中にある公園で思い切り遊べば、半日を楽しく
すごすことができるだろう、と考えたのである。

いつ行っても人が少ない公園である。昨日も、他に一組の親子がいるだけだった。
遊具も新しくて綺麗で整っているのだが、不便な場所にあるため、存在そのものが
知られていないのだと思う・・・すごく良い公園なので、公表したくない(笑)
大きな船の形をした滑り台つきの遊具があり、隣にはブランコがある。
ブランコは二つあり、一つは普通のタイプ、もう一つは幼児用のお腹まですっぽり
身体を入れて揺らすタイプのブランコである。

30分くらい遊んだだろうか。
ルルが滑り台で遊びたいというので、その相手をしていた。
ララ(長女6歳)が幼児用ブランコに乗り込み、しばらく揺らしていた。
すると、リリの激しい泣き声がした。
ブランコの下、地面の上にリリが横たわって激しく泣いていた。

あくまでも推測でしかないが。
リリが、ララの真似してブランコによじ乗ろうとして失敗し、落ちたようだ。
「どこが痛い?」と聞くと左肘を示す。

もしかして、骨を折ったか?と思った。
私自身、小学生時代にブランコから落ちて腕の骨を折ったことがある。
試しに肘を伸ばして、曲げて、手を握って、開いて、という運動をさせてみた。
泣きながらではあったが、すべて、できる。
肘の周囲をあちこち、押さえてみる。
特別に痛いところ、というのがあるわけではないようだ。
・・・骨折しているとは思えない。
しかしまぁ、落ちてショックだったようだし、家に帰ることにした。
帰ってもまだ痛がり泣くようだったら救急病院でも行くか、と。

1時間の帰路、リリは泣きながら眠ってしまった。
しかし、家に着いてもまだ「ガマンできないぐらいイタイ」と言う。
亭主を携帯で呼び出し(こういう時、携帯って本当に便利だ)、家族5人で病院に行った。

日曜の夕方、救急外来はテキトーに空いていた。
夕食代わりのオニギリやらパンやらを与えていたら、すぐ診察に呼ばれた。
外科当直医の診察を受け、レントゲン撮影を撮り「打ち身だけですね」という結論。

まぁ、これだけで済んで良かった。
リリが可愛そうであるし、心配もしたが、こういう経験は悪いものではない。
転んで落ちて本人は痛い思いをし、親も心配し、そうして子供は大きくなるのだろう。
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喘息の子供を育てる part 2

2005-10-22 10:19:08 | 子供の病気
長かった沖縄の夏も終わりに近づき、さすがに朝晩冷え込むようになってきた。
そうすると、我が家の喘息児たちの体調が下り坂になる。

リリ(2番目、女、4歳)は一昨日から喘息発作を起こしている。
吸入でおさまるので保育園にも行かせているし、病院にも連れて行っていないが
体調が悪いのは確かで、園の給食も半分くらい残している、と連絡帳に書かれていた。
ルル(末っ子、男、2歳)は喘息もあるが、熱もあるし下痢もしているので、
昨日は保育園を休ませた。喉に痰がからんでゴロゴロしており、咳もしている。
夕方から熱が下がった様だったが、今朝はまたあがっている。

喘息の程度は、リリの方がいくらかひどい。
息をするとゼーゼーして、呼吸数も多く、話し声や笑い声が途切れ途切れになる。
といってもベネトリン吸入1回で軽快するので、発作としては軽い部類だ。
ルルの喘息は、ゼーゼーという喘鳴はあまり聞こえず、咳を繰り返すからもしや?と
思って吸入するとゼーゼーが聞こえてくる、という感じである。
吸入すると明らかに楽そうな感じになるので、家でみている。

二人の喘息児を育て、何度かの入院も経験したおかげ(?)で、我が家の喘息に
対する方針は明確である。
(専門家ではないので医学的に間違っている内容があるかもしれないが、
 とにかく我が家ではこうしている、ということを以下に書いてみる。)

まず、基本は予防。具体的には喘息の発作予防薬による予防である。
発作をあらかじめ防げるのなら、それがベスト、という考え方である。
リリはテオドールとオノンの粉薬。ルルはそれにステロイド吸入が加わる。
発作がない状態が継続しても1年は続ける覚悟をしている。

それから、軽い発作は家でみる、ということ。
吸入器(オムロンのメッシュ式)と薬(ベネトリン)は家に常備してある。
「軽い発作」とは、吸入1回で軽快する発作、である。
ゼーゼーがまったく消えてしまわなくても、活発に動くようになったり、
よくしゃべるようになったり、というような良い兆候があれば「軽快」とみなす。
(発作時にはしゃべるのも苦しいので、口数が減る。これは私も経験している。
 我が家の子供たちはみな、おしゃべりなのでこの点はわかりやすい。)

この「軽い発作」が1週間くらい続くこともある。
「軽い発作」だけであれば、病院には行かないで家でみる。
しかし1週間以上、10日前後になるとさすがに「ちょっと長いか?」と思うし、
吸入薬も底をついてくるので、一度、昼間に小児科を受診させることになる。

中発作以上は原則として小児科受診。
中発作、とは、吸入を2回繰り返しても楽になった感じがしない場合、
それから一日トータルで5回以上吸入するような時、である。
当日、もしくは翌日の小児科外来にいく。

状況によっては救急外来にも連れて行く。
朝2回吸入した、夜に2回吸入したけどまた苦しそうにしている、もう1回、
家で吸入するか?それとも・・・と悩む場合は、救急外来。
1回吸入してもまだ呼吸が早い(呼吸数が50回/分など)場合は即、救急。
これは、地域の小児科救急体制が、理想的ともいえるような状態であることに
もよる。車で10分の距離に24時間小児科医がいる救急病院があるからだ。
(それは日頃、子供たちが受診している病院であり、私の職場でもある。)

今回、二人とも発作が始まってから3日がたった。
このままおさまりますように・・・。
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「あなたがだいすき」という絵本

2005-10-16 03:11:34 | 
当直(24時間職場!)明けの土曜日。
一晩子供たちの顔を見ないですごすと、子供たちが特に可愛く見える。
なのに夕方からまた仕事がらみの会合に行かなくてはならない。
帰ってくる頃には子供たちは寝ているだろう。
せめて、昼寝の寝かしつけにはつきあってやりたい。

ということで、ルル(末っ子、2歳男)に添い寝して絵本を読んであげることにした。
どの本がいい?と尋ねたら「だいすき、だいすき」と言う。
・・・そうかアレか、と散らかった本棚から探し出した。
ポプラ社の絵本「あなたがだいすき」(鈴木まもる著)である。
2歳程度の子供にお勧めの本であるが、4歳、6歳の姉たちもこの本が好きである。

最初の部分を引用させてもらう。

  わたしは あなたが だいすきです
  せかいで いちばん あなたが だいじ
  あさも ひるも よるも あなたと いっしょ
  いつでも あなたを まもって あげる

こんな調子の一行ごとに、一ページ。
見開きの向かいページには動物(象、カンガルー、熊、猫、鳩など)に抱かれた子供が描かれている。
男の子とも女の子ともつかないような幼い子供。
その子が象の鼻に抱かれていたり、カンガルーのお腹のポケットに入っていたり、
鳩の翼の下で気持ちよさそうに目を閉じている絵である。

ただし、出てくるのは優しげな動物ばかりではない。
ピューマ(チーター?)に乗って走る、鷲の足に乗って飛ぶ子供も描かれる。
きわめつけは恐竜。ティラノサウルスの額に乗っている子供。
ルルは絵本の子供に自分を重ねてみているようだ。

最後の見開きページだけは、動物が出てこない。
子供を抱いているのは、ふくよかな女性。母親、ということであろう。
「とくべつ わたしは あなたが だいすき」という。
このページを読むときはいつも子供をぎゅっと抱きしめることにしている。
(上の子たちに読むときも。)
子供たちも喜んで抱きついてくる。そういう気分にさせる本なのだ。

ほんわかふんわりしたムードの絵に、甘い甘い文章。
母親にとっても、子にとっても、ヤバい麻薬のような絵本だよなぁ、と思う。

できるだけ優しい声で読みながら、心の中には矛盾した思いも出てくる。
「こんなの嘘っぱちだよなぁ」と。
「朝も昼も夜もあなたと一緒」だと?そんな日は週に1回あればいい方だ。
今日だって、この本を読み終わってルルが寝たら私は家を出なくてはならない。
目を覚まして、母がいないと気づいたらルルはどんな気持ちになるだろう。
・・・などということは極力考えたくないのだが。

この絵本を2回読んで「もう寝なさい」と言ったらルルは泣いて抵抗した。
眠りたくなかったらしい。が、泣きながら声が眠そうな声に変わっていく。
泣きながらではあったが、30分後、ルルは熟睡した。
家を出なくてはならない時間になっていたので、急いで支度をして出た。

本の話に戻す。
人間としては、絶対にありえないような愛を語る絵本、ともいえる。
(だから動物が次々に登場するのかな?)
幻想、非現実、ファンタジーの世界だが、絵本だから、これでいいのであろう。

子供は、世界から愛されているかのように錯覚していてもいいと思う。
そうすることによって(お返しのように)世界を愛することを学ぶだろう。

しかし成長するにつれて、その愛が錯覚であることに気づくはずだ。
世界から愛されていないことを知っても、絶望しないでくれることを親として願う。
心の底で自分を肯定する気持ちを、持ち続けて欲しい。
他に愛される存在から、他を愛する存在へと変わっていくためにも。
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近場のビーチ

2005-10-14 22:40:57 | 子供と遊ぶ?(at 沖縄)
弟が撮影した、近所のビーチ。
天然の砂浜ではなく、砂を搬入して造設した人工ビーチである。
それでも、家から車で5分という距離が魅力。

まだまだ泳げる時期ではあるのだが、日中の時間帯によってはこのように誰もいない。
人口密度が低い地域に住むのはデメリットもあるが、このような景色を独占できると
いうメリットは大きい。

亭主が時々、釣りに来る場所でもある。
ミジュン(小さい魚)がビーチまで入ってくると、子供たちでも釣りができる。

風景を画像上に再現してくれた、弟の撮影技術に感謝。
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忘れ物

2005-10-12 00:45:07 | 子供と保育園と学童保育と
今日は、忘れ物があった。
自分の物を忘れたのではなく、子供が保育園に持参すべきものを持たせなかったのだ。

子供たちが通っている保育園では、週に一度、スイミングスクールに行く日がある。
近所のスイミングスクールと契約していて、時間になるとスクールのバスが保育園に
迎えに来る。スクールへも保育園の先生が引率して、連れて行ってくれるのだ。

我が家の子供ではララ(仮称、6歳女)とリリ(4歳女)がスイミングに行っている。
スイミングに行く日は、スイミングバッグを用意しなくてはならない。
中に入れるものは、水着と帽子、着替え1組、タオル1枚、濡れた水着を入れる
ビニール袋1枚。
もちろんスイミングの日も、保育園用の登園カバンを用意して持たせる必要がある。
登園カバンの中身は、着替え5組、昼寝用のパジャマ1組、歯ブラシとコップ、
タオル2種(フェイスタオル1枚とひも付きタオル1枚)、脱いだ服を入れる
ビニール袋1枚、連絡帳(細かい点は年齢によって多少の差がある)。

我が家では毎日、亭主か私かのどちらかが3人分の登園バッグを用意している。
用意するのはたいていは前日の晩。時には登園前の朝ということもある。
今日の分を用意したのは亭主である。
そして、スイミングバッグに水着と帽子を入れるのを忘れたのだ。二人分とも。

保育園でバスに乗る前に水着に着替えるので、その時点で判明したそうだ。
二人ともスイミングに行かず、園に残ってお庭で遊んだ、と言っていた。
「ねーねー(ララ)がカマキリを見つけたんだよ!」とリリが嬉しそうに報告して
くれたのは救いではある。

それにしても。
・・・可愛そうなことをしたなぁ、と亭主は言う。同感である。
亭主も肝心な物を入れ忘れたことにショックを受けているようだ。
準備したのが亭主だとはいえ、彼一人に責任を押し付ける訳にはいかない。
(入れ忘れたことを責め、以後、登園準備が私だけの責任になっても困るし。)
まぁ、こういう場合は連帯責任である。
亭主も私も「ごめんね、水着入れるの忘れて」と子供たちに謝った。

とりあえず、明日の登園準備は私がした。
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