民謡デュオ「ケントミ」の演奏を聴く機会があった。
車椅子で三線を弾き、歌うケンさん(男性)と太鼓を叩くトミさん(女性)のデュオ。
ケンさんは筋萎縮症、トミさんは乳癌。
闘病中、ということになるだろうか。
でも、演奏ではそういうことは感じさせない。
パワフルな、プロの音楽を聴かせてくれた。
私がケントミの演奏を聴かせてもらった場所は、愛楽園。
ハンセン氏病の療養所で、聴衆も車椅子だったり、盲目だったり。
昨年も同じ、2月中旬の金曜日に来たのだそうだ。
聴衆が良かった、というのもあるかもしれない。
音楽の力を見せつけられたような気がした。
聴衆と演奏者とが音楽を通して一体となり、共鳴する場に、私も加えてもらったのだ。
ケントミの演奏のすごいところは「今、生きて、ここにあることの喜び」を
全身を用いた力強い音楽で表現している所だと思う。
満面の笑顔で太鼓を叩くトミさんの姿は、命の輝き。
聴く私たちも、生きてトミさんの太鼓の音を聴ける喜びに満たされる。
ケンさんが歌い、トミさんが太鼓を合わせる童神(わらびがみ)。
赤子の健やかな成長を願う、母の思いが歌われたこの歌をケンさんが歌うと
次の世代に命をつなぐ、大きな生命の流れの歌のように聴こえる。
たとえ今の自分のこの命が終わっても、また続く次の命がある。
命を授かった喜びと、次の命に出会えた幸い。
ケントミが、来年もまた愛楽園で演奏してくれることを願う。
車椅子で三線を弾き、歌うケンさん(男性)と太鼓を叩くトミさん(女性)のデュオ。
ケンさんは筋萎縮症、トミさんは乳癌。
闘病中、ということになるだろうか。
でも、演奏ではそういうことは感じさせない。
パワフルな、プロの音楽を聴かせてくれた。
私がケントミの演奏を聴かせてもらった場所は、愛楽園。
ハンセン氏病の療養所で、聴衆も車椅子だったり、盲目だったり。
昨年も同じ、2月中旬の金曜日に来たのだそうだ。
聴衆が良かった、というのもあるかもしれない。
音楽の力を見せつけられたような気がした。
聴衆と演奏者とが音楽を通して一体となり、共鳴する場に、私も加えてもらったのだ。
ケントミの演奏のすごいところは「今、生きて、ここにあることの喜び」を
全身を用いた力強い音楽で表現している所だと思う。
満面の笑顔で太鼓を叩くトミさんの姿は、命の輝き。
聴く私たちも、生きてトミさんの太鼓の音を聴ける喜びに満たされる。
ケンさんが歌い、トミさんが太鼓を合わせる童神(わらびがみ)。
赤子の健やかな成長を願う、母の思いが歌われたこの歌をケンさんが歌うと
次の世代に命をつなぐ、大きな生命の流れの歌のように聴こえる。
たとえ今の自分のこの命が終わっても、また続く次の命がある。
命を授かった喜びと、次の命に出会えた幸い。
ケントミが、来年もまた愛楽園で演奏してくれることを願う。