死に近き母に添い寝のしんしんと遠田のかはづ天に聞こゆる
のど赤きつばくらめふたつ梁にゐてたらちねの母は死にたまふなり
我が母よ死にたまひゆく我が母よ吾をうまし乳足らひし母よ
岩波文庫「赤光」を久しぶりにひもといた。
若く感受性豊かな茂吉にとって母の死は身を焦がすようなつらさであったことは否めない。
死に近い母を二回見舞い今夜は都心のホテルに泊まっている わが夫は 今 どのような思いだろうか。
のど赤きつばくらめふたつ梁にゐてたらちねの母は死にたまふなり
我が母よ死にたまひゆく我が母よ吾をうまし乳足らひし母よ
岩波文庫「赤光」を久しぶりにひもといた。
若く感受性豊かな茂吉にとって母の死は身を焦がすようなつらさであったことは否めない。
死に近い母を二回見舞い今夜は都心のホテルに泊まっている わが夫は 今 どのような思いだろうか。