Dance×3!

~ひよこの武道館(仮)~

「es」

2006年02月06日 | Mr.Children~CD・うた~
「es」。 そのまんま‘エス’と読みます。
Mr.Childrenのファンの方ならすぐに分かる言葉ですよね。
「な~にを今さら」という感じだと思います。「ミスチルの 【es】 でしょ?」と。
でも、私にとってはこの言葉・・・未だに「ミスチルの 【es】 」じゃないんですよ~ ウエ~ン

私にとっては・・・フロイト「es」・・・ 

そうなんです。実は私、学生時代は心理学を専攻してまして・・・。
で、心理学概論・・・つまり心理学の基礎学の中でしょっちゅう出てきたわけですよ、フロイトやらユングやら・・・
私、嫌いでねー(笑)
「心のしくみ」を理論的に唱えているんですけど、正直言いまして・・・

  「ワカラナイ」

「es」っていうのは「無意識の構造」を説明する際に使われる用語で「欲望の貯蔵庫」とされるものなんです。
「es」から出た欲望は「自我」によって判断され、表に出てくる。
さらに「自我」というものは「超自我」とよばれるものによりコントロールされる・・・。

つまりですね、「es」、「自我」、「超自我」というものによって一般的に言われる「無意識的な行動」がされるっていうわけですよ。
で、こうして「無意識を意識化」することが心理学を学ぶ上では必要とされる、っていうことなんですね・・・

たしかこんなんだったような・・・。
スミマセン、もう10年以上も前に習ったことのうえに、うまく説明できないくらい分かってなくて
雲をつかむような話のような気がして、「読めば読むほど気分が悪くなってくる」
・・・私にとってはそんな概論だったんですよね。

だから、Mr.Childernの曲、『【es】~Theme of es~』が発売されたときはビックリしましたよー。

「え、え、【es】だってぇ~!?ギャアアアア~!」 と。

天敵が現れたようなカンジ(笑)
桜井さんはフロイトの無意識論を読まれたんでしょうかね?それだけで感心します

あ、え~と・・・映画 es はご存知でしょうか?
昔、アメリカで実際に行われた心理実験を映画化したものです。
自我や超自我が効かない状況下では今まで築き上げてきた人格でさえ壊してしまう「es」。
この映画を観れば、頭で理解しようとしなくても人間の無意識下にあるもの・・・それも一番醜い部分を感じとることができます。
ただですね・・・かなりヘビーな映画です。
この映画が公開されたとき、私はひとりでミニシアターで観たんですけど、観終わったあとの後味の悪さといったら・・・
かなりブルーになります。

なので、興味がある方でも元気なとき(心に余裕があるとき)に観ることをオススメします。