記憶の場所

観た映画の感想をつれづれなるままに書き連ねるブログ。週1~2本、たまに映画館。

ドリュー・ゴダード監督「キャビン」

2014-12-01 22:52:04 | カ行
これをホラー映画と言ってしまったらホラー愛好家から殺されるレベル。

ドリュー・ゴダード監督「キャビン」
家族とか友達とかで殺しあって誰も幸せにならないような映画を観たくて(あとジャケットが気になって)借りてきたら、
ホラーの皮を被ったコメディ映画だった。

若い男女5人がキャンピングカーで湖のほとりにあるコテージに泊りに行く(という流れからもう嫌な予感しかしないw)のだが、
その旅行は実は仕組まれたもので…的な。そのせいもあってか死亡フラグのオンパレード。
映画の説明に「待ち受ける衝撃の真実とは!?」ってあったけど、確かに衝撃のオチだった。よく分からないし、こういうのって最後にはミッション成功して5人中何人かが生き残って…みたいな感じだと思うんだけど、結局ミッション失敗してるしw
いろんな意味ですっごく面白かった。けど、これをもし映画館に観に行ってたらがっくりして帰ってくるな。

ツッコみどころばっかりだから最初から最後までツッコみたいんだけどどうしようそうすると盛大なネタバレになるよね。
特に面白かったとこだけ行くか。
この手の映画にありがちのお色気シーンに沸き立つ男性スタッフ。女性が脱がないと分かった瞬間の落胆っぷりが半端ない。お前らw
そしてこの脱ぎそうな姉ちゃんが(薬のせいもあるとはいえ)超煽る煽る。彼氏だけ大興奮。ほかの3人の冷ややかな反応が最高だった。

とにかく何とかして若者を連れ込んで殺したくて…というのが組織の考えで、なぜか日本チーム(絶対「日本を出しとけば日本人喜んで観るだろ」って思って設定してるだろこれ)とアメリカチームだけが生き残ってて、そして日本チームは小学生が謎の除霊を行い生き残るという謎のオチ。何を言ってるかわからないと思うが本当に謎の除霊でなぜか幽霊は蛙になったんだって。なんでかは知らん。

後半はすっごく楽しいです。古今東西の怪物とか伝説の生き物オンパレードです。あれうしとらにこんな研究所あったよね。白面の者のかけらが暴走するところ。
狼男とかユニコーンとか巨大コウモリにアナコンダによく分からない仮面集団にピエロに…ピエロが襲ってくるホラーってなんだったっけ。
でもとにかく怪物たちが研究所内を所せましと駆け回り虐殺の限りを尽くすのがすっごく面白いです。ゾンビが可愛く見えてくるレベル。

楽しかったけど、ホラーを観たい人は観ちゃいけない。ダメ絶対。