神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.205 雨の中

2024-06-19 00:26:59 | 余録
 きょうは、雨の中、宮内公文書館へ閲覧に行ってきました。

(1)地下鉄東西線の竹橋駅を出て竹橋を渡ってしばらく誰も見ませんでしたが、向こうから一人ワカラン人が来ました。見ると傘をさしていません。まるで真冬みたいにフードを頭からすっぽり被って、手を上着のポケットに突っ込んで、歩いて来ました。
 あまりに貧乏くさく見えたので、すれ違いざまに目で、
 「おいおい、ここは日本だぜ・・・。日本に来たら、日本人を見ろよ。そんな格好してるの一人もいないぜ。」
 と言ってやりました。
 すでに英語もロシア語もドイツ語も使われるのを嫌がっていました。こういう時は日本語が有効ですが、ここ一番というときにしぶって出たがりませんでした。

(2)晴れていると、北桔橋門が見えてきます。たとえば、次のように。

   

 少しかすんでますか? まあ、朝ですからね。門だって眠いですよ。オット失礼。
 こういう日は、すぐ下の堀もゆったりとしています。鳥も逆さ影も静かなものです。

   

(3)しかし、次のような厳しい日もあります。
 しじまの中で降りしきる雪・・・。これにはなかなか巡り合えません。
 運よくこういう景色を見ると、頭の中はチャイコフスキーの『ピアノ協奏曲1番』です。



 いい写真でしょう? 
 でも、こういう日は、お堀の方も厳しい。

    

 とはいえ、いいですねえ。何を見ているんでしょうか。

(4)晴れていれば、門に入ってからもいい景色が見られます。

    
 
(5)景色ばかりでなく・・・・。
 もう令和も6年になりましたからいいでしょう。

     
 
 
(6)〽 わが胸の 燃ゆる思いにくらぶれば 煙は薄し桜島山
 これは、えーと、半蔵といわれた人の作でしたか?
 これを恋の詩と思っている人があるということですが、そうではなく、幕末の志士の意気込みを歌ったものです。

 なにが言いたいかというと、燃ゆる思いで、きょう雨の中を閲覧に行ったということです。
 行けばね、かならず何かが出てきます。
 きょうもいろいろありましたが、No.24のあたりで紹介した高木三郎『皇室会計法大意』がどこて使われたのかがわかりました。
 〽 Raindrops keep falling on my head ~
 では。
   

 

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