(1)きょうのニュースで、魚介類が捕れない、育たない、と報じてました。
イカの漁獲が以前の16分の1程度、それも格段に小さい。ホヤは、以前は大人の男性の握りこぶしくらいあったが、捕れたのはその3分の2くらいしかない。もどりガツオがもう捕れた。しかも油ののりがもうかなり良い。などなど・・・。
去年、スーパーで秋刀魚を探したところ、見つかりませんでした。時期なのになぜないのかと思ってよく見たところ、いわしの大きめに見えたのが秋刀魚でした。あまりの小ささに驚いて、かわいそうで買うのをやめました。
漁師が言ってました。「魚が捕れないから、職を探さなければならない」と。
(2)温暖化で、シベリアの凍土が解けています。氷河・氷山が年々痩せていってます。こういうことが続くと、冷たい水が暖かい水の下に潜り込んで水を攪拌し循環させる機能が低下するので、海水の汚染の原因にもなるそうです。
こういう例として、日本では、琵琶湖の例が報告されています。
琵琶湖では、北の山地に降った雪が解けて流入し、それが湖水の下層に潜り込んで湖水の攪拌作用をするため水がきれいに保たれているのだそうです。近年は雪解け水の流入が減少したためにヘドロがたまりやすくなっているとする研究報告番組も見ました。
(3)温暖化にしても、核問題にしても、日本は対応が遅れています。遅れているどころか、2014年の安倍内閣の閣議決定項、ますます防衛予算(軍事費)を増額して、アメリと一体となって戦争をできる国になるように強化されています。
こういうことは、多くの国民はわかっていて、たとえば、自衛隊員の応募者は2012年には11万4000人いたのが、22年は8万人を割り、23年は7万人を割り込みました。また、隊員数は、定員24万7000人に対して22万3500人ほどで、充足率は90%、10%不足です。ところが、最前線で戦闘する兵士である「士」はもっと少なく、充足率68%で、32%不足です。
先日も書きましたが、市役所などが高卒者の名簿を自衛隊に渡すなどはこういう事情が背景にあるわけです。そうすると、憲法上ないはずの軍隊ができて、現に予算も倍増化して強化される方向ですから、この先に徴兵がないとは言えません。
平和憲法を持つ国ですから、日本こそ世界に先駆けて当面の問題の解決に貢献できる国であってほしいと思います。それには、まずそういう人を国民の代表する必要がありますが、日本も、世界も、まずそういうことに最も不適格と思われる人が選ばれているように見えます。ほんとうに悩ましい。
【コレクション 26】
きょうは、「岩を割る木」です。
青梅市三室山
〽ま~け~て~なるか~よ くじけちゃならぬ~
これは、青梅市の三室山で見たものです。No.196で日ノ出山の地図を載せました。三室山はあの地図には載っていませんが、地図のすぐ東〔右〕方向にあります。
日ノ出山に上って、その帰りに寄るのが都合よいかもしれませんが、この三室山だけを目指すのもおススメです。それには、青梅線の二俣尾駅から入ると、1時間半で上がれます。途中には、「展望台」と名付けられたビュー・ポイント〔見晴らしの良い処〕がありますし、大きな愛宕神社がありますから、そこで少し長めに休んでも、2時間あれば、十分たどることができるでしょう。
なお、日ノ出山から来た人が三室山へ行くには、わずかに左方向に迂回するように辿ることになります。そのためメンドウと思うのか、あるいは、通る人が少ないために道が細くなるので、下を通り過ぎてしまう人が多いようです。所要時間はゆっくりでも5~10分くらいのものです。ぜひどうぞ。
きょうはこの辺で。