神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.315 よき日よ来たれ!

2024-10-27 00:17:07 | 時評
(1)27日(日)は投票日ですね。投票箱が締まる20時まではまだ選挙戦が続いていますから、よく注意してみる必要があります。
 アメリカの大統領選挙では、トランプ候補がフェイク(ウソ・デタラメ)を言っているようですが、日本でも、程度の違いはあるにしても、かなり要注意です。
 先日は、新聞が日本維新の会の発言を訂正する記事を載せました。そのほかに、具体性のない政策、財源の裏付けのない政策、絵に描いた餅みたいな政策、口先三寸の政策を叫ぶのもずいぶん聴きました。こういうのも要するにフェイクです。

(2)一つ例をあげましょう。
 たとえば、公務員を減らす・議員を減らすと言うのをよく聞きます。そういうのは、何も知らないで、ただ人気取りで言うだけなので、具体的な中身はまず言いませんが、これでいうと、たとえば、郵政民営化後に国家公務員が100万人から60万人(うち自衛隊員が約27万人)に減りました。その頃に、行政にムダが多い・公務員は遊んでるなどと非難して「10万人減らす」と叫んだ候補者がいました。
 仮に、自衛隊員を10万人減らすというのなら、これは軍事はやらないという日本国憲法の平和の精神にかなっていると言えますが、そうでなく残りの約33万人のうちから10万人減らすのだとすると、これでは行政が立ち行かなくなりますし、窓口にいっても忙しくて相手をしてもらえなくなるでしょう。福祉の現場などはもう機能しなくなります。
 こういうはっきりとした誤りのほかに、最近はSNSなどを使ってのデマの拡散も注意しなければなりません。

(3)私は選挙で棄権したことがありません。投票は投票日に行きますが、期日前投票に2度行ったことがあります。一度は、実地に体験してみたいと考えてのことでしたが、もう一度は、仕事の都合でした。
 でも、選挙というのは、今度の非公認候補への裏公認料2000万円がよい例ですが、ぎりぎりまで何があるかわかりません。どの政党がどんな政策を言ってどんな戦い方をするのか、この政治戦を日々に追って、「正解を外さないように」と願って投票するのが緊張感があっていいように思います。

(4)私は今回も「アベ政治を許さない」の精神です。
 見どころは、憲法9条を守る(平和外交・軍拡反対・核兵器禁止)、気候問題に取り組む、国民生活を守る(賃上げ、医療費・介護費負担を減らす・年金をひき上げる)、裏金・腐敗を許さない(「下駄の鼻緒」もだめ)・・・政党助成金ダメ・・・ウソもダメ・・・かな。
 それから、選挙の時に「泣いて、お願い!」とか、土下座はもう論外! 「泣いて、お願い!」 のアノ人は、確か人を「おろかもの」とののしったことがあり、その前には「東大出」をウリにしたことがある人ではなかったですか? なんともまあ恥知らずなことです。

   
    名前?
【コレクション 98 日本農書全集】
 今日は『日本農書全集』です。この表紙の絵はいいですねえ。どこがいいかというと、私の子どもの頃の農村のようすを彷彿とさせるところです。
 もちろん、昭和の30~40年代には農業の機械化(工業化)が始まっていて、脱穀などはガソリン・エンジンを動力としていましたが、まだトラクター・田植え機・コンバインなどは普及していなくて、作業のようすはこの絵のように人の手によるものでした。
 そのころは、まだ電話もなければ・テレビもない。ラジオも・目覚まし時計もまだ貴重品の時代です。当然のこと軽トラもなく、リヤカー引いて田畑へ出かけて行ったものです。自転車もまだ一家に1台か2台で、納税を証明する鑑札がついていた時代です。
 私も母方の実家で祖母の手伝いをずいぶんしました。おばあちゃ~ん!

  

 この大きさは、B5判、表紙とも32㌻です。ですから、パンフレットというよりも、小冊子といった方がよいでしょう。
 全体は、
 表表紙 上に掲載 裏表紙も同様の農作業図です。
 1~2㌻ 推薦文と原本の印影 
   桑原武夫・司馬遼太郎の両氏のものは下に載せましたが、次のものは割愛しました。
   川田信一郎 東京大学名誉教授 貴重なわれわれの財産


 3~23㌻ 内容紹介〔量が多いので割愛〕
 24㌻と裏表紙裏は推薦文・編集委員紹介と挨拶文
   古島敏雄 専修大学教授・東大名誉教授・農文協理事 「日本農書全集」に期待する
   編集委員:山田龍雄 九州大学名誉教授 飯沼二郎 京都大学教授
         岡光夫 同志社大学教授 守田志郎 名城大学教授
 以上です。

   

 さて、みなさん選挙へ行きましょう。問題はそのうえでのことですね。
 では、この辺で。

   
    多摩川から見た昭島市の空


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« No.314 なにが要点であるべ... | トップ | No.316 闘い開始! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時評」カテゴリの最新記事