(1)トルストイの『戦争と平和』をロシア語で読みたいなあ、それには、あの中にずいぶんフランス語が出てきたから、まずフランス語をやり直さなくっちゃ・・・、でも、『御料局測量課長 神足勝記日記』(J-FIC)は形になったけど、今やっている作業はメモを造るだけで年内一杯はかかる・・・、いつからフランス語の時間が取れるか・・・とか何とか云って、結局、この世ではムリかなと諦め半分です。
(2)ところで、『戦争と平和』は映画化されて、長大なソ連版と、それよりだいぶ短いアメリカ版がありました。ソ連版の主役はリュドミラ・サベーリエワ、アメリカ版はオードリー・ヘプバーン、どちらも労作・名作でしたが、主人公のナターシャ役の成長に合わせて撮影していったソ連版には圧倒されました。
その中で、とくにモスクワを焼き払ってナポレオン軍を迎え入れたロシアの知恵や誇りは見事でしたし、ナポレオンとナポレオン軍の帰還は哀れでした。そして、その後、モスクワの街が再建されて生活が復興すると、チャイコフスキーは『大序曲「1812年」』を作曲して祝いました。あの曲は「祝砲音」まで入っていますね。
(3)今のロシアとプーチン大統領は、どんな思いでいることでしょうか。
「ウクライナなんか、圧力をかければ1週間かそこらで片が付く」と踏んでいたらしいですが、もう2年半もたって、収拾がつかなくなっています。昭和天皇のように「一撃」を加えて戦果を挙げてから終結では長引くばかりで、あらぬ事態を引き起こしかねません。
すでに、これまでの死者は?、戦費は?、この先いくらかかる?、とんとわかりません。
(4)その例を挙げましょうか。
私がまだ中学生だった1964年8月2日、アメリカが北ベトナムに戦争を仕掛けました。トンキン湾事件です。当時は冷戦の時代で、ベトナム戦争はアメリカとソ連の代理戦争といわれましたが、アメリカは2週間程度で決着がつくと軽くみて戦争を仕掛けました。
仕掛ける側は、蹶起にはやって、たいがい見込み違いをします。
結局、この戦争は1975年5月にサイゴンが陥落して終りますが、この間だけでも10年余、死者は米軍側だけで56,000人、戦費は45兆円(1200億ドル)といわれています。北ベトナム側の被害はもっと大きかったでしょう。
(5)ベトナム戦争は、ホーチミンに指導されたベトナム人民が自主独立を守って終った戦争でした。
ウクライナ戦争はどうなるか、ガザはどうなるか。世界を軍事で分断させないために、平和憲法を持つ日本が今こそ平和のために頑張る時と思います。そういう気概のある人が立候補者の中にいそうですか?
【コレクション 70】
きょうは『肝臓の研究』です。
医学にまったく不向きな私が、こういうパンフを持っていました。おもしろいですねぇ。まあ、多少の心当たりがありますから、戒めのために持っています。
でも、〽私は~げんき~・・・どんどん行こう~!
おっとっと!こりゃいかん。
大きさはB5判、4㌻です。なお、黄土色に見えるところは、文字も含めて「金色」です。
全体は、
1㌻ 上掲
2~4㌻ 全部、下に掲載した内容紹介です。
以上です。
1㌻に「HEPATOLOGY」(肝臓学)という単語があります。
「hepat-」は「肝臓」の意を表し、「hepatic」は「肝臓の」、「hepatitis」は「肝炎」・・・肝臓は「沈黙の臓器」といいます。気をつけましょう。
きょうはここまでです。
雲が南西から北東へと蛇行してました
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