(1)いま台風の中心は中国四国地方にあるようですが、ずっと離れた関東でも被害が出ていて、広域的に警戒が呼びかけられています。なんとか注意して頑張っていただきたいと思います。
(2)昼ごろ、テレビ番組を見ていたところ、台風が愛媛県付近にあるとを報じていました。
地図が出て来ると、「神足勝記が歩いたか」、「自分は行ったか」、ということを思い浮かべながら見ることが普通ですが、私は中国・四国地方に行ったことがありませんし、また、神足は、宮島・厳島神社に参詣したのちは、島根県の方に山越えして、日本海側に沿ってぐるりと回り、赤間関〔あかまがせき:下関〕・小倉の方に巡回していて、瀬戸内海はもっぱら船で移動していましたから、私は漠然と位置確認をしているだけでしたが、しばらくして周南市のマツノ書店のことを思い出しました。
(3)マツノ書店は周南市銀座2ー13にある古書店です。もし自宅の近くに在れば、出かけた帰りには必ず立ち寄るであろうような魅力的なお店です。もちろん、行ったことはありませんが、いただいたパンフで見る限りではそういう雰囲気のお店です。古書の売買だけでなく、「維新史料の復刻・出版」にも長年取り組んでこられた有名店です。
(4)私がマツノ書店から「目録・刊行案内・お知らせ」をいただくようになったのは、1995年末か96年初めにお電話を差し上げてからです。そして(途中はまた別の機会にしますが)、2018年8月に店主の松村久氏が逝去されるまで約20年間の長きにわたりました。
この間、マツノさんからいただいたものはすべて専用の箱に取ってありますが、今日見たところ、その最初と最後のものが見つかりましたから、下に紹介しましょう。
左が松村健様よりの「ご挨拶」、右が私の電話への「ご返事」です。
また、マツノさんはミニコミのパンフを何種類か発行されていました。送っていただいたものすべてが手元に残っていますので、その中から、最初に送っていただいた「防長 火車日誌 ’95/12」(170×110mm 4㌻)を裏表とも載せておきます。時間がある方はどうぞお読みください。
1㌻ 4㌻
3㌻ 2㌻
私は、マツノさんが復刻刊行されるのに合わせて、すでに入手困難になっていた稀覯本を順々に揃えることができました。いま棚を見ると、優に3段分を越える量に及んでいます。そしてその最初のものが、高杉晋作の『奇兵隊日記』だったようです。
きょうは、台風の余波・・・です。
みなさん、お気をつけてお過ごしください。では。
日傘?
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