神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.251 戦争詩歌集事典

2024-08-04 00:22:25 | 追憶
(1)きょう、ブラジルの柔道の選手が、指の皮がはがれたの口で切り取って、畳の上に吐き出したそうです。唖然。
 ブラジルでは道場でそうしているのでしょうか。
 それから、それを見逃した審判の資質や品性も問われます。

(2)でもね、スポーツが、立身や国威発揚の機会となってとか、金銀銅のメダル獲得合戦に転落してとか、商業主義とかハコモノ建設の場となってとか、いろいろ言われます。
 スポーツだけでなく、科学も、それだけでなく広く学問も、純粋にそれだけ自身で発展することはまずありません。かならず、背後に企業戦略や、もっと大きく国家の政策があって振興されてくるのが普通です。原爆や核兵器開発がまさにそうですし、実際、多くのスポーツ選手は体のあちこちにスポンサーのワッペンをつけて登場します。広告搭なのです。それがあって、練習も遠征もできる、というのが普通の姿なのはご存じでしょう。
 
【コレクション 38】
 きょうは、まず『戦争詩歌集事典」です。
 これは、A5判大、4㌻のものですから、説明を省いて全面を取り込むことにしました。天眼鏡をでも使わないと、全部を判読するのは難しいかもしれませんが、雰囲気だけでも味わってみてください。

 まず、1㌻と4㌻にあたる処です。
  1㌻ 表紙                  4㌻
 

 つぎに、2㌻・3㌻にあたる処です。
  3㌻                    2㌻

 読めましたか。この大きさではむずかしいかもしれませんね。
 うえの4㌻目に相当する処に短い「あとがき」がありますから、それだけでも大きくしておきますから読んでみてください。
    

 No.235で大塚金之助『人民』をとりあげましたが、歌集には詠んだ人の折々の思いがつまっています。歌集だけでなく、次に載せる「無言館」の「戦没者画集」などもそうで。こういう遺作の、全部でなくとも、一つでも心のどこかに置ことができれば、人や社会に余裕をもって接することができるよすがになるのではないかと思います。

     
     死者はいつまでも若い。それが悲しい。

【コレクション 39】
 もう一つ、『小さな英雄の詩』です。
      

 映画のパンフレットです。この映画は1971年に制作されて、その後いつかはっきりしませんが、多分、神田の岩波ホールで見たのだろうと思います。
 なつかしくて、きょう検索してみたところ、2013年頃にもどこかで上映されたようで、その説明のほか、パンフレット・チラシ・ポスターも1000円から2000円で出品されていました。
 そこで、説明などはそちらに任せることにして、もう一言だけ。
 この映画の中で出て来るオギンスキーのポロネーズはおススメです。これは、ロシアでも知られているようで、ユーチューブでいろいろな演奏を聴くことができます。
 しかし、それにしても残念なのは、こういう反戦抵抗運動のなにがしかを担ってきたはずのロシアがまさの抵抗運動の対象になっていることです。
 ロシアにかつての栄光を! ロシアの英知よがんばれ! 負けるな!
 きょうはここで。

     
 

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