NPO法人 地域福祉協会

清掃事業  森林事業(植栽・剪定)

倉橋由美子著「よもつひらさか往還」を読んで。

2017-07-19 | 書評
だんだん
人生の懊悩が深まり
事業の成功の不能が露わになってまいりますと

現実逃避や退行といった
心理的防衛機制に陥ります。


最近は
昔読んだ傑作文学や未開拓な文学作品を渉猟しております。

その際
倉橋由美子氏の「酔郷譚」という傑作に邂逅しました。


それはあたかも
坂東真砂子氏を彷彿とさせる幻想的なものでありました。

坂東さんは
ある種の強烈なリアリズムでありましたが

倉橋さんのは、よりシュールリアリズムで
詩とファンタジーであり
現実逃避に最適であります。


ついに
滑川の図書館で
「よもつひらさか往還」を発見し
慧君の耽美主義を再発見した次第であります。

ときに
筒井康隆氏の「走る取的」を
自選ホラー短編集で発見しました。

かって
「メタフォルフォセス群島」に収められていたと記憶しております。

いずれにしましても
富山県人から
「あんにゃ何しとらんよ」と言われそうですが

私は毎日
天下国家のために祈り
刻苦勉励していることをお伝えしておきます。


おわり


高橋記(好きな文学者:黒岩重吾氏)