宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

君は君 我は我 されど仲良き

2018-01-22 11:36:37 | 書道

今日は朝から東京では珍しい霰交じりの雨模様。もう4,5日前から凄い寒波が来るとTVではしきりに報道していました。この頃の天気予報は結構当たっています。

そこで久しぶりに書を稽古することにしました。
今《九成宮醴泉銘》を稽古しています。
太い筆で書くのは好きです。墨の香りも良く、静かな時間、集中して自習ができました。

主人は同じ部屋でブログ書きに熱中。ちょっと写真を撮ってもらいました。

”君は君 我は我、されど仲良き”・・・実篤
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毎日書道展

2017-07-20 17:01:24 | 書道

区民センターで一緒に書をしている友人が「毎日書道展」に入選しました。
そこで早速観に上野まで行きました。
会場は幾部屋もあって、入り口で友人の名を告げると入選者名簿を見てどこの部屋にあるか教えてもらえました。
壁いっぱいに何段にも飾られています。
ありました!結構大きな作品です。《足田輝一のツユクサの現代詩》を書かれたのです。
字の大小、細い太い、余白の取り方、全体のバランスなど素晴らしいものでした。
読みにくい草書・仮名が並ぶ中、友人の作品は分かりやすい字体でホッとしました。
帰宅して早速今日の感想をハガキに書き友人に送りました。

折しも今日から同会場で「ボストン美術館の至宝展」が開催されているので、見てきました。

ゴッホの有名なルーアン夫妻の絵画が並んで展示されていました。フランス絵画では印象派の名画が堪能でき、日本の絵画では英一蝶の大きな画《涅槃図》が見事でした。

昼過ぎになったので文化会館内の精養軒で主人と昼食を摂りました。主人はようやく外食ができるまでに回復。

暑い日でしたが書や絵画を鑑賞して、外食も出来てよい一日でした。
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楽しみの書

2017-07-18 12:12:38 | 書道


自主グループで一年半かかって「雁塔聖教序」を書き上げました。

書の先生がお亡くなりになってから有志だけが会を続け、楽しみながら書いています。自宅ではなかなか得られない区民センターでの書の静かな時間・・・とても貴重です。

昨日「雁塔聖教序」を和綴じにしました。主人に得意そうに見せると、「これはお経?」と質問されました。
楷書の字のある教科書として「雁塔聖教序」をみんなで選んだので、内容については恥ずかしながら詳しく知りませんでした。主人はまたたたみかけるように「雁塔って知ってるの?」と聞きます。「うーん???」と私。
「雁塔って中国の何重にも重なって作られた塔だよ」と主人。
早速ネットで検索。ナルホド・・・
菩薩が浄肉を食べた僧を戒めようと雁に化し、空から落ちて死んだ跡に塔が建てられたのが雁塔…とありました。(大唐西域記の故事に由来)

「雁塔聖教序」は唐の三蔵法師がインドより将来した仏典への序文ということが分かりました。
これらの経典・仏像を保存するために雁塔が建てられたそうです。
これで「雁塔聖教序」の何たるかが理解できました。

博学の主人の質問から思いがけなく勉強になりました。
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今年の書道

2016-12-27 18:47:21 | 書道
書の先生が2年前にお亡くなりになりました。
それからは有志少人数の自主的グループとして、月2回区民センターで稽古をしています。

家に居たら絶対味わえない静かな環境で、皆と書に打ち込められる貴重で贅沢な時間です。
先生はいませんが、稽古の終わりに、書をお互い見せ合い批評しあいます。上手な方からアドバイスも頂けます。

今、全員で稽古しているのは褚遂良の《雁塔聖教序》と《奥の細道》。《奥の細道》はこの夏2年越しで全員書き終えることができ皆で和綴じにしました。



あとは自分が書きたいものを各々書いています。
私は方丈記や枕草子、伊勢物語のさわりの部分を書きました。
書いて表紙を付け和綴じにすると自己満足ですが自分なりの作品になります。


やはり先生が教えてくださった時より、自己流の文字になってしまっています。
”緊張感のある、上達を目指す稽古”から”のびのび書くという楽しみのための稽古”になってはいますが、今はそれで楽しいです。

墨の香りのする静かな環境で、筆を滑らせていくと気持ちがスカッとします。

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