NHK教育TVで「こころの時代」という番組があります。
先週7/25は「座禅」についてのお話がありました。
茶禅一味と言って茶道と禅とは切っても切れない関係があります。中国からもたらされた喫茶礼法に禅の精神が入って【茶道】になったのです。
禅宗は座禅と公案の修業です。
私達茶道をするものは座禅の代わりに点前をしっかり行うことが修業です。
35年ほど前に家元道場で第4回国際茶道セミナーに参加したことがあります。日本全国から参加者が集い、3泊4日ほどのセミナーですべて英語でお点前の研修をするというものでした。講師はみどり会の方がたでした。
お点前の勉強、講話のほか、今日庵見学や利休様のお墓参りと座禅がありました。
この時が初めての座禅経験でした。警策棒で肩をバシッと叩かれた感覚を今でも覚えています。
「こころの時代」の講師は山川宗玄師。
お釈迦様が菩提樹の下で8日間座禅をして悟りを開かれたという由来があり、座禅とは「安楽の法門」。
曹洞宗では面壁し、臨済宗では壁を背にして座るなど、宗門・坐禅儀によって差違がある。
座禅は長いお線香が一本燃えつく時間してこれが約40分から50分。これを何回かする。
「調身」「調息」「調心」でするのだそうです。
ちなみに「一寸先は闇」という格言がありますが、その一寸とは短い線香が燃え尽きる時間とのこと。
座禅は暫し静かな中で自分と対峙する時間のよう・・・・東京でも座禅が出来るお寺があるようですのでまた経験してみたいです。