利休道歌に「稽古とは一より習い十を知り、十よりかえるもとのその一」というのがあります。
正にその道歌を反省をもってつくづく思い知ることが起きました。
上のお点前をある個所間違えて皆様にお教えしてしまったのです。
このところ「大円草」というお点前を各クラスでお教えしていました。
今日生徒さんから「先回お稽古したお点前で 私のメモノートと違う手順でした」と言われました。
「えっ、どこが?」と聞くと、「練り上げたお茶をお客様にお出しする手順が」とおっしゃいます。
私は今回お教えした手順が正しいと頭から思っていたのですが、「私のノートも見てみるわね」と言い 見直してみましたら、ナントその方の手順が書かれていました。その方に私が以前にお教えした時は正しくお教えを・・・
ガーン!!!です。思い違いをしていました。大反省です!
事前に頭の中では予習をしていましたが、ノートはサラッとしか見ませんでした。思い込みはダメですね。
何だか宗旦時代の清巌和尚の ”「懈怠比丘不期明日」 (遅刻するような怠け者の僧である私には、明日はない)を思い出しました。
怠けものに明日はない・・・・大反省しました。
一から出直そうと思います。
十よりかえる もとのその一」…≫を、数の言葉ヒフミヨが、平面からの送りモノとして眺めると、[もとのその1]は、[十牛図]に観る一連の流れに[一を聞いて十を知る]が見とれる。
これは、五色の十の[五蘊物指]から[1]が生まれるようだ・・・
この物語の淵源は、3冊の絵本の力で・・・
すうがくでせかいをみるの
マンマルさん
もろはのつるぎ
(有田川町ウエブライブラリー)