宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

宇治、奈良へ

2021-10-29 09:11:52 | 日記



前日までに風炉から炉の設えをさっさと済ませ、天気に誘われて出かけました。
日帰り旅は朝、暗いうちに出発することが肝要です。

まず宇治の平等院へ、お池に映る朱漆の建物はまさに極楽浄土。屋根の上には黄金の鳳凰が光っています。
中にはご立派な阿弥陀様…そして周りの壁にはいろいろな楽器を持った雲中供養菩薩様が何十人と飛んでいます。
まさに、このような風にして我々は極楽に導かれるのかしら?と思いました。
宇治と言えばお茶、参道で煎茶を買いました。宇治橋のたもとには紫式部の石の坐像がありました。

奈良駅からはタクシーで東大寺に。坂上の二月堂から行った方が良いとの運転手さんの助言で二月堂で降ろしてもらいました。ここは春のお水取りで有名な所。欄干の上から奈良が一望できます。お水取りの映像もあり、松明の大きい竿もありました。

坂を下って大仏殿に。修学旅行の生徒さんで賑わっています。
実際の拝見すると大きいですね、大仏殿も大仏様も!
このような立派な建物、仏様を1200年以上前に造られたこと、尊敬、驚愕です。そして再興、再建しながら今まで保たれてきたことも奇跡!
南大門も巨大。東大寺はびっくりすることばかりです。足をのばして正倉院の建物も見に行きました。高床式の校倉作り…中からお道具を出すときはきっと梯子を掛けて入るのでしょう。現在宝物は別の場所に移されているようです。奈良博物館では来月から正倉院御物の展覧会があるようです。

一人、日帰り旅は予め綿密に計画・調査をして出かけます。そして迷ったらすぐ人に聞くことです。みんな親切に教えてくださいます。
今回も計画通りの旅を楽しむことが出来ました。また奈良の仏様がたに会いに出かけたいです。

”菊かおる 奈良には古き仏たち” 芭蕉




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思いがけない贈り物

2021-10-26 18:11:58 | 茶道

S宅配便から荷物が届きました。何か買い物をしたこともなかったので「どこからかしら?」と思いつつも、あて先は私の名前であったので受け取りました。 よく見ると茶道裏千家淡交会からでした。
開封するとなんと喜寿祝でした。京都桂窯の立派な火入れを頂きました。煙草盆に使うものでしょうが、香にも使えそうです。
思いがけない贈り物に驚くやら嬉しいやら・・・
そう言えば賀寿のたびに淡交会からいろいろ頂いたこと思い出しました。飾り扇子、名物裂等。茶名の時も多分出し帛紗を頂戴しました。
この歳まで茶道をずっと続けてこられたことへの感謝こそありますが、裏千家からの思いもよらないお祝いに心から感謝の気持ちでいっぱいです。

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「唱和の式」

2021-10-23 15:03:19 | 茶道

風炉の稽古納めに「唱和の式」をしました。
これは花、香、濃茶、薄茶、歌を詠む・・・・・というように盛りだくさんのものです。
花は10月末ともなると少なくなったので花屋さんで買ったり洋花も用意したりしました。ご自分で持って来てくださった方もありました。
まず、花を一人ずつ入れ、香を聞き、各服点でお濃茶を、お薄は花月で、そして最後に歌を書いて各自披露します。
本当は自分の入れた花について即興で詠むことになっているのですが、難しいのでので予め考えておいてもらいました。
また、亭主が香も濃茶も練るのですが、稽古なので入れ替わって行いました。
お茶の稽古は普段のお点前だけでなく、こういう楽しいものもあること知っていただき、皆様も「楽しかった」と言ってくださり、風炉の良い稽古納めが出来ました。
【水曜クラス】



【土曜クラス】




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日光へ

2021-10-15 16:55:08 | 日記
コロナ感染者が減ってきて、気候も良くなってきたので遠出をしたくなりました。
前から行きたいと思っていた日光に一人で出掛けました。
新宿から一日に一本東武日光駅まで直に行く特急がありますのでそれに乗りました。栗橋駅でJRと東武鉄道で運転手さんが変わります。
栃木県に入ると杉の木林が増えてきます。まっすぐな幹の杉が密集して生えています。またソーラーパネルも目立ちました。
車窓を眺めながら旅情を楽しみました。

東武日光駅からバスで日光の観光地に。
「日光山輪王寺」から拝観。案内の方が詳しく説明してくれます。本殿の千手観音、阿弥陀如来、馬頭観音はすぐ近くで下から眺められましたが、大きく威圧感があります。「いろいろなお願いを仏様の眼を見てしましょう」と言われ、普段はうつむいてするお願いも目をしっかり見ながらお願いをしました。

「日光東照宮」は鳥居をくぐってすぐ五重塔が赤色もきれいにそびえ、その近くの建物で三猿はじめ猿で人の一生を表しています。唐門は白が目立ちます。胡粉が使われているよう。陽明門はやはり絢爛豪華!故事逸話を題材に細かく彫刻が施されていて驚きます。眠り猫も見てそこから急な200段もの階段を上って家康公の墓所へ。休み休み上りました。降りるときの方が怖かったです。
また「鳴き龍」の本地堂では住職さんが天井の龍の眼の下で拍子木を打つと鳴き声が・・・眼の下でないと鳴きません。
「宝物館」では家康の有名な遺訓「人の一生は重荷を負うて…」が展示されていて伝徳川家康筆とありました。


「日光二荒山神社」は縁結びの神社とか・・・

これ等の建物は日光山にあるので標高は634m、スカイツリーのてっぺんと同じ高さとのこと。なのでどの神社も階段が多いこと多いこと!
そして一段一段が高いのです。

修学旅行の小学生が多く、観光客も多く賑わっていました。コロナ減少したため皆マスクはしていますが何だか賑やかで嬉しい気がしました。
よく歩きましたが全く足も痛くならず元気に帰宅。歩数計は11000歩。
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奥伝の稽古

2021-10-09 18:47:21 | 茶道
「行の行台子」の許状を先日お渡ししたので早速その稽古をしました。
昔、私は新しいお点前、特に奥伝の稽古を学ぶときはドキドキ、ワクワクしたものです。

「行の行台子」のお点前は唐物と台天目をしっかり学んでいれば大丈夫です。先週は長板総荘りの稽古で杓立、火箸の扱いを学びましたので、お点前をしやすかったと思います。

お菓子は5種,予め別室で頂いてから始めました。
水曜クラスは3人、今日土曜クラスは5人の方がこのお点前をされました。朝9時から稽古をしていますが今日は午後1時半近くまでかかってしまいました。でもほかの方のお点前も見られたので理解されやすかったと思います。

入門して帛紗捌きからお教えした方も多く、よくここまで頑張って茶道を続けて下さったと私は感無量です。
私もお陰様で、また生徒の皆様と一緒に上級のお点前を復習出来て嬉しいし幸せです。






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