宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

歳暮茶事

2018-12-22 20:36:09 | 茶道

今年最後の稽古は、《歳暮茶事》をしました。
茶事はなかなかできませんでしたが、年越しそばを懐石の代わりにと、思い切ってしました。

10時きっかりに始めます。席入りをして、主客あいさつの後、私が初炭をしました。
その後、私は年越しそばを用意しなければならないのでその間、皆様に今年の一字を墨で書いていただくことに…新しい趣向です。




温かい鰊そばで略式懐石。主菓子を出して中立。


軸から花に変えて、濃茶は茶筅荘・・・一年お世話になった茶筅ですから丁重に赤い糸で巻いて使いました。
そして続きお薄に入ります。お客様が多いので裏で点てて運びました。


全てが終わった後に皆さまが書いた一字についてそれぞれがお話を・・・・一字からその方々の気持ちや思いが伝わり良かったです。
私の一字は《謝》…今年は茶道会館で大寄せのお茶会も生徒さん方のお蔭でできましたし、主人の体調を気にしながらも最後まで稽古が出来たことなど感謝の気持ちで《謝》にしました。



私は亭主でしたが初座まで頑張り、後座の濃茶や薄茶は生徒さんにしていただきました。

思い切って茶事ができてうれしかったです。
今年も無事稽古を終えることが出来ました。

皆さまの一字…挑・庭・笑・学・嬉・無・風・重・変・彩・移・印
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湯たんぽ

2018-12-12 19:49:40 | 日記

子供のころ冬は湯たんぽを入れて寝ていました。一人一個ずつあって、薬缶でお湯を何回も沸かして母が入れてくれていたのを思い出します。エアコンもない時代、火鉢と炬燵で暖をとっていた時代もありました。しかもその炬燵も炭火です。
その湯たんぽを昨日買いました。何故かというと、主人の足が非常に冷たく そのためか?夜中によく《こむら返り》を起こすので、買ったのです。昔ながらの金属製の物もありましたが、今風のポリエチレンのものにしました。
昨夜早速使いました。低温火傷をしないように足元より下の方に置きました。
今朝、足は温かかったです。こむら返りもおきなかったとのこと。
そして湯たんぽはまだ温かかったです。驚くことに午前中くらいまでほんのり温かかったです。
すごい保温力!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

主人に内緒の買い物

2018-12-09 19:36:59 | 茶道
今日茶友の自宅での茶会に行きました。
時間制で私たちの回は12時からです。同席の客は6人。ほんとに小寄席のお茶会です。

寄付きで香煎と小さな干菓子をを頂きました。本席では続きお薄です。

長板に染付のひし形の水指、その前には真っ赤な帛紗に包まれた棗。
お釜は大きな野溝釜。
亭主の友人はお道具の取り合わせが凝っています。そしてお話がとてもお上手!

そして会話の中で「このお道具は実は主人に内緒で買いました」と。
同席のお客様も「そうそう、お道具は内緒よね」と。

私も同感!で思わず相槌を。
内緒で買ったお道具が多いです。主人に知れたらびっくりして「お茶なんて止めろ」と言われそうなものも・・・・



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何事も初回が大切

2018-12-08 14:42:00 | 茶道
今日の稽古は貴人清次花月をしました。
このところずっと貴人点、貴人清次の稽古をしていて、その集大成として貴人清次花月をしたのです。
生徒さんは6人でしたのでまず5人で始めました。
貴人畳には入らない、お茶を飲む人が最初から決まっている、貴人のお茶は次客が取り次ぐ、茶碗を縁中に取り込んでから皆で札を開ける・・・・等ちょっと特長を説明して始めました。
花月は度々しているので、歩き方や札の廻し方などは皆様分かっています。
途中多少間違えながらも、緊張の中 初回は終了。

初回参加できなかった方を入れて2回目をしました。
「2回目は先ほどの間違いをしないよう上手くしましょうね」と声掛けをしながら始まりました。
しかし、思ったほど特に上手くはできませんでした。
私も初回に比べてご指導に力が入らなかったのです。

やはり緊張感をもってできるのは初回ですね。緊張感を持続するのは難しい!
初回が大切!!

そう言えば、書の稽古でもお手本を見て何枚か書いても一枚目に書いたものが一番上手いということがあります。一番最初は緊張感をもって力強く書けるのです。
何枚か書けば上手になることもありますが力強くなくなります。

お料理でも初めて作るレシピは緊張して分量もしっかりはかって上手くできます。しかしそれ以後は分量もいい加減になってあまりうまく出来上がりません。

何事も初回が大切!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

炭不足・抹茶&上生菓子の高騰

2018-12-03 19:09:20 | 茶道
我が家での稽古では炭を使います。
以前は近所の灯油屋さんから、長さ30cmほどで太いものや細いものが混ざっている炭を買って、自分で切っていました。
しかし東北大地震のころから炭がなかなか入荷出来ないと断られるようになりました。
そこでネットで炭を扱っているサイトに注文するようになりました。この時も長い、太さまちまちの炭が10kgほど入っているものを買い、自分で切っていました。
しかし最近は注文しても予約であって、つい先日注文した分はなんと来年1月末頃まで待たなくてはいけないとのことです。そして値段もどんどん上がってきています。
ちゃんと予めサイズに切られた組炭は、お茶会の時には使いますが普段の稽古では…ちょっと贅沢。
そろそろ電熱炉も考えなければとも思っています。

また今日はデパートに抹茶を買いに行きました。いつものお濃茶40gの缶を買いました。そこで店員さんが「今度は30g入りに変わります。少しお安くなりますよ」と。つまり価格は少し安くなりますが、中身がぐんと減るというっものです。
せちがらい世の中です!

和菓子も需要が減ったためかケーキ並みの価格になっています。
先日も生徒さんとお話していて、普段和菓子を買う機会は皆無とのこと。どら焼きや大幅くらいは買うことがあるが上生菓子は買わないとのことでした。
我が家でもお茶の稽古のためには買いますが、普段は買うという発想はありません。
お客様が来るときでも紅茶と洋菓子でもてなすことが多いです。
デパートの和菓子屋さんも売れ残りが出ないようこの頃では一日に入荷する数量を制限しています。

茶道ではお金の話はしてはいけないと言いますが、思わず書いてしまいました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする