宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

早朝の庭仕事

2023-04-29 09:11:11 | 日記

朝早くはまだ気温が上がっていないので、庭仕事に精を出しました。まだ蚊はいません。
山吹がどんどん広がっています。また蔓日日草も、ドクダミも・・・水仙はもう葉が倒れています。蔦も勢いが良いです。
これ等をどんどん整理して、草も抜き、落ち葉も片づけて1時間15分ほどかかって終えました。45リットル袋2個分もごみが出ました。
しゃがんでの作業があったので腰が痛くなり、本当はまだまだしたかったのですが止めました。
綺麗な花を楽しませてくれた草木ですからすっきりとさせました。
連休中にまた作業をしようと思います。
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「大阪の日本美術展」@東京ステーションギャラリー

2023-04-26 18:12:00 | 美術

朝から雨で、庭仕事もできないし、家事もする気が起きないので「こういう日は外出!」と思い、「大阪の日本美術展」に行くことにしました。
商工業都市として栄えた大阪は京都や東京とは違った独自の文化があります。

まず北野恒富の大きな女性像があります「摘草」は等身大の庶民のやさしそうな女性。「淀君」は強そうな女性に。
生田花朝「浪速天神祭」↑「四天王寺聖霊会図」は大きな円の中に細かく建物や人が描き込まれていて儀式の様子を表した絵。生田花朝の絵はお祭りの人々の表情も細かくて楽しめました。

菅楯彦「阪都四ツ橋」↑橋のたもとのお店や人々の様子を生き生きと。
矢野橋村は山水画を、田能村直入などの文人画も中国趣味の絵を。

大阪と言えば船場、商家の床の間を飾る絵や、女流画家の絵も沢山出ていました。島成園「祭りのよそおい」↑は商家の子供たちは着物も髪飾りも履物も豪華なのに右の子は粗末な着物に裸足に草履…女性画家の視点を表していると感じました。

今回初めて名を知る画家も多く、近代大阪で活躍をした画家の絵を沢山鑑賞できました。
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「東福寺展」@東博平成館

2023-04-20 16:05:20 | 美術

東福寺は2020年、紅葉の時期に行きました。通天橋からの眺め、素敵な個性的な庭の印象ばかりで、仏像、絵画などの美術鑑賞の印象がなかったのでこの展覧会に行きました。

南宋で無準師範から禅を学んだ円爾が創建した禅寺です。
明兆の描いた円爾の肖像画は大きいです。無準師範像は国宝。国宝と重要文化財が多いです。

円爾79歳の遺喝、私も近い年齢なのでちょっと感傷的になりました。

期間中掛け替えがあるので「達磨・蝦蟇鉄拐図」は残念ながら見られませんでしたが、「白衣観音」の特大サイズの絵は見られました。

東福寺のご本尊はとても大きいものだったそうですが、火災で焼失、仏様の手だけ展示されてましたがとても大きい手でした。
今のご本尊の脇侍の阿難と迦葉はご本尊の方に首を向けている珍しいお姿でした。

「二天王立像」は高さ3m34cmもあり大きさに驚きました。

仏絵師の明兆は「五百羅漢図」を34歳の時に描き、今回14年かかって修復されました。そのうちの15枚ずつが会期毎に展示されています。羅漢さんの日常のユーモアのある絵も多く、絵の横に漫画風に解説されてるものもありました。

上野は平日にもかかわらず多くの人が、外国の方も目立っていました。本館ではじっくりと日本美術を見ている外国人も多かったです。
浮世絵の擦り方を展示してあるところでは、実際にハガキに順に色スタンプ?を押していくと写楽になるというのに挑戦。隣の外国の男性と出来上がった時お互いにニコリと・・・

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炉・最後の稽古

2023-04-19 17:24:07 | 茶道

今日は炉の最後の稽古日です。
久しぶりに「貴人清次花月」をしました。

コロナも完全には終わっていないので、清次用の千鳥茶巾を3枚用意してそのつど替えるようにしました。 

この花月の特徴は茶を頂く方が予め決まっていることです。貴人だったら貴人茶碗で、清次でしたらお供の茶碗で薄茶を点てます。
千鳥板の扱いも 一の月が貴人の場合と清次の場合では違います。
「月」「花」「松」と名乗る時期もいつもと違います。
いろいろ考えながらしないといけないので、大変ですが、3回も稽古でき、良い炉の稽古納めが出来ました。
難しいものは楽しいです。

毎年連休中には炉から風炉の設えを変える作業をします
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生徒さんから招待されたお茶事

2023-04-13 17:06:09 | 茶道

昨年茶名を拝受された方から茶事のご丁寧なご案内を頂き、昨日水曜クラスの皆様と共に伺いました。

新宿のビル内の茶室ですが、露地も設えていて露地草履で通い 蹲で清め席入りをします。
川端康成も訪れたことがあるという由緒あるお茶室です。床は二畳です。お軸は「一期一会」横物で足立泰道老師の力強い文字。これから始まるお茶事に期待が高まります。


主客ご挨拶の後 初炭点前。羽箒は孔雀、お香合は金色の花喰い鳥。
その後懐石に入ります。プロのお料理なのでどれも大変美味、亭主は5人分のお料理を何回もお運びくださいます。

主菓子を頂き中立。

銅鑼の響きを謹んで聞き、またお茶室に。床は花に変わっています。
いよいよお濃茶点前です。ご亭主の方はお稽古通り落ち着いて綺麗な所作でお濃茶を練られます。正客の私はそれを頂きます。
深い味わいで甘さも残る、お練具合もちょうどの大変美味しいお濃茶を感慨深く有難く頂きました。

続きお薄になりお薄もきれいなお茶碗で美味しく頂きました。
お客様にはいろいろと季節感のあるお茶碗で、それぞれのストーリーもご披露され、皆様と感嘆しながら拝見しました。

このお茶事で、また良かったことは水曜クラスの方々が水屋でお薄を点てたり入れ代わり立ち代わりご亭主に協力されていたことです。予め話し合いで決めておられたそうです。絆を感じました。

何十年も茶道教室をしていますが生徒さんからお茶事に招かれたのは今日が初めてで、幸せ感じる、感慨深い事でした。
私も早速お礼の文を送りました。

コメント (2)
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